銀行系マイカーローンの特徴は?審査傾向や審査に落ちたときの対処法も解説
更新日:2024.06.15各銀行が提供するマイカーローンは、金利や審査傾向にさまざまな違いがあるため、事前にそれぞれの特徴を押さえておくことが大切です。
そこで、銀行系マイカーローンの特徴について、ディーラーローンと比較しながら解説します。また、審査に落ちてしまったときの対処法や、審査に通りやすいといわれているサービスについても見ていきましょう。
【この記事のポイント】
✔銀行系マイカーローンは金利の低さや購入者に所有権があることが魅力
✔銀行系マイカーローンは、契約前に借入上限額や借入期間などの確認が大切
✔マイカーローンの審査に落ちたときは審査に通りやすいサービスを利用しよう
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- 銀行系マイカーローンとは?
- 銀行系マイカーローンとディーラーローンの違い
- ローンの種類によって返済総額はどれくらい変わる?
- 銀行系マイカーローンを選ぶときに見るべきポイント
- 銀行系マイカーローンの審査対策
- 銀行系マイカーローンの審査に落ちてしまったら?
- 金利・頭金・初期費用0円の新しい車の乗り方
銀行系マイカーローンとは?
銀行系マイカーローンとは、その名の通り、銀行や信用金庫といった金融機関によって提供されている自動車ローンのことです。マイカーローンには、ほかにも信販系やディーラー系などの種類がありますが、銀行系のローンは最も金利が低い傾向があります。そのため、支払う利息総額を抑えられる点が魅力でしょう。
マイカーローンって何?車のローンの種類や審査通過に必要なこと
銀行系マイカーローンとディーラーローンの違い
銀行系マイカーローンの利用を検討する際によく比較されるのが、ディーラーローンです。両者にはどのような違いがあるのか、それぞれの違いをここで確認しておきましょう。
金利
まず金利については、銀行系マイカーローンは1.5〜4%、ディーラーローンは4〜8%が相場となっています。金利が低ければ利息も安く抑えることが可能です。そのため、なるべく支払うお金を安くしたい方は銀行系のマイカーローンがおすすめといえるでしょう。
なお、金利については返済中に利率が変化しない「固定金利」と、市場の変化に応じて利率も変化する「変動金利」の2種類があります。それぞれにメリットとデメリットがあるため、どちらの金利が採用されているかについても、契約前に確認しておくようにしましょう。
審査傾向
マイカーローンを利用するには、審査に通過する必要があります。審査傾向については明確ではないものの、ディーラーローンより銀行系マイカーローンのほうが比較的きびしいといわれています。
その理由として、銀行系マイカーローンの金利の低さが挙げられます。金利が高いと利息分で収入を得られるので、万が一融資したお金が返金されなかった場合でも損失を減らせます。
一方で、金利が低いローンは回収できるお金が少なくなってしまうため、もしもの際に損失額が膨らむ可能性が高くなります。そのため、金利を低く設定している銀行系マイカーローンの審査はきびしいといわれています。
車の所有権
車の所有権についても、それぞれ違いがあります。銀行系マイカーローンではお金を借りるという形式が基本です。そのため、車の販売店に対して現金を支払うことが可能になり、所有権は車の使用者本人となります。
それに対し、ディーラーローンでは借入れを行う際に車を担保とするケースが一般的です。つまり、所有権はローン会社にあり、返済ができなくなった場合には車が回収されるリスクがあります。なお、ローンを完済すれば所有権は使用者本人に移りますが、その際には別途手続きしなければなりません。
このように、所有権についてもそれぞれ違いがあるため、事前に理解しておくようにしましょう。
手続き方法
手続きに関しては、銀行系マイカーローンのほうが手間と時間がかかる傾向があります。銀行系マイカーローンでは、販売店で車の購入契約をした後、銀行まで出向いてローンの申込み手続きを行う必要があり、さらに書類もさまざまなものを用意しなければならず、審査期間も1週間ほどかかるのが一般的です。
それに対し、ディーラーローンは手続きが簡単で、車の購入と同時にローンに申込むことができます。また、審査の結果が出るのも比較的早く、さまざまな手続きをスピーディーに完了できるのはメリットといえるでしょう。
ローンの種類によって返済総額はどれくらい変わる?
銀行系マイカーローンとディーラーローン、それぞれで金利が異なるのは先述したとおりです。ただ、実際に支払うことになる金額がどれくらい異なるのかは、数字で確認しないとわかりにくい部分もあります。
ここでは、借入期間別に金利3%の場合と6%の場合で、それぞれどのくらい返済総額が変わってくるのかシミュレーションしてみましょう。
〈借入期間3年の返済総額〉
借入金額 | 100万円 | 150万円 | 200万円 | 250万円 | 300万円 |
---|---|---|---|---|---|
金利3%の場合 | 1,046,922円 | 1,570,383円 | 2,093,847円 | 2,617,308円 | 3,140,769円 |
金利6%の場合 | 1,095,189円 | 1,642,782円 | 2,190,378円 | 2,737,974円 | 3,285,567円 |
返済総額の差額 | 48,267円 | 72,399円 | 96,531円 | 120,666円 | 144,798円 |
※JAバンク マイカーローン返済シミュレーションにて、借入期間3年、頭金・ボーナス払いなし、元利均等返済で試算した場合の概算値です
〈借入期間5年の返済総額〉
借入金額 | 100万円 | 150万円 | 200万円 | 250万円 | 300万円 |
---|---|---|---|---|---|
金利3%の場合 | 1,078,120円 | 1,617,180円 | 2,156,240円 | 2,695,300円 | 3,234,360円 |
金利6%の場合 | 1,159,965円 | 1,739,950円 | 2,319,935円 | 2,899,920円 | 3,479,900円 |
返済総額の差額 | 81,845円 | 122,770円 | 163,695円 | 204,620円 | 245,540円 |
※JAバンク マイカーローン返済シミュレーションにて、借入期間5年、頭金・ボーナス払いなし、元利均等返済で試算した場合の概算値です
上記の表を見てもわかるとおり、金利の違いは返済総額に大きく影響します。借入期間3年で借入金額300万円の場合、金利3%と6%では約14万5,000円も差額が生じます。また、同じ300万円の借入れで期間が5年になった場合には、約24万6,000円も支払う金額が変わります。
こうした違いについても、マイカーローンを組む前にしっかりと押さえておきましょう。
銀行系マイカーローンを選ぶときに見るべきポイント
同じ銀行系マイカーローンでも、銀行によって借入上限額や最高金利などが異なります。どのような点に着目して選ぶべきなのか、ここでは銀行系マイカーローンを選ぶときに見るべきポイントを解説します。
借入上限額と借入可能期間
まず、借入上限額と借入可能期間を確認するようにしましょう。借入上限額については、1,000万円ほどとなっているケースが多くありますが、ローン会社によってはかなり低くなっていることもあります。契約を行う前に、上限額がいくらなのかしっかりチェックしておきましょう。
また、借入可能期間は1〜10年ほどである場合が多い傾向です。期間を短くしすぎると毎月の返済額が大きくなってしまうため、家計の状況と照らし合わせて無理なく返済できる期間を設定するようにしましょう。
最高金利
ローンを契約する前に、金利についてもしっかりチェックしておきましょう。最低金利ばかりに注目してしまいがちですが、最高金利も欠かさず確認することが大切です。
銀行系マイカーローンでは「年利1.5~4%」などのように、最低金利と最高金利の両方が示されます。このケースであれば1.5%に目が行きがちですが、必ずその金利が適用されるわけではありません。
いくらの金利になるかは、そのときの状況にもよるため、リスクに備えて最高金利でも問題なく返済できるかあらかじめシミュレーションしておくことが大切です。
契約手続きや返済方法の利便性
契約手続きや返済方法がどうなっているかについても注意しましょう。銀行系マイカーローンでは、実際に銀行まで出向いて手続きを行うケースが多く、こうした手続きの煩雑さをデメリットと感じてしまう方もいるでしょう。
ただし、近年ではこうした手間をかけずにウェブ上から契約手続きを行えるローン会社も増えています。そのため、手間や時間をかけたくない方は利用するローン会社の利便性についても確認しておくことが大切です。
各種手数料
銀行によっては繰上返済などを行う場合に手数料を設けていることがあります。繰上返済とは、毎月の返済額とは別にまとまった金額を返済する方法です。この返済方法を用いることで、結果的に利息分の支払いを安くでき、返済総額を減らせるメリットがあります。
ただし、この繰上返済に対して高額な手数料が設定されていると、せっかくのメリットが意味のないものになってしまいます。そのため、今後繰上返済を検討している場合は、なるべく手数料がかからないマイカーローンを選ぶのがおすすめです。
独自キャンペーン
銀行系マイカーローンでは特定の対象者や期間によってキャンペーンが実施されているケースがあります。具体的には、期間限定で金利が低く設定されているケースなどです。
キャンペーン期間中にローン申込みを行うことで支払総額を安く抑えることもできるため、定期的にチェックしてみましょう。また、普段から使っている銀行に申し込むことで特典が受けられるケースもあります。
銀行系マイカーローンの審査対策
銀行系マイカーローンの審査に通るためには、事前にしっかりと対策しておくことが大切です。
ここでは、銀行系マイカーローンの審査対策について詳しく解説します。
先に仮審査を受けておく
マイカーローンの審査に落ちてしまわないか不安な方は、仮審査を受けてみるのもひとつの方法です。仮審査とは、本審査に先立って実施される簡易的な審査のことで、借入希望額と年収などを基に審査に通るかチェックしてもらうことができます。
ただし、あくまでも簡易的な審査のため、仮審査に通ったとしても本審査で落ちてしまう場合もあります。そのため、過度の期待はせず、ひとつの目安として考えるようにしましょう。
頭金を用意する
頭金を事前に準備しておくことで、マイカーローンの審査を通る可能性を高める方法もあります。審査では、申し込んだ方の返済能力をしっかりとチェックされます。頭金を用意すれば、ある程度の経済力があるという証明が可能です。
また頭金を用意した場合、結果として借入額を減らすことができるのもメリットです。支払う利息総額が減るため、資金に余裕がある場合は積極的に検討してみましょう。
保証人を立てる
マイカーローンを組む際、基本的には保証人は必要ありませんが、状況によってはローン会社から保証人を立てるよう求められることがあります。例えば、収入が不安定な方などは保証人を求められることもあるでしょう。また、信用情報に傷がある場合も保証人を立てるように言われるケースもあるようです。
もし、ローン会社からそうした要求があった場合、安定収入のある親族などに保証人となってもらうことで、審査に通る可能性を高められるでしょう。
ほかのローンを完済する
これから申し込もうとしているマイカーローン以外にもローンを組んでいる場合は、事前に完済しておくことをおすすめします。マイカーローンの審査では、ほかのローンの借入状況もチェックされます。
もし、ほかにもローンが残っていると、返済能力を疑問視されて審査に通らない可能性があるでしょう。こうしたことから、ローン残債がある場合、先に完済させておくのが望ましいといえます。
審査前の転職は避ける
マイカーローンの審査では、勤続年数もチェックされます。支払い能力を判断する上で、長期的にひとつの会社で働いている方のほうが収入が安定しているとみなされやすいため、審査前の転職はできる限り控えましょう。転職したばかりの場合は、最低半年以上は勤務してから審査を受けることをおすすめします。
なお、事前に審査に通るか確認できる「お試し審査」という方法もあります。マイカーローンと同じ分割払いで新車に乗れるかどうか簡単に診断することができるので、このような方法も積極的に試してみましょう。
※審査に通っても契約にはなりません
銀行系マイカーローンの審査に落ちてしまったら?
銀行系マイカーローンの審査はきびしい傾向があり、申込みを行う方の状況によっては審査に通らないことも十分考えられます。もし、審査に落ちてしまった場合はどうすればいいのでしょうか。
ここでは、審査落ちになってしまった際の対処法について、いくつかご紹介します。
審査に落ちた原因を改善し再度申し込む
まず、審査に落ちてしまった原因を分析することが大切です。収入の不安定さが原因で落ちたのであれば正社員として就職したり、年齢制限が理由で落ちた場合には保証人をつけたりするなど、考えられる原因に対して改善を行うことができます。その上で、改めて審査に申し込むと、通過できる可能性を高められるでしょう。
銀行に相談してみる
銀行系マイカーローンの審査に落ちてしまった場合、ほかの銀行に相談してみる方法もあります。銀行によって審査の条件や判断基準は異なるため、ある銀行のマイカーローン審査に落ちた場合でも、ほかの銀行であれば審査に通る可能性もあるでしょう。状況を正直に伝えることで、適切なアドバイスをもらえるかもしれません。
購入する車のランクを下げる
購入を検討している車の価格が高く、収入に見合っていない金額であると判断されて審査に落ちるケースもあります。そのような場合は、購入する車のランクを下げて再度申込みを行うことで、審査に通過する可能性を高められるでしょう。
これは、車のランクを下げることで借入額が減り、返済の未払いや遅延が発生するリスクを下げられるためです。万が一審査に落ちてしまった場合は、購入車のランクを下げて再度申し込んでみることも検討しましょう。
購入しない方法を選ぶ
銀行系マイカーローンに落ちてしまった場合、購入しない方法を検討してみるのもいいかもしれません。例えば、カーリースであれば、マイカーローンよりも審査に通りやすいといわれています。
また、マイカーローンの審査に落ちた方でも、利用できている実績もあるため、車に乗ることをあきらめたくない方は積極的に検討してみましょう。
金利・頭金・初期費用0円の新しい車の乗り方
カーリースは、月々定額の料金を支払うことで一定期間車を借りられるサービスです。マイカーローンで車を購入する場合と違って、あくまでも車を借りるサービスのため、金利の概念がありません。さらに、頭金などの初期費用を用意する必要もなく新車に乗り始めることができます。
ここでは、カーリース業界でも最安水準の料金で人気を集めている「おトクにマイカー 定額カルモくん」について詳しくご紹介します。
業界最安水準のシンプルな料金体系
業界最安水準の定額カルモくんでは、月額10,000円台から新車に乗ることが可能です。初期費用も一切かからないため、まとまったお金を用意しなくても簡単にカーライフを始められる点が魅力です。
また、メンテナンスプランに加入することで、車検代やメンテナンス費用も月額料金に含めることができます。シンプルな料金体系で利用しやすく、定額の支払いだけで完結するので家計の管理が行いやすくなるでしょう。
選べる車種は国産メーカー全車種・全グレード
定額カルモくんでは、国産メーカーの全車種・全グレードを取り扱っています。自身で車を購入するときと同じように、自由に乗りたい車を選べるため、カーリースにしたことで選択肢が減ったということにはなりません。購入するときとまったく同じ感覚で、車選びを楽しめます。
契約前からマイカーコンシェルジュに相談できる
定額カルモくんには、専門知識が豊富なマイカーコンシェルジュが在籍しており、契約前からいつでも相談可能です。カーリースに関して気になる点など、車に関することならどのような内容でも無料で質問することができます。
LINEや電話で気軽に相談できるので、今すでに聞きたいことがあるという方は、下のバナーから早速連絡してみましょう。
また、定額カルモくんには24時間いつでも利用することができる「お試し審査」が用意されています。審査申込みはウェブ上から5分ほどで完了し、審査結果は通常翌営業日(最大3営業日)にはわかるため、急いでいるという方でも安心です。審査に通っても契約する必要はないため、下のバナーから気軽に試してみてはいかがでしょうか。
※記事の内容は2022年2月時点の情報で制作しています。
よくある質問
- Q1銀行系マイカーローンとディーラーローンの違いは?
A: 銀行系マイカーローンはディーラーローンと比較して金利が安く、所有権は車の使用者本人になるメリットがあります。しかし、ディーラーローンよりも審査がきびしいことや手続きが煩雑な点はデメリットといえるでしょう。こうしたことを踏まえた上で、状況に応じて最適なローンを利用するようにしましょう。
- Q2銀行系マイカーローンに落ちたらどうすればいい?
A:審査に落ちたときは「落ちた原因を改善して再度申し込む」「ほかの銀行に相談する」「購入する車のランクを下げる」などの対処法があります。また、購入ではなくカーリースなどのサービスを検討するのもおすすめです。定額カルモくんなら業界最安水準の料金で新車に乗ることができるため、費用面の負担も軽減できます。