【2023年版】燃費がいいSUVランキング!専門家の解説&おすすめ車種も

更新日:2024.03.13
【2023年版】燃費がいいSUVランキング!専門家の解説&おすすめ車種も

超高級車の代名詞である英国のロールスロイスには「カリナン」、イタリアのスーパーカーブランドであるランボルギーニにも「ウルス」というSUVがラインナップされています。トヨタ自動車では「レクサス」を含めると10車種以上が用意されるなど、自動車メーカーにとってSUVはなくてはならないモデルとなっています。

以前は高い悪路走破性を求めて燃費は重視されませんでしたが、都会派SUVも登場したことでユーザーの意識は変わり、エンジン車だけでなく、ハイブリッド車も多くの車種で搭載されています。軽自動車からラージサイズ、そして輸入車までSUVの燃費性能を調査し、好燃費のランキングと専門家による各カテゴリーのオススメ車種を紹介しましょう。


【寄稿】
モータージャーナリスト

萩原文博


【この記事のポイント】
✔SUVには燃費が悪いイメージがあったが、最近は乗用車ベースのSUVが主流となり、ハイブリッドやディーゼルなど好燃費のモデルも多い
✔サイズ・クラス別SUVの燃費ランキングNo. 1は、軽自動車ならハスラーが25.0km/L、コンパクトはヤリスクロスが30.8km/L、ミドルサイズはカローラクロスが26.4km/L、ラージサイズはCX-60が21.1km/L(軽油)、輸入車はルノーアルカナが22.8km/L
✔専門家おすすめの燃費がいいSUVはハスラー、ヤリスクロス、ハリアー、レクサスRX、ルノーアルカナなど。


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そもそも、SUVは燃費がいいのか?

SUVは燃費性能に不利な要素がたくさんあります。悪路走破性のために組み込まれた4WDシステムや強化されたシャシー・車体は重量増を招き、多くのSUVが採用する押し出しの強いフロントマスクは前面投影面積が大きく空気抵抗に不利に働くからです。しかし昨今人気の都市型SUVはそのネガティブが少なくなっています。

分岐点はボディの骨格をラダーフレームからモノコックに変更したこと

現在ではSUVと呼ばれていますが、1980~90年代までは、クロスカントリー4WD、略して「クロカン4WD」とわれていました。80年代は三菱「パジェロ」が爆発的な人気でした。当時のパジェロやトヨタ「ランドクルーザー」といったクロスカントリー4WDは、トラックをルーツとするラダーフレームをボディの骨格に採用していました。このラダーフレームはタフさが特徴ですが、その反面、舗装路での乗り心地や操縦安定性は乗用車と比べると物足りない面があり、ディーゼルエンジン車が中心だったとはいえ燃費も芳しくなかったこともあって、クロカン4WDは一部のアウトドア好きのクルマという評価だったのです。

しかし、1994年に登場したコンパクトSUVのトヨタ「RAV4」は、乗用車と同じモノコックボディを採用したSUVとして登場。さらに、1997年には乗用車の「カムリ」のボディを流用した初代トヨタ「ハリアー」が日本市場に導入されると、これを機にSUVはモノコックボディを採用することが一般的となります。乗用車と同じモノコックボディを採用することで、悪路走破性はクロカン4WDには及びませんが、乗り心地と快適性、そして取り回しの良さを実現しました。このハリアーの登場で、SUV=オフロードというイメージが崩され、高級車というイメージが広がり始めたといえます。

乗用車ベースの都市型SUVが続々と登場、ハイブリッドや小排気量ディーゼルで燃費は大幅改善

ハリアーのヒットにより、さまざまなボディサイズで乗用車ベースのSUVが登場します。軽自動車ではラダーフレームを採用した本格オフローダーのスズキ「ジムニー」の1強でしたが、2014年に当時販売されていた「ワゴンR」のプラットフォームを採用したSUV、スズキ「ハスラー」が登場します。ジムニーほどの悪路走破性はありませんが、広い室内空間、優れた乗り心地、そして丸目のヘッドライトを採用した親しみやすいフロントマスクなどにより大ヒットしました。

さまざまなボディサイズでSUVが登場し、ユーザーの支持を受けはじめるとパワートレインにも変化が起きます。当初はガソリンやディーゼルエンジンのみでしたが、燃費性能に優れたハイブリッド車も登場します。これにより、SUVは走行&燃費性能に優れたオシャレなクルマとなり、トヨタではレクサスも含めて10車種以上、マツダやスバルも5車種をラインナップするなど力を入れており、ユーザーも自分の使い方に合わせて選べるようになりました。クロカン4WD時代には物足りなかった燃費性能も、乗用車ベースの都市型SUVとなったことで、ハイブリッド車や小排気量のディーゼルエンジン車が投入され、今日では他のボディタイプから大きく見劣りすることは無くなったのです。

SUV燃費ランキング サイズ別BEST5を発表! 

百花繚乱のSUVですがここでは軽自動車、国産コンパクト、国産ミドル、国産ラージ、そして輸入車という5つのカテゴリーに分けて、燃費性能の優れた5台を紹介します。

軽自動車SUV燃費ランキング

マイルドハイブリッドを搭載したハスラーが圧倒的リード


 軽自動車SUV燃費ランキング マイルドハイブリッドを搭載したハスラーが圧倒的リード

軽SUVマーケットではパイオニアであるスズキ「ハスラー」とダイハツ「タフト」の2強がデッドヒートを繰り広げています。

●1位:スズキ「ハスラー」25.0km/L(WLTC)
●2位:ダイハツ「タフト」21.4km/L(WLTC)
●3位:スズキ「ジムニー」16.6km/L(WLTC)

三菱「デリカミニ」やダイハツ「タントファンクロス」のようなクロスオーバーモデルは増えていますが、軽自動車でSUVと呼ばれるのはスズキ「ハスラー」、ダイハツ「タフト」、スズキ「ジムニー」の3車種です。ジムニーはラダーフレームをベースとした骨格、縦置きのターボエンジン、そして副変速機付きの4WDシステムといったように唯我独尊系のモデルゆえ、燃費性能は16.6km/Lでも十分納得できます。

孤高のジムニーは置いておいて、軽SUVはこのカテゴリーのパイオニアといえるスズキ「ハスラー」とダイハツ「タント」の一騎打ちといえるでしょう。ハスラーの最も高い燃費は25.0km/L。対してタフトは21.4km/Lと約3.6km/Lの差が付いています。

660ccのエンジン+CVTというパワートレインにも関わらずこの差が付いたのは、ハスラーはマイルドハイブリッドシステムを搭載しているからです。ハスラーは自然吸気&ターボエンジンに、最高出力3.1ps、最大トルク50Nmを発生するISGと呼ばれるモーター機能付き発電機とリチウムイオンバッテリーを組み合わせたマイルドハイブリッドシステムを採用しています。このモーターがエンジンの苦手な発進加速やパワーの必要な甥越路の加速などでアシストすることで、燃費の悪化を抑えてくれるのです。この結果、ハスラーは25.0km/Lという優れた燃費性能を実現しています。タフトの21.4km/Lも優れた燃費性能となっていますが、マイルドハイブリッドシステムの有無は数値以上に実走行で差を感じると思います。


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コンパクトSUV燃費ランキング

ヤリスクロスHVはSUVトップの30.8km/L記録


コンパクトSUV燃費ランキング ヤリスクロスHVはSUVトップの30.8km/L記録

トップのトヨタ「ヤリスクロス」をはじめ、ベスト5にランクインしたモデルはすべてハイブリッド車です。

●1位:トヨタ「ヤリスクロス」30.8km/L(WLTC)
●2位:レクサス「LBX」27.7km/L(WLTC)
●3位:ホンダ「ヴェゼル」25.0km/L(WLTC)
●4位:日産「キックス」23.0km/L(WLTC)
●5位:レクサス「UX」22.8km/L(WLTC)

国産コンパクトSUVの中で燃費トップ5は第1位が30.8km/Lでトヨタ「ヤリスクロス」、第2位は27.7km/Lのレクサス「LBX」、第3位は25.0km/Lのホンダ「ヴェゼル」、第4位は23.0km/Lの日産「キックス」、そして第5位は23.0km/Lのレクサス「UX」となりました。トップ5の車種に共通しているのは、いずれもハイブリッド車であることです。ヤリスクロスは、2020年8月に登場したコンパクトSUV。本来はライズというモデルがあるのですが、現在受注停止となっていますのでトヨタSUVの中で最も小さなモデルです。パワートレインは1.5Lエンジン+CVTと1.5Lハイブリッドの2種類。レースシーンで活躍するGRが手を加えたスポーティモデルも用意されています。

第2位は2023年11月に登場したレクサス「LBX」です。このLBXはレクサスSUVの中で最もコンパクトなモデルで、ベースはヤリスクロス。搭載しているパワートレインは1.5Lエンジンのハイブリッド1種類ですが、優れた燃費性能を発揮します。

第3位はホンダ「ヴェゼル」で、現行モデルは2021年4月に登場しました。搭載しているパワートレインは1.5Lエンジン+CVTとe:HEV(イーエイチイーブイ)と呼ばれる1.5Lエンジンに発電・駆動用の2つのモーターを組み合わせたハイブリッドシステムの2種類です。ヴェゼルの2WD車にはプレイと呼ばれるサンルーフや純正ナビゲーションを標準装備したアクティブなグレードも設定されています。

第4位は2020年6月に登場した日産「キックス」。1.2Lエンジンで発電を行い、その電力でモーターを駆動させるe-POWERというパワートレインを搭載しているのが特徴です。当初は2WD車だけでしたが、リアに高出力モーターを搭載した4WD車を追加。電動車らしい細かい駆動力配分が行えるので、路面状況を問わない走行安定性を発揮します。

そして第5位は2018年に登場したレクサス「UX」です。つい最近まで2Lエンジン搭載車が設定されていましたが、現在は2Lエンジンのハイブリッド車とBEVの2種類が販売されています。コンパクトSUVの中では大排気量の2Lエンジンを搭載していますが、燃費性能は22.8km/Lと小排気量エンジンに負けない優れた燃費性能を発揮します。


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ミドルサイズSUV燃費ランキング

ZR-Vが一矢報いたが上位はトヨタ勢が独占


ミドルサイズSUV燃費ランキング ZR-Vが一矢報いたが上位はトヨタ勢が独占

コンパクトSUVと変わらず上位5台はすべてリッター20km超え。その中でカローラクロスが頭一つリードしています。

●1位:トヨタ「カローラクロス」26.4km/L(WLTC)
●2位:トヨタ「ハリアー」22.3km/L(WLTC)
●3位:レクサス「NX」22.2km/L(WLTC)
●3位:トヨタ「RAV4」22.2km/L(WLTC)
●5位:ホンダ「ZR-V」22.1km/L(WLTC)

国産ミドルサイズSUVの中で燃費トップ5は第1位が26.4km/Lでトヨタ「カローラクロス」、第2位は22.3km/Lのトヨタ「ハリアー」、第3位は22.2km/Lのレクサス「NX」、同じく22.2km/Lで第3位タイのトヨタ「RAV4」、そして第5位は22.1km/Lのホンダ「ZR-V」とTOP5のうち上位4車種をトヨタ勢が独占しています。また上位5車種はいずれもハイブリッド車であることが特徴です。

2021年9月にデビューしたカローラクロス。その名のとおり、ベストセラーカーであるカローラの派生モデルです。2023年10月に一部改良を行い、搭載するパワートレインは2Lガソリンエンジンと1.8Lエンジンのハイブリッドの2種類です。乗降性の良さ、広いラゲッジスペース、質感の高い乗り味とカローラの名に恥じないクルマに仕上がっています。

第2位のハリアーは、2020年6月に登場しました。数ある国産ミドルサイズSUVの中で強いブランド力をもち、新車の納車待ちも長期に渡るほどの人気を誇ります。搭載するパワートレインは2Lガソリンエンジン、2.5 Lエンジンのハイブリッドそして2.5Lエンジンのプラグインハイブリッドの3種類を用意しています。

第3位は2021年10月に登場したレクサスNXです。このNXの基本コンポーネンツはハリアーと共通ですが、走行性能や静粛性はレクサスらしい質感の高さを実現しています。搭載しているパワートレインは2.5Lエンジンのハイブリッドシステムはハリアーと共通ですが、NX独自として2.5 Lエンジン、そして2.4 Lターボエンジンを搭載しています。同じく第3位に2019年4月に登場したRAV4が入りました。トヨタのSUVラインアップの中ではアウトドア色が強く、パワートレインに合わせて3つの4WDシステムを採用しているのが特徴です。搭載しているパワートレインは2Lエンジンをはじめ、2.5Lエンジンのハイブリッド、そして2.5Lエンジンのプラグインハイブリッドの3種類です。

ここまでトヨタが独占していますが第5位はホンダ「ZR-V」がランクインしました。2023年4月に登場したZR-Vはシビックをベースとしたスポーティさを強調したSUVで、外観デザインもクーペスタイルを採用しています。搭載しているパワートレインは1.5 Lターボエンジンと2Lエンジンのハイブリッドの2種類。低重心を活かした走りは背の高いSUVとは思えないほど俊敏さを感じます。


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ラージサイズSUV燃費ランキング

ディーゼルをはじめ多彩なパワートレインが混在


ラージサイズSUV燃費ランキング ディーゼルをはじめ多彩なパワートレインが混在

マツダ「CX-60」とレクサス「RX」が驚異のリッター20km超え!ショーファーの重量級センチュリーもランクイン。

●1位:マツダ「CX-60」21.1km/L(WLTC)
●2位:レクサス「RX」20.2km/L(WLTC)
●3位:三菱「アウトランダー」16.2km/L(WLTC)
●4位:トヨタ「センチュリー」14.2km/L(WLTC)
●5位:スバル「アウトバック」13.0km/L(WLTC)

国産ラージサイズSUVの中で燃費トップ5は第1位が21.1km/Lでマツダ「CX-60」、第2位は20.2km/Lのレクサス「RX」、第3位は16.2km/Lの三菱「アウトランダー」、第4位は14.2km/Lのトヨタ「センチュリー」、そして第5位は13.0km/Lのスバル「アウトバック」となりました。他のクラスではガソリンエンジンのハイブリッド車が上位を占めていましたが、ラージサイズはガソリンハイブリッドに加えて、ディーゼルハイブリッド、プラグインハイブリッドなど多彩なパワートレインを搭載しているのが特徴といえます。

第1位となったのは2022年9月に登場したマツダ「CX-60」です。マツダの新生代ラージ商品群の第1弾モデルで、新開発のFRプラットフォームやパワートレインを採用した意欲作です。搭載されているパワートレインは、2.5Lガソリンエンジンをはじめ、3.3Lディーゼルターボ、3.3Lディーゼルハイブリッドそして2.5Lエンジンのプラグインハイブリッドの4種類。21.1km/Lという優れた燃費性能を実現したのは、3.3Lディーゼルハイブリッドです。

そして第2位となったのは、2022年11月に登場したレクサス「RX」です。クルマの骨格にあたるGA-Kプラットフォームはハリアーやレクサス「NX」と共通ですが、ホイールベースを延長し、室内空間を拡大しています。搭載するパワートレインは先日追加された2.5Lエンジンのハイブリッドをはじめ、2.4 Lターボエンジン、2.5Lプラグインハイブリッド、そして2.4Lターボエンジンのハイブリッドの4種類とコアモデルらしく充実しています。

第3位には2021年10月に登場した三菱「アウトランダー」がランクインしました。今回ランクインしたモデルの中で唯一3列シートをもつモデルとなっています。搭載しているパワートレインは2.4LエンジンのPHEV(プラグインハイブリッド)の1種類ですが、日本で最も販売台数の多いPHEVとして知られています。

そして第4位は、2023年9月に登場したばかりのトヨタ「センチュリー」です。プラットフォームはレクサス「RX」と同じGA-Kプラットフォームですが、全長は5,205mmまで拡大しています。搭載しているパワートレインは3.5L V6エンジンのプラグインハイブリッドの1種類。駆動方式はE-Fourと呼ばれる電気式の4WDを採用し、ショーファーに相応しい安定感抜群の走行性能を発揮します。

そして第5位は2021年10月に登場したスバルのフラッグシップSUVのアウトバック。このモデルは国産SUVの中では数少ないステーションワゴンをベースとした低重心なスタイルが特徴です。搭載しているパワートレインは1.8Lターボエンジンの1種類。水平対向エンジンとスバル独自の4WDシステムによってオンオフ問わず高い走行性能を誇ります。


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輸入車SUV燃費ランキング

上位5台はすべてフランス車!!


輸入車SUV燃費ランキング 上位5台はすべてフランス車!!

輸入車唯一のフルハイブリッドを搭載したルノーがトップ。シトロエンやDSは小排気量ディーゼルでチャートインしました。

●1位:ルノー「アルカナ」22.8km/L(WLTC)
●1位:ルノー「キャプチャー」22.8km/L(WLTC)
●3位:シトロエン「C4」22.6km/L(WLTC)
●4位:シトロエン「C3エアクロスSUV」21.3km/L(WLTC)
●5位:DS「DS3」21.0km/L(WLTC)

輸入車SUVの中で燃費トップ5は第1位が22.8km/Lでルノー「アルカナ」、同じく第1位は22.8km/Lのルノー「キャプチャー」、第3位は22.6km/Lのシトロエン「C4」、第4位は21.3km/Lのシトロエン「C3エアクロスSUV」、そして第5位は21.0km/LのDS「DS3」となりました。ランクインした5車種はいずでもフランス車で、1位タイはフルハイブリッド車、そして3~5位はディーゼル車と国産車とは異なるパワートレインとなっているのが特徴です。

第1位に輝いたルノーアルカナは2022年5月に登場。スタイリッシュなクーペルックのSUVながら、ラゲッジスペースも十分確保しているのが特徴。搭載しているパワートレインは1.3Lエンジンのマイルドハイブリッドと1.6Lエンジンのフルハイブリッドの2種類。22.8km/Lという優れた燃費性能を発揮するのは、1.6Lエンジンのフルハイブリッドで、1.6L自然吸気エンジンに駆動用のメインモーターとHSGという2つのモーターを電子制御ドッグクラッチマルチモードATで繋ぐというルノー独自のシステムを採用しています。

第2位は2021年2月に登場したルノーキャプチャー。ルーテシアをベースとしたコンパクトSUVで、搭載しているパワートレインはアルカナと同じです。車両重量が軽い分、キャプチャーのほうがよりスポーティさが際立ちます。

第3位にランクインしたのは、2022年1月に導入されたシトロエンC4です。立体駐車場に収まる優れたパッケージが特徴で、搭載しているパワートレインは1.5Lディーゼルターボと電気自動車版E-C4が搭載するモーターの2種類。22.6km/Lを記録したのは、最高出力190ps、最大トルク300Nmを発生する1.5Lディーゼルターボで、トランスミッションは8速ATが組み和されます。

第4位は2019年7月に登場したシトロエンC3エアクロスSUV。このモデルはエントリーモデルのC3をベースにSUV化したモデルです。搭載しているパワートレインは1.2LガソリンターボエンジンとC4と同じ1.5Lディーゼルターボエンジンの2種類。こちらのトランスミッションは6速ATとなっています。

第5位はシトロエンのプレミアムブランドであるDSのエントリーモデル、DS3がランクインしました。2019年6月に導入されたDS3は内装に高級なナッパレザーを使用するなど小さな高級車を具現化したモデルです。搭載しているパワートレインは1.2LガソリンターボエンジンとC4と同じ1.5Lディーゼルターボエンジンの2種類。組み合わされるトランスミッションは8速ATとなっています。3~5位は同じ1.5Lディーゼルターボエンジンですが、組み合わされるトランスミッションの違いなどで燃費性能が異なっています。

燃費がいいSUV専門家おすすめランキング

軽自動車から輸入車まで5つのカテゴリーで燃費性能の優れたSUVをランキング形式で紹介しました。ここからは専門家が各カテゴリーの中から燃費が良いだけでなく総合的にもオススメのSUVを選びました。燃費性能に加えてどんな要素で上位に来るのか注目です。

*2023年12月現在、ダイハツ車は認証における不正試験が発覚したため全車販売が停止されています。ここでは不正試験の問題については考慮せず選考しています。ご了承ください

燃費がいい軽自動車SUVの専門家おすすめBEST3

燃費性能に加えて、軽自動車トップレベルの走行性能を実現したスズキ「ハスラー」がベストバイモデルに。

●おすすすめ1位:スズキ「ハスラー」

軽SUVでトップレベルの走行&燃費性能


●おすすすめ1位:スズキ「ハスラー」 軽SUVでトップレベルの走行&燃費性能

軽SUVの現行型ハスラーは、2020年1月に登場しました。ベース車をワゴンRからスペーシアに変更したことで、さらに室内空間が拡大し、利便性を高めています。ボディの骨格には軽量・高剛性を両立させたハーテクトと呼ばれるプラットフォームを採用。さらに環状骨格構造や構造用接着材などを採用し、ボディ全体で剛性を高めて優れた操縦性と乗り心地を両立させています。搭載する自然吸気&ターボエンジンにはマイルドハイブリッドシステムを全車に採用し、優れた燃費性能を発揮しています。


 ●おすすすめ1位:スズキ「ハスラー」 軽SUVでトップレベルの走行&燃費性能

また、安全装備では夜間の歩行者も検知する衝突被害軽減ブレーキ「デュアルカメラブレーキサポート」に加え、後退時の衝突被害軽減ブレーキ「後退時ブレーキサポート」を標準装備し、前後の安全性能を向上させています。また荷室側からも操作可能なリヤシートスライドや、荷室下に防汚タイプラゲッジアンダーボックスを採用するなど、高い利便性も特徴です。

●おすすすめ2位:ダイハツ「タフト」

ピュアガソリン車でも燃費は20km/L超


●おすすすめ2位:ダイハツ「タフト」 ピュアガソリン車でも燃費は20km/L超

ダイハツが日常からレジャーシーンまで大活躍、毎日を楽しくしてくれる頼れる相棒をコンセプトに開発し、2020年6月に販売開始したのがダイハツの軽SUV、タフトです。見切りの良いスクエアなボディと高い最低地上そして大径タイヤなどによりSUVらしいタフさや力強さを表現しています。またタフトの特徴は大きなガラスルーフの「スカイフィールドトップ」を全車標準装備していること。開放感溢れるインテリアは他にはないストロングポイント。


 ●おすすすめ2位:ダイハツ「タフト」 ピュアガソリン車でも燃費は20km/L超

搭載しているエンジンは自然吸気とターボの2種類で、マイルドハイブリッドシステムは採用していません。しかし燃費性能は20km/L超となかなか高い実力を誇っています。安全装備は、新開発のステレオカメラを採用した予防安全機能「スマートアシスト」全車標準装備。さらに一部グレードには高速道路などで追従走行が可能なアダプティブクルーズコントロールを採用するなど、アクティブなユーザーにピッタリです。

●おすすすめ3位:スズキ「ジムニー」
燃費以上のバリューがある個性派


●おすすすめ3位:スズキ「ジムニー」 燃費以上のバリューがある個性派

現行型ジムニーは、2018年7月に20年振りのフルモデルチェンジを行い登場しました。ジムニーの特徴である本格オフローダーを進化させるために、ボディの骨格に使用されているラダーフレームには前後にクロスメンバーを追加しねじり剛性を向上。さらに車体とラダーフレームをつなぐボディマウントゴムを新設計し、乗り心地の改善に加えて優れた操縦性を実現しています。


 ●おすすすめ3位:スズキ「ジムニー」 燃費以上のバリューがある個性派

ジムニーは今回もターボエンジンを縦置きするFRレイアウトを継承、エンジンをフロントタイヤより後方に配置することで、厳しい悪路走行に有効な対障害角度を確保しています。駆動方式は機械式副変速機付きパートタイム4WDを採用。路面状況に応じて任意の切り替えが可能で、4Lモードでは通常の約2倍の駆動力を発揮し、急な登坂路など威力を発揮します。もちろんマニュアル(MT)車も設定。ほかのクルマと共用部品の少ないオンリーワンのモデル故に、燃費以上のジムニーにしかない価値があります。


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燃費がいいコンパクトSUVの専門家おすすめBEST3

燃費性能トップのヤリスクロスは、ラゲッジスペースの容量も多く実用性、利便性の高さが人気の理由でもありおすすめポイントでもあります。

●おすすすめ1位:トヨタ「ヤリスクロス」

燃費性能や利便性など全方位で高レベル


●おすすすめ1位:トヨタ「ヤリスクロス」 燃費性能や利便性など全方位で高レベル

2020年8月に登場したヤリスクロスは、ヤリスシリーズならではの「軽快な走り」「先進の安全・安心技術」「好燃費」を受け継ぎつつ、利便性にとどまらず、乗る人の個性やライフスタイルを彩る都市型コンパクトSUVとして開発されました。コンパクトカー向けのTNGAプラットフォームを採用し、サスペンションはヤリスクロス専用の味付けが施されており、高い走行安定性と乗り味を実現しています。


 

搭載しているパワートレインは1.5Lエンジンと1.5 Lエンジンのハイブリッドシステムの2種類。駆動方式はガソリン車には、路面状況に応じた走行支援を3つのモードから選べるマルチテレインセレクトを採用。またハイブリッド車にはE-Fourと呼ばれる電気式4WDを搭載しています。安全装備は最新の予防安全パッケージ「トヨタセーフティセンス」をはじめ、高度運転支援「トヨタチームメイト(アドバンストパーク」を採用するなどコンパクトカーとは思えない充実しています。ヤリスクロスは燃費性能だけでなく、走行性能や利便性、安全性といった全方位で高いレベルを誇るコンパクトSUVのヒットモデルです。

●おすすすめ2位:ホンダ「ヴェゼル」

街乗りで真価を発揮するハイブリッドと足回りの好バランス



●おすすすめ2位:ホンダ「ヴェゼル」 街乗りで真価を発揮するハイブリッドと足回りの好バランス

2代目となる現行型ヴェセルは、2021年4月に登場しました。N-BOXやフィットにも採用されているホンダ独自のセンタータンクレイアウトを採用し、ほかのSUVではできない多彩なシートアレンジが可能です。外観デザインは、クーペライクなプロポーションを採用。F1の設計を行っている施設で風洞実験を行いクラストップレベルの空力性能を追求しています。



●おすすすめ2位:ホンダ「ヴェゼル」 街乗りで真価を発揮するハイブリッドと足回りの好バランス

搭載しているパワートレインは1.5Lエンジンと1.5Lエンジンに駆動・発電を行う2つのモーターを組み合わせたe:HEV(イーエイチイーブイ)の2種類を採用し、ハイブリッドの2WD車が25.0km/Lという優れた燃費性能を実現しています。また、サスペンションの最適化などにより不快な挙動を抑制して、乗り心地を向上させ乗員に安心感を提供します。特に街中でのハイブリッドモデルは足回りのバランスが良く、とても運転のしやすい車です。安全装備は運転支援システム「ホンダセンシング」を標準装備。また新世代コネクテッド技術を満載した車載通信モジュール「ホンダコネクト」を通じて、充実したコネクテッドサービスを受けることができます。オススメのグレードは2WDしか選べませんが「プレイ」です。その理由はこのグレードのみ開放感を味わえるパノラマルーフを標準装備しているからです。

●おすすすめ3位:日産「キックス」

電動車らしいキレのある走りが特徴


●おすすすめ3位:日産「キックス」 電動車らしいキレのある走りが特徴

日産がコンパクトSUVセグメントに、2020年6月に投入したモデルがキックスです。デビュー当初は2WD車のみでしたが、2022年7月のマイナーチェンジの際に4WD車を追加しています。キックスの特徴はe-POWERと呼ばれる電動パワートレインです。現行型キックスでは力強さ、滑らかさ、静けさを進化させた第2世代e-POWERを搭載しています。e-POWERは搭載している1.2Lエンジンで発電した電力でモーターを駆動させるシリーズハイブリッドで、エンジンは発電のみで駆動には関係ないシステムです。したがって最もBEV(電気自動車)に近い電動車と言えます。


●おすすすめ3位:日産「キックス」 電動車らしいキレのある走りが特徴 

第2世代になってからモーター出力を約5%、最大トルクを約7%向上させ、よりパワフルな走りを実現しただけでなく、燃費性能も約6.4%向上し23.0km/Lを達成しています。個人的には4輪の駆動力を電気で制御する4WD車がオススメです。滑りやすい路面だけでなく、カーブの多いシーンでも駆動力を細かく制御して安心に走行することができます。安全装備も車両前方に搭載したミリ波レーダーで2台前を走行する車両の車間や相対速度を検知し、ドライバーに伝える機能を搭載するなど充実しています。


予算オーバーだけど乗?それなら、良い方法があります_資料請求

燃費がいいミドルサイズSUVの専門家おすすめBEST3

燃費性能ではカローラクロスですが、燃費と走行性能、豪華さのすべてそろったハリアーを外すわけにはいきません。

●おすすすめ1位:トヨタ「ハリアー」

国産SUVの中で抜群のブランド力を誇る


●おすすすめ1位:トヨタ「ハリアー」 国産SUVの中で抜群のブランド力を誇る

2020年6月に登場した現行型トヨタハリアーは、SUVのカテゴリーを超えて、より人生を豊かにするパートナーという新しい価値を提供するモデルです。ハリアーの外観デザインは、シンプルながらエレガントさと逞しさが融合した流麗なクーペスタイルを採用。絞り込まれたクーペキャビンとスポーツカーのような張り出したフェンダーがSUVらしい逞しさを演出しています。


 ●おすすすめ1位:トヨタ「ハリアー」 国産SUVの中で抜群のブランド力を誇る

インテリアでは、馬の鞍をイメージした幅広く堂々としたセンターコンソールが特徴で、乗員は包み込まれるような安心感と居心地の良さを感じられます。搭載しているパワートレインは2Lガソリンエンジンと2.5Lエンジンのハイブリッド、そして2.5LエンジンのPHEVの3種類です。これまでハイブリッド車の駆動方式は4WDのみでしたが、現行型ハリアーでは2WDが設定され、優れた燃費性能を発揮します。安全装備は、検知対象に歩行者(昼夜)、自転車運転者(昼間)を加えたプリクラッシュセーフティを採用したトヨタセーフティセンスを採用。さらに駐車場など低速そう工事における衝突被害を軽減するインテリジェントクリアランスソナーなど安心・安全をサポートする装備も充実しており、高いブランド力を誇る実力を兼ね備えたモデルです。

●おすすすめ2位:トヨタ「カローラクロス」

カローラの名前に相応しい高い実力を備える


●おすすすめ2位:トヨタ「カローラクロス」 カローラの名前に相応しい高い実力を備える 

2021年9月に登場したカローラクロスは、それまでラインナップしていたセダン、ワゴン、ハッチバックに加わったシリーズ初のSUVです。新空間・新感覚カローラをコンセプトにSUVならではの広い室内空間や高いユーティリティー、そして力強い走りと好燃費が特徴です。カローラクロスはSUVならではの高いアイポイントに加えて、細いフロントピラーとスッキリとしたインストルメントパネルにより広い視界が確保され運転しやすい車です。また、大人5人がくつろげる空間を確保しつつ、ラゲッジ容量は5人乗車時でも487Lという大容量を確保し、優れたパッケージを誇ります。


●おすすすめ2位:トヨタ「カローラクロス」 カローラの名前に相応しい高い実力を備える 

搭載しているパワートレインは2Lエンジンと1.8Lエンジンのハイブイッドの2種類。ハイブリッドシステムはカローラクロスに最適化され26.2km/Lという非常に優れた燃費性能を発揮します。駆動方式は2WDを中心に、ハイブリッドにのみマイナーチェンジでパワーアップした電気式4WDのE- Fourを設定し、滑りやすい路面での安定した走行と燃費の悪化防止を両立しています。エンジン音などのノイズを低減する吸音材を最適配置するなど、ベストセラーカー、カローラの名前に相応しい高い実力を備えています。

●おすすすめ3位:レクサス「NX」

レクサスらしい質の高い走行性能が魅力


 ●おすすすめ3位:レクサス「NX」 レクサスらしい質の高い走行性能が魅力

2021年10月に登場したレクサスNXは、走り、デザイン、先進技術を全面刷新した次世代レクサスの幕開けを告げる第1弾モデルです。クルマの骨格にあたるプラットフォームを変更し、ボディ剛性の向上と軽量化を実現、そこに高い空力特性を発揮する外観デザインを採用しました。またインテリアは、ドライバーがクルマと直感的につながり、より運転操作に集中できるコクピット思想「タズナコクピット」を初採用しました。


 ●おすすすめ3位:レクサス「NX」 レクサスらしい質の高い走行性能が魅力

搭載されているパワートレインは、電動化ビジョンに基づきレクサス初となるPHEVをはじめ、2.5Lエンジン、2.4Lターボエンジン、2.5 Lエンジンハイブリッドの4種類を搭載しています。駆動方式は4WDを中心に2.5 Lハイブリッドと2.5エンジン車で2WDを選ぶことができます。安全装備は、ドライバーの感性に寄り添い、人とクルマの強調を目指した最新の「レクサスセーフティシステム+」を標準装備し高い安全性を実現しています。レクサスNXは、ブランドの中で最もレクサスらしい乗り味を具現化しているモデルで、しっかりとしたボディとしなやかな乗り心地は、トヨタ車との違いを感じられます。


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ハリアーの豪華版に留まらない、質感の高い乗り心地や操縦安定性は、輸入車を超える実力をもつレクサス「RX」の存在感が光ります。

●おすすすめ1位:レクサス「RX」

ブランドのコアモデルらしい仕上がり


 ●おすすすめ1位:レクサス「RX」 ブランドのコアモデルらしい仕上がり

レクサス「RX」は約95の国と地域で累計360万台以上を販売し、レクサスのコアモデルといえます。レクサスブランドの中でも重要なRXの現行モデルは2022年11月に登場しました。ハリアーと同じGA-Kプラットフォームを採用していますが、クルマの素性を徹底的に鍛え上げ、レクサスならではの上質な乗り味と高い静粛性を実現しています。外観デザインはレクサスのアイコンであるスピンドルグリルを進化させたスピンドルボディを採用。走る楽しさを最大化させるコクピットと乗員全員を包み込む室内空間を両立しています。


 ●おすすすめ1位:レクサス「RX」 ブランドのコアモデルらしい仕上がり

搭載しているパアートレインは、2.4Lターボエンジン、2.5LエンジPHEV、そして2.4 Lターボエンジンのハイブリッドの3種類。ハイパフォーマンスモデルのRX500hにはドライバーの意図に忠実な走りを支えるダイレクト4と呼ばれる4WDシステムを搭載し、高次元のコーナリング性能を実現しています。また、安全装備は、レクサスセーフティシステム+に加えて、レクサスチームメイトといった人間中心の考え形に基づいた最新の予防安全機能を搭載しています。ブランドを支えるコアモデルらしく、質の高さは輸入車のプレミアムブランドに匹敵しています。

●おすすすめ2位:マツダ「CX-60」

FRプラットフォームを採用した意欲作


  ●おすすすめ2位:マツダ「CX-60」 FRプラットフォームを採用した意欲作

2022年9月から販売開始したマツダCX-60は、新開発の「スカイアクティブマルチソリューションスケラーブルアーキテクチャー」を採用。これはパワーユニットを縦置きするFRレイアウトに対応したプラットフォームです。マツダらしい人馬一体の走りをSUVでも味わえるような電子デバイスを採用し、どんな速度域でも一体感と安定感を味わえるようになっています。


 ●おすすすめ2位:マツダ「CX-60」 FRプラットフォームを採用した意欲作 

搭載しているパワートレインは、2.5LエンジンのPHEVをはじめ、3.3L直6ディーゼル、2.5Lガソリンエンジン、そして3.3Lディーゼルのマイルドハイブリッドの4種類。21.1km/Lという燃費性能はディーゼルマイルドハイブリッドが達成しています。組み合わされるトランスミッションはトルコンレスの8速ATで、シームレスとレスポンスの速さが特徴です。安全装備では、ドライバーの異常を検知して、事故の回避・被害低減を図るドライバー異常時対応システムを初採用するなど充実しています。価格的にはマイルドハイブリッドレスのディーゼル車が狙い目です。

●おすすすめ3位:三菱「アウトランダー」

5人乗りに加えて7人乗りも選べる売れ筋PHEV


 ●おすすすめ3位:三菱「アウトランダー」 5人乗りに加えて7人乗りも選べる売れ筋PHEV

現行型アウトランダーは、2021年10月に登場した、三菱のフラッグシップSUVです。PHEVながら乗車定員は5人乗りと7に乗りが選べるのが特徴です。アウトランダーは、新世代のプラットフォームをはじめ、ボディやシャシー、パワートレインなどをすべて刷新し、全方位で大幅に進化しています。

 ●おすすすめ3位:三菱「アウトランダー」 5人乗りに加えて7人乗りも選べる売れ筋PHEV

搭載しているPHEVユニットはフロント及びリアモーターの駆動用バッテリーの出力を約40%向上させ、できるだけエンジンを掛けないEV走行が可能となっています。また満充電時のEV走行可能距離は約87kmと従来モデルより延長。近所の買い物程度であれば電気自動車として使えます。伝統ある三菱の4WDモデルらしく路面状況に応じて7つのドライブモードから選択することができ、雪道やスタックしやすい泥道など路面に応じたモードでドライバーをアシストしてくれます。安全装備は、高速道路同一車線運転支援機能のマイパイロットをはじめ、機能は充実。さらに安全・安心で快適なドライブをサポートする「ミツビシコネクト」を採用するなど、高いホスピタリティが魅力です。


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F1の技術をフィードバックしたルノーのフルハイブリッドシステムは国産ハイブリッドに負けない実力派。それを搭載したアルカナは高い実用性と快適性を両立しています。

●おすすすめ1位:ルノー「アルカナ」

スタイル良し、使い勝手良しのマルチSUV


  ●おすすすめ1位:ルノー「アルカナ」 スタイル良し、使い勝手良しのマルチSUV

2022年5月から販売開始したルノーアルカナは、最低地上高200mmを確保しつつ、優雅に弧を描くルーフラインが特徴のクーペスタイルを採用した新感覚のSUVです。インテリアはカーボン調トリムとレッドラインにより上質さとスポーティさを両立。人間工学に基づき、ドライバー中心に考えられたコクピットが特徴です。


  ●おすすすめ1位:ルノー「アルカナ」 スタイル良し、使い勝手良しのマルチSUV

搭載しているパワートレインは1.3LターボエンジンのマイルドハイブリッドとE-テックハイブリッドと呼ばれる1.6Lエンジンのフルハイブリッドの2種類。1.6Lのフルハイブリッドは、駆動用のメインモーターとHSG(ハイボルテージスターター&ジェネレーター)の2つのモーター、そして1.6L自然吸気エンジンをモータースポーツの世界で使用されるドッグクラッチを採用したATで繋いだルノー独自のハイブリッドシステムです。ダイレクトかつスムーズなドライブフィールと22.8km/Lという低燃費を両立しています。また、アダプティブクルーズコントロールやレーンセンタリングアシストなど運転支援システムも充実しています。このE-テックハイブリッドは「キャプチャー」にも搭載されているので、ボディサイズなどが気になる人にはキャプチャーがオススメです。

●おすすすめ2位:シトロエン「C4」

シトロエン伝統の乗り味が味わえる


 ●おすすすめ2位:シトロエン「C4」 シトロエン伝統の乗り味が味わえる

2022年1月に導入されシトロエンC4は、VWゴルフと同じCセグメントに導入されたSUVです。ボディサイズは全長4,375mm×全幅1,800mm×全高1,530mmで都市部に多い立体駐車場に対応した優れたパッケージが特徴です。シトロエンC4の魅力は、シトロエンの特徴だった「ハイドロニューマチック」を現代的に解釈した「PHC(プログレッシブ・ハイドロールック・クッション)」をサスペンションに採用し、当たりが柔らかくフラットな乗り味が特徴となっています。


 ●おすすすめ2位:シトロエン「C4」 シトロエン伝統の乗り味が味わえる

シトロエンC4に搭載されているパワートレインは1.5LディーゼルターボとE-C4と呼ばれるモデル用のモーターの2種類。同じボディで内燃機関とBEVを選べるのが特徴となっています。インテリアには、フランス車伝統の乗り心地を再現したアドバンスドコンフォートシートを採用し、ソファーのようなリラックスした座り心地を実現しているのが特徴です。

●おすすすめ3位:DS「DS3」

ラグジュアリーな空間が広がる小さな高級車


 ●おすすすめ3位:DS「DS3」 ラグジュアリーな空間が広がる小さな高級車

パリで生まれたラグジュアリーブランドであるDSのエントリーモデルが2019年6月に導入されたDS3です。内外装のフランスならではの意匠性と伝統的装飾技法を取り入れ、使用する素材にもこだわった小さな高級車です。


 ●おすすすめ3位:DS「DS3」 ラグジュアリーな空間が広がる小さな高級車

搭載しているパワートレインは1.2Lガソリンターボエンジンと1.5Lディーゼルターボエンジンの2種類。どちらのエンジンもトランスミッションは8速ATが組み合わされています。駆動方式は2WDのみでディーゼル車が21.0km/Lという優れた燃費性能を実現しています。高級素材のナッパレザーを使用したシート。そしてFOCAL Electraの高級オーディオなど通常コンパクトカーセグメントでは採用しない贅沢な仕様が、DS3が小さな高級車と呼ばれる所以でしょう。これまで高級車に乗っていたものの、大きなクルマは必要ないという違いがわかる贅沢なユーザーにオススメです。

燃費がいいSUVが欲しい方必見!失敗しない選び方と注意点

燃費がいいSUVが欲しい方必見!失敗しない選び方と注意点 について解説する項目の見出し画像

これまで国産、輸入車の燃費性能の優れたSUVを紹介してきました。ここでは実際に燃費性能に優れたSUVを購入する際の注意点について紹介しましょう。

高級車や輸入車は使用燃料がハイオクとなるので注意

燃費が良いSUVを選ぶ理由として、考えられるのはできるだけ燃料費を安く抑えたいということが挙げられます。特に昨今は、燃料代が高騰しているたけに切実な問題です。今回紹介した燃費が良いSUVの中には、使用する燃料が価格の高いハイオクガソリンのケースがあるので注意したいところです。特に輸入車のガソリンエンジン車はほとんどがハイオクガソリン仕様ですし、国産車でも高級車はハイブリッド車でもハイオクガソリン仕様となっていることがありますので、まずこの点は注意しましょう。

高速道路ではハイブリッドよりもディーゼルが有利

燃費性能ランキングでは上位にランクインしているハイブリッド車ですが、ブレーキを踏んだりする減速するシーンの少ない高速道路などでは、エンジンが休止するタイミングが経るため、燃費性能が延びないことがあります。特に国産のハイブリッド車は100km/h巡航と120km/h巡航を境に大きく燃費が悪化することが多いです。こういった高速道路を使用したロングドライブが多いという人はハイブリッド車よりも価格のやすい軽油を使用するディーゼル車のほうが、燃費性能の悪化が少ないというケースもあります。

週末のみの使用では価格差を埋められない可能性も

軽自動車はマイルドハイブリッドなので、純エンジン車との価格差は大きくないですが、一般的にガソリンエンジン車より燃費性能の優れたディーゼル車やハイブリッド車は価格が高くなります。この差額は相当な走行距離を走行しないと相殺できません。一般的な週末のみ使用するユーザーでは、全く回収できないのが現実です。
しかし、ハイブリッド車やディーゼル車のほうが手放す際のリセールバリューが高いのは事実です。購入の際には自分が年間でどれくらい走行するのかをしっかりとイメージして購入することをオススメします。


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燃費がいいSUVに関するよくある質問

日本一燃費のいいSUVとは?

軽自動車のスズキ「ハスラー」が25.0km/Lを実現していますが、これを大きく上回り30.8km/Lを達成したのがトヨタ「ヤリスクロス」です。高い熱効率を誇るダイナミックフォースエンジンとモーターを組み合わせた高効率のハイブリッドシステムにより、リッター当たり30km/L超という優れた燃費性能を発揮しています。

SUVはなぜ燃費が悪い?

1980~90年代に主流だったトラックベースのSUVの時代は、大きなボディに大排気量のエンジンを搭載していたので、燃費は悪かったです。しかし、乗用車をベースとしたトヨタ「ハリアー」が登場し、SUVがファッションの一つとして捉えられ多くのユーザーが購入するようになると、ハイブリッドシステムの搭載や、さまざまなサイズのモデルが登場したことで、SUV=燃費が悪いとは当てはまらなくなっています。

SUVとはどんな車ですか?

SUVは5ドアハッチバックやステーションワゴンをベースに、悪路走破性を向上させるために最低地上高を高く設定し、ホイールアーチにクラッディングというデコレーションを行うことで、アクティブな外観に仕立てたモデルです。車種によってはかつてのクロカン4WDのような高いオフロード性能をもつモデルもありますが、現在では乗用車と同じ舗装路での乗り味を重視したモデルが主流となっています。

SUVはなぜ人気なのでしょう?

古くはメルセデス・ベンツGクラスを芸能人やスポーツ選手が好んで乗っていました。これは別にキャンプなどアウトドアライフを楽しむために購入したのではなく、ファッションアイテムとして購入していました。これがSUVのルーツで、乗用車と同じ乗り心地を実現したトヨタハスラーなどの登場でSUVブームに火が付き、現在ではさまざまなボディタイプ。3列シート7人乗りモデルが登場するなど多用化するニーズに応えられる商品ラインナップとなっているからです。


※この記事は2023年12月時点の情報で制作しています

この記事の執筆者・監修者


萩原文博
モータージャーナリスト

萩原文博

中古車雑誌編集部を経てフリーランスとして独立、現在はAJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員として多くのメディアで執筆中。日本で最も多くの広報車両を借り出している男として業界で有名だ。もともと走り屋だけに走行性能の評価は得意。それだけでなく長年の中古車相場の研究で培った、人気車種の動向や流行りの装備の価値評価などを加味した、総合的に買いのクルマ・グレードの紹介をモットーとしている。

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