自社ローンは絶対通る?審査対策とほかの選択肢を紹介【FP解説】

執筆者・監修者
伊藤 真二ファイナンシャルプランナー/編集長
更新日:2026.02.13

車を購入する際に、自社ローンならば審査に絶対通ると聞いたことがある方もいるでしょう。本当に誰でも審査に通るのであれば、ブラックリストに掲載されていたり、年収に不安があったりする場合、自社ローンを利用したい方も多いはずです。
そこで、自社ローンは本当に絶対通るのかについて、ほかのローンとの違いや利用する際の注意点と併せて解説します。
【この記事のポイント】
✔ 自社ローンでは頭金を用意したり保証人を立てることで審査に通りやすくなる
✔ 自社ローンでも支払い能力が重要視されるため、絶対通るとは限らない
✔ ローンよりも審査に通りやすく、新車に乗れるサービスもある
目次
自社ローンとは?絶対通るといわれる理由

結論からいえば、自社ローンは誰でも絶対通るとはいい切れません。
自社ローンとは、購入代金を販売店に立て替えてもらい、分割で支払っていく仕組みのことです。
ローンといえど実際には金融商品ではなく、信用情報の照会が行われないこと、また、販売店が独自の基準で審査することから、銀行やディーラーローンと比べると審査に通りやすい傾向があります。
特に、支払遅延など金融事故の記録がありローンが通らない方でも自社ローンで車を持てる可能性が十分にあります。
ただし、それでも審査に落ちてしまうケースもあるので注意が必要です。次のセクションでは審査に落ちやすい方の特徴を解説します。
車を手に入れたいのであれば、自社ローンで車を購入するのではなく、カーリースを利用する方法もあります。
カーリースは頭金などの初期費用ゼロ、月々定額で新車に乗れるサービスで「車のサブスク」としても知られています。
カーリースにも審査はありますが、ローンの審査よりハードルが低いとされています。
また、カーリースの「カーリースカルモくん」には「お試し審査」があり、審査に通るかどうか簡単に確かめることができます。
自社ローンでも審査に落ちやすい方の特徴

自社ローンを利用すると、販売店は、利用者に車両代金や諸費用をすべて支払ってもらう前に車を引き渡すことになります。そのため、全額を回収できない可能性がある方とは、契約を結ばないと考えられます。
・現時点で安定した収入がない方
・収入の証明ができない方
・選んだ車の金額が年収に見合わない方
などは審査に落ちやすい傾向があると言えるでしょう。
これらに当てはまる方、審査が不安な方は、自社ローンであっても事前に審査対策を行うことが重要です。
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自社ローンの審査に通りやすくするポイント

ここからは、ファイナンシャルプランナーの伊藤真二さんのコメントを交えながら、自社ローンの審査対策を詳しく解説していきます。
年収と車の代金のバランスを考える
自社ローンの審査では、年収を基に、車の購入代金をきちんと支払いきれる能力があるかが重視されるといわれています。
たとえ安定した収入があったとしても、年収額に見合わないような高額な車を選んでいると、審査に落ちてしまう可能性があります。また、すでに多くの借入金がある場合も注意が必要です。
支払い能力があると判断してもらうためにも、現在の年収や借入状況を踏まえた車を選びましょう。

ファイナンシャルプランナー・伊藤さん
保証人を立てる
年収が低かったり、ほかにローンや借入れがあったりする場合は、保証人を立てることで審査に通る可能性を高められます。
保証人とは契約者が支払い・返済できなくなった際に、代わりにその義務を負う人のことで、販売店にとっても車両代金を回収する安心材料となるからです。
なお、保証人は配偶者や親、同居している親族などになってもらうのが一般的です。

ファイナンシャルプランナー・伊藤さん
そもそも自社ローンは所有権の関係から、保証人を求められることは多くないかもしれません。ただし、保証人を立てることで、審査通過の可能性は上がりますから、その手段がある自社ローンであれば、場合によっては利用することもアリとも思います。また、そういった相手がいない、気を遣うから面倒という方には販売店自体が保証制度を持っていてそれを利用することもできる場合もあるようです。
頭金を用意する
頭金を用意することで、支払い金額を少なくできるため、審査を有利に進められます。

ファイナンシャルプランナー・伊藤さん
頭金を入れることで、借入額が減り、その後の支払額も少なくなりますし、自社ローンに含まれる手数料などの総額も減らせますから、良いことしかありません。
しかし、手元資金をすべて頭金に回すと、万が一の出費に対応できなくなります。車の利用後にかかる費用も念頭に置き、その金額を決めるようにしましょう
収入証明できるものを正しく用意する
自社ローンの審査では、安定した支払い能力を確認するため、直近の給与明細、確定申告書などの収入証明書類を提出することで、有利になる可能性もあります(原則求められるという販売店も多いです)。
自社ローン利用時に注意したいデメリット

一般的なローンより審査に通りやすい自社ローンですが、利用するにあたり、知っておくべき注意点もあります。
まず、実際の自社ローン利用者の声をみてみましょう。

Aさん
銀行のマイカーローンでは審査に通らなかったので、自社ローンを利用して中古車のボルボV90を購入しました。一度審査に落ちた私でもローンが組めたのは助かりましたが、手数料が高いのが残念でした。

Bさん
車買替え時の下取り価格が思っていたより安く、手持ち資金が不足したため自社ローンを利用して新車のオデッセイを購入しました。希望していた新車を購入でき満足ですが、車検証の名義が販売店であることからローン完済まで売却できないのは困りました。
こうした利用者の声から、以下のデメリットを知った上で自社ローンを検討するようにしましょう。
高額な手数料が発生する場合がある
自社ローンでは、手数料や保証料が車両本体価格に上乗せされるのが一般的です。金額は販売店によって異なりますが、ディーラーローンの利息よりも高くなってしまうケースがほとんどです。
事前に手数料や保証料の金額を確認し、シミュレーションした上で決めるようにしましょう。
申し込める金額が低く分割払いの回数も少なめ
自社ローンは、販売店が費用を立て替える形となるため、一般的なローンより申し込める金額が低くなっています。また、分割払いの回数も12~36回程度(1〜3年)が主流で、短期間での支払いを求められる傾向があります。
そのため、希望車種を購入できるだけの金額を借りられなかったり、借りられたとしても返済が苦しくなったりするリスクがあります。
利用できる店舗や車種が限られる
一般的なローンを利用して車を購入する場合は、基本的にすべての販売店から車を探せますが、自社ローンは、その販売店からしか選ぶことができません。また自社ローンを利用できるのは中古車販売店がほとんどで、車の選択肢の幅が狭くなります。
また、先述したように、自社ローンで使える金額には上限があるため、安く売られている車から選ぶケースが多くなります。安い車は状態が悪い場合もあり、購入後に修理費用がかさむリスクもあるでしょう。
車の名義が販売店側になる
自社ローンで車を購入した場合、返済が完了するまで車の名義は販売店になります。そのため、途中で売却することはできず、やむをえない事情で車を手放すことになった場合は、残債を一括で返済しなければなりません。
また、毎月きちんと返済をしていても、販売店側が途中で倒産してしまうリスクもあります。その場合、自身の車も販売店の資産の一部として引き揚げられてしまう可能性もあります。
GPSや遠隔制御装置をつけられる場合も
自社ローンを取り扱っている販売店の中には、途中で返済が滞った場合に、すぐに車を差し押さえられるようにGPSをつけたり、エンジンがかからないようにできる遠隔制御装置をつけたりしているところもあります。
あまり気持ちのいいものではないほか、遠隔制御装置を取り外す際には費用がかかるケースもあるため、事前に確認するといいでしょう。
自社ローン利用時の家計への影響も考えよう

自社ローンを利用する場合、コストや家計への影響から以下の2点に留意するようにしましょう。
支払総額が割高になりがち
自社ローンの手数料は販売店によって異なりますが、一般的に車両価格の10〜20%が相場です。
車両価格100万円で手数料15%の場合、支払総額は115万円になりますが、銀行系のマイカーローンやディーラーローンと比べると割高になります。
分割回数が少ないため月々の負担が大きい
たとえばディーラーローンの一般的な返済期間は3〜5年ほどですが、自社ローンの場合、支払い期間は1〜3年(分割払い12~36回)と短めに設定される傾向があります。
注意したいのは、分割回数が少ないぶん、月々の負担が大きくなることです。毎月の支払いが家計を圧迫しないように、あらかじめ留意するようにしましょう。

ファイナンシャルプランナー・伊藤さん
自社ローンでは、支払総額だけでなく、月々の負担も大きくなりがちであることにも注意しましょう。その両方の点から、特に支払いが滞らないように、自社ローンにあてる金額を設定することが大切です。
ローン審査に落ちた方も利用中!負担を抑えて新車に乗る方法
自社ローン特有のデメリットがなく、初期費用不要で車に乗れる方法としてカーリースがあります。
カーリースはお金を借りるのではなく車を借りるサービスで、契約期間に応じた月額料金を支払いながら車を利用します。審査はありますが、契約期間を長くすることで審査対象となる金額も下げやすく、月々の負担を抑えられるのもポイントです。
自社ローンのデメリットが気になる方は、カーリースも検討してみるといいでしょう。
自社ローンとカーリースの比較表
| 自社ローン | カーリース | |
|---|---|---|
| 初期費用 | 頭金が必要な場合も | 0円 |
| 月々の負担 | 大きい (支払い期間が短い) |
契約期間を長くすることで料金を安くできる (最長11年) |
| 車の選択肢 | 限定的(中古車中心) | 豊富(新車も可) |
| 車の名義 | 支払い完了まで販売店 | 契約期間中リース会社 |
| 手数料 | 10〜20%程度 | なし(月額料金に含む) |
こうしたカーリースのなかでもおすすめなのが、業界最安水準*の月々13,810円から新車に乗れる 「カーリースカルモくん」です。
その特徴として以下の点が挙げられます。
審査のハードルが低い:月額料金が安く審査に通りやすい傾向がある
車の選択肢が豊富:国産全メーカーの全車種から新車を選べる
月々の負担を少なくできる:最長11年契約可能で月額料金を抑えられる
維持費コミコミ:プランによってはメンテナンス費用も月額料金に含められる
なお、7年以上の契約で「もらえるオプション」をつければ、契約満了時にそのまま車をもらうことも可能です。車の購入にこだわり自社ローンを検討している方にもカルモくんぴったりといえます。
<カルモくん利用者の声>

Kさん(60代)横浜市在住 S660を7年契約中
「カーローンの審査は何回か試したけど無理でした。でもカルモくんに相談したら審査に通ったのでびっくり。新車に乗れているのはカルモくんのおかげです」

Kさん(40代)川崎市在住 ムーヴを賃貸期間11年で契約中
「ローンの申込みをしたけど審査に通らなかったんです。以前、携帯代を払い忘れていたのが影響していたみたいで。カルモくんは問い合わせ時の対応もクリアで不安なく申込めたのもよかった点です」
なお、カルモくんには無料の「お試し審査」があり、審査に通るか確認したい方にもおすすめです。審査の結果は通常翌営業日にはわかり、結果を基に予算や納期に合った車種を紹介してもらえます。
審査通過が難しい方には、独自審査の自社リースも案内してくれます。審査に不安がある方も一度トライしてみるといいでしょう。
*文末の制作日における調査結果に基づく。調査概要はコンテンツポリシー参照
※この記事は2026年2月3日時点の情報で制作しています。
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よくある質問
- Q1 自社ローンは「絶対通る」というのは本当?
A:自社ローンの審査は過去の支払状況などの信用情報は重視されない傾向があるため、通常のカーローンよりも審査のハードルは低いとされています。しかし、契約後の返済能力の有無はきちんと審査されるため、絶対通るとは限りません。
- Q2自社ローンの審査に通りやすくするには?
A:自社ローンの審査では現在の返済能力が重視されます。そのため、現在の年収や、そのほかのローンや借入状況などを踏まえて借入額を調整したり、場合によっては保証人を立てたりすることが有効です。
- Q3ローン審査に不安がある場合、自社ローンはおすすめの方法?
A:自社ローンは絶対通るとは限らず、高額な手数料が発生したり、車種の選択肢が狭くなったりといったデメリットもあります。そのため、審査が不安な方には、一度ローンの審査に落ちた方でも多くの方が利用できており、月々の定額料金だけで利用できるカーリースがおすすめです。





一般的に、返済総額は月収の25〜30%以下におさえておくといいでしょう。これが、生活に無理がおきないと言われる上限とされていますし、それをもとに審査もされていると言われています(自社ローンの場合は販売店次第なので、それ以上の可能性もあります)。
ただし、審査が通って借りれたとしても、30%までなら生活に無理が無いって言うわけではありません。人によってエンゲル係数も違いますし、そもそもの月収によっても他の出費が占める割合は変わりますので、一概には言えない話です。生活の話で言えば少ないに越したことはないです。