カーリースで事故を起こしたらどうなる?違約金・修理費と対応手順を解説

執筆者・監修者
若林 由晃クルマ専門家/カーリース店店長/中古車販売店店長
更新日:2026.08.17

カーリースの車で事故直後の方へ
まずは心を落ち着けて、以下の順に対応してください。
① 負傷者の救護と事故車の移動:車外に出る前に周囲を確認し、負傷者がいれば119番へ。
② 警察へ連絡:110番へ届け出る。物損だけでも義務です。
③ 保険会社へ連絡:その場で示談はしないこと。
④ 事故の記録を撮っておく:現場と車の傷を写真に残す。
⑤ 相手方の情報を確認する:免許証で氏名・住所を確認。
⑥ カーリース会社へ連絡:現場の対応が終わってからで大丈夫です。
カーリースの車で事故を起こすと、修理費用は契約者負担となり、全損の場合は契約が強制解約されて違約金が発生します。実際に、修理で10〜25万円、全損では違約金が80万円かかったという声もあります。
本記事では、事故が契約に与える影響から、実際に事故を経験した方の体験談、修理費用の相場、備えとなる任意保険、事故が起きたときの対応手順まで、クルマ専門家・カーリース店店長監修のもと解説します。
【この記事のポイント】
✔ 事故車が走行できれば契約は継続。全損なら強制解約となり違約金が発生する
✔ 修理費用は契約者負担。体験談では10〜25万円かかったケースも
✔ 全損時の違約金は車両保険だけでは不足しがち。リースカー車両費用特約での備えが有効
目次
カーリース事故後の契約と違約金はどうなる?

カーリースの車で事故を起こした場合、リース契約は車が走行できるのかどうかによってその後の対応が変わります。
修理して走行できるのであれば契約はそのまま続行となる一方で、車が全損して走行不可能となると、その時点で契約は強制解約となります。
車が走行できる状態
カーリースの車で事故を起こしてしまった場合、修理して走行できるのであればリース契約への影響はありません。ただし、契約満了時の車を返却する際に原状回復しなくてはいけないため、修理が必要となります。
なお、カーリース会社によっては、修理する業者を指定されるケースもあります。業者が指定されていない場合でも、トラブル防止のためにカーリース会社に問い合わせておくと安心でしょう。
また、基本的にカーリースの料金に修理費用は含まれていないため、修理費用は契約者負担となります。そのため、修理費用をカバーできる任意保険(自動車保険)に加入しておくといいでしょう。

若林 由晃(クルマ専門家)
車が全損して走行できない場合
カーリースでは基本的に中途解約が認められていません。ただし、車が全損した場合は、事故などの理由を問わず強制的に契約解除になり違約金が発生します。
違約金はカーリース会社によっても異なりますが、残りの期間分のリース料金と車の残価、契約解除に関わる事務手数料などの合計金額となるのが一般的です。 修理費用と同様、このような違約金をカバーできる任意保険もあるので、加入しておくと安心でしょう。

若林 由晃(クルマ専門家)
長年カーリースの現場で事故対応を見てきた経験から、全損事故で最も大切なのは「リースカー車両費用特約」への加入です。通常の車両保険だけでは違約金をカバーしきれないケースが多く、お客様が予期せぬ高額負担に直面されることがあります。カルモくんでは、このような特約を含む保険の相談も可能ですので、契約時にしっかりご検討ください。
もらい事故(被害者側)の場合
信号待ちで追突された、駐車中にぶつけられたなど、自分に過失がない「もらい事故」の場合も、基本的な対応は同じです。
もらい事故でも修理は必要
相手の過失が100%であっても、カーリースの車は原状回復義務があるため修理が必要です。修理費用は相手方の保険から支払われますが、カーリース会社への連絡は必要に応じて行いましょう。カルモくんでは、走行可能な場合は報告不要なので、余計な手間がかかりません。
示談交渉の注意点
もらい事故の場合、自分の保険会社は示談交渉を代行できません(弁護士法第72条)。そのため、任意保険に「弁護士費用特約」を付けておくと、弁護士に交渉を委任できて安心です。
もらい事故で全損になった場合
もらい事故で車が全損になった場合も、カーリース契約は強制解約となります。発生した違約金は相手方への損害賠償請求の対象となりますが、どこまで認められるかは相手方保険会社との交渉によります。
カーリース事故が不安な方におすすめのサービス
カーリースで事故が起きたときの自己負担を抑えるには、契約時の備えが重要です。カーリースカルモくんなら、専用の自動車保険や提携保険会社のプランから任意保険を選べるほか、返却時の原状回復費用にも備えられます。
専用保険と提携保険会社から選べる
カルモくんの月額料金には自賠責保険料が含まれていますが、自賠責保険でカバーできない車の修理代などは、別途任意保険に加入して備える必要があります。とはいえ、カーリースの場合、どの保険を選べばいいか迷う方もいるかもしれません。
カルモくんには、リースカー車両費用特約がセットされた専用の自動車保険「カルモあんしん自動車保険」があるほか、提携している保険会社のプランも選べます。車関連の知識が豊富なマイカーコンシェルジュに相談しながら決められるので、カーリースに合った補償内容がわからない方も安心です。
なお、すでに他社の自動車保険を契約している場合は、そのまま継続して利用することも可能です。
原状回復費用はメンテナンスプランで備えられる
カルモくんには、消耗品の交換費用や車検点検料などを定額化できるメンテナンスプランがあります。
このメンテナンスプランには返却時の原状回復費用補償も含まれているため、傷やへこみなどの損傷によって返却時に原状回復費用の精算が発生した場合も、上限金額の範囲で補償を受けられます。
お試し審査で車選びも保険選びもまとめて相談
保険料も含めた月々の負担を具体的に知るには、まず自分がどの車種やプランを利用できるのかを把握しておく必要があります。
カーリースカルモくんの「お試し審査」なら、申込み後も車種・プランの変更やキャンセルが可能で、結果をもとに担当のマイカーコンシェルジュと、おすすめの自動車保険や予算に合ったプランについて相談できます。
まずは下のバナーから、お試し審査を受けてみてはいかがでしょうか。
【体験談】カーリースの事故で実際にかかった費用は?
カーリースの車で事故を起こすと、実際にどれくらいの費用がかかるのでしょうか。リース車で事故を起こした経験のある方に、インターネットを利用したアンケート*でお話を伺いました。

Aさん(30代女性/千葉県/トヨタ「ヴォクシー」5年契約)
事故で車が全損になり、違約金は80万円かかりました。カーリースの契約当初、事故のリスクは全く考えていませんでした。

Bさん(50代男性/大阪府/ダイハツ「タントカスタム」3年契約)
事故で修理となり、費用は25万円でした。契約当初から事故のリスクは考えていたものの、実際にかかった金額は想像以上でした。

Cさん(30代女性/長崎県/ホンダ「N BOX」3年契約)
修理費用は15万円ほどでした。契約時は事故のことを考えていませんでしたが、こんなことなら普通に買っていたほうが得だったなと思います。

Dさん(20代男性/福岡県/スズキ「スイフト」1年半契約)
修理費用は10万円ちょっとかかりました。事故のリスクは0だと考えていました。自分の車ではないぶん、費用が高いと感じます。
修理で済んだケースでも10〜25万円、全損では違約金が80万円という結果でした。事故のリスクを考えずに契約した方が多かったことを踏まえると、想定外の出費になったケースがほとんどだといえます。
では、傷やへこみの状態によって修理費用はどう変わるのでしょうか。次の項目で目安を見ていきます。
*チャット調査ツール「Sprint」にて、2024年7月12日に「リース車で事故を起こしたことで、カーリースの契約を後悔した方」を対象として行ったインターネット調査を基に、カルモマガジン編集部がまとめています
カーリース事故の修理費用の相場は?

カーリースの車で事故を起こしてしまった場合、基本的に修理費用は契約者負担となります。そのため、どのくらいかかるのかは把握しておきたいものです。
修理費用は、傷やへこみの場所や種類、ボディカラーなどによっても異なります。目安として、傷やへこみの状態別の修理費用はどれくらいになるのかを見てみましょう。なお、以下は傷やへこみ1箇所ごとの目安です。
〈国産車の修理費用の目安〉
| 傷・へこみの場所 | フロントバンパー | フロントドア | リアバンパー |
|---|---|---|---|
| 傷・へこみの種類 | 線傷 | すり傷 | へこみ |
| ボディカラー | 白 | 黒 | グレー |
| 塗装の種類 | パール | パール | メタリック |
| 傷の大きさ | 10cm×10cmくらい | 10cm×20cmくらい | 20cm×20cmくらい |
| 修理費用 | 16,500~37,400円 | 39,600~64,900円 | 17,600~30,800円 |
※カーコンビニ倶楽部・修理費用のシミュレーターを使用
事故では複数の箇所が損傷することも多く、損傷の程度によっては上記を大きく上回ることもあります。また、修理はディーラーや板金業者、カー用品店などに依頼できますが、業者によっても金額や修理方法は異なります。
ただし、カーリースの場合は修理業者を自由に選べるとは限りません。カーリース会社に指定されるケースがあるほか、指定がない場合でも、返却時のトラブルを防ぐために提携業者へ依頼するほうが安心です。修理に出す前に、カーリース会社へ確認しておきましょう。

若林 由晃(クルマ専門家)
修理費用で見落としがちなのが「パールやメタリック塗装」の追加費用です。上記の表は基本的な目安ですが、特殊な塗装色の場合は1.5~2倍の費用がかかることもあります。また、フレーム修正が必要な大きな事故では50万円以上になるケースも珍しくありません。車両保険の補償額を決める際は、ご自身の車の塗装タイプや事故リスクを考慮して設定することをおすすめします。
カーリース事故に備える任意保険

ここまで見てきたとおり、カーリースでは修理費用も違約金も契約者負担となるため、任意保険への加入が欠かせません。ここからは、自賠責保険との違いや、カーリースで重要になる補償内容について解説します。
まず、カーリースの月額料金に含まれる自賠責保険と、自分で加入する任意保険には、次のような違いがあります。
〈自賠責保険と任意保険(自動車保険)の違い〉
| 自賠責保険 | 自動車保険(任意保険) | |
|---|---|---|
| 加入の必要性 | 強制加入 | 任意加入 |
| 補償できる内容 | 人身事故での対人賠償のみ | 対人賠償のほか、対物や車両、自身のケガなども補償 |
| 補償限度額 | 死亡3,000万円/傷害120万円/後遺障害最高4,000万円 | 契約時に設定(無制限も可) |
| 示談交渉の代行 | なし | あり |
自賠責保険(自動車損害賠償責任保険)
自賠責保険は、交通事故が起きた場合に被害者を救済するための保険です。事故の相手にケガを負わせたり死亡させたりしてしまった場合の治療費、慰謝料などが補償されます。
すべての車やバイクに加入が義務付けられており、未加入の場合は法律による処罰の対象となります。

若林 由晃(クルマ専門家)
自賠責保険はカーリースの月額料金に含まれているため、お客様ご自身での手続きは不要です。ただし、補償範囲は対人賠償のみで、車両や対物には適用されません。カーリースでは車の修理費用が自己負担となるため、自賠責保険だけでは不十分です。必ず任意保険への加入をご検討ください。
任意保険(自動車保険)
任意保険は、自賠責保険では補えない補償を幅広くカバーする保険です。前述した修理費用や違約金に備えられるのは任意保険であるため、カーリースでは特に重要になります。
主な補償内容は次のとおりです。なお、補償の名称や範囲は保険会社によって異なります。「特約」として提供されている場合や、他の補償に含まれている場合もあります。
〈任意保険(自動車保険)の主な補償内容〉
| 補償・特約の種類 | 補償内容 |
|---|---|
| 対人賠償責任保険 | 事故で相手を死傷させた場合の賠償のうち、自賠責保険の限度額を超える部分が補償される |
| 対物賠償責任保険 | 事故で相手の車や電柱、店舗など他人の所有物に損害を与えた場合の賠償が補償される |
| 人身傷害保険 | 自分や同乗者が事故で死傷した場合に、過失割合にかかわらず治療費や休業損害などの実際の損害額が補償される |
| 搭乗者傷害保険 | 契約車両に乗車中の事故で死傷した場合に、あらかじめ決められた金額が補償される |
| 無保険車傷害保険 | 自分や同乗者が死亡または後遺障害を負い、相手が無保険などで十分な賠償を受けられない場合に、賠償額のうち自賠責保険の保険金額を超える部分が補償される |
| 車両保険 | 自分の車の修理費用が補償される |

若林 由晃(クルマ専門家)
カーリースで最も重要な補償が車両保険です。現場で見てきた中で、車両保険に未加入だったために10万円以上の修理費用を全額自己負担されたケースが多々あります。特にカーリースは原状回復義務があるため、マイカーよりも車両保険の重要性が高いと言えます。
また、対物賠償保険は必ず「無制限」にしてください。ガードレールで数万円、店舗への突入で数百万円、電車との衝突では億単位の賠償が発生するケースもあります。有限の補償額では不足する可能性が高く、人生を左右する事態になりかねません。保険料の差は月数百円程度ですので、無制限一択です。
付けておきたい特約
弁護士費用特約
自動車事故で被害者になった場合に、相手方への賠償請求を弁護士に委任する際の弁護士費用や、法律相談費用などが補償される特約です。
もらい事故のように自分にまったく過失がない場合、賠償責任を負わないため保険会社は示談交渉を代行できず、相手方との交渉を自分で行うことになります。弁護士費用特約があれば、こうした場面で弁護士に委任する費用に備えられます。
リースカー車両費用特約
前述のとおり、車が全損になると高額な違約金を一括で支払うことになりますが、車両保険の保険金が違約金に届かない場合、不足分は自己負担となります。
リースカー車両費用特約は、車両保険の保険金額を違約金に合わせて設定できる特約です。金額のずれをなくせるため、全損時の自己負担を抑えられます。取り扱いは保険会社によって異なるため、加入前に確認しておきましょう。
カルモくんで選べる自動車保険
カーリースカルモくんでは、専用プランと提携保険会社のプランを合わせて3つの自動車保険から選べます。専用プランは全損時の備えが手厚く、提携2社は走行距離に応じて保険料を抑えられるのが特徴です。
カルモあんしん自動車保険
リースカーに特化した車両費用特約がセットされたカルモくん専用のプランです。リース契約期間中に盗難や全損事故に遭った場合、保険金がリース契約の中途解約金と同額になるため、高額な自己負担を避けられます。
ソニー損保(提携自動車保険)
予想年間走行距離に応じて保険料が決まるため、休日だけ車を使うなど、車に乗る機会が少ない方に向いています。
SBI損保(提携自動車保険)
こちらも走行距離に応じて保険料が決まる仕組みで、実際の使い方に見合った保険料に抑えられます。
保険選びに迷ったらマイカーコンシェルジュに相談
どの保険が自分に合うのかは、車種や乗り方、月々の予算によって変わります。カーリースカルモくんの「お試し審査」を受けておけば、その結果をもとに担当のマイカーコンシェルジュと自動車保険や予算に合ったプランについて相談できます。
申込み後も車種・プランの変更やキャンセルが可能なので、まずは下のバナーからお試し審査を受けてみてはいかがでしょうか。
カーリース事故を起こしたときの対応手順

カーリースの車で事故を起こしてしまったとき、まず行うべき対応は基本的にマイカーの場合と同じです。なお、事故について報告義務のあるカーリース会社もありますので、連絡を忘れないようにしましょう。
万が一の際に慌てずに対応するために、事故対応の手順について見ていきます。
〈事故対応の手順〉
1.負傷者の救護と事故車の移動
2.警察へ連絡
3.保険会社へ連絡
4.事故の記録を撮っておく
5.相手方の情報を確認する
6.契約中のカーリース会社へ連絡
1.負傷者の救護と事故車の移動
事故を起こしてしまったときに最優先ですべきことは、負傷者の救護です。負傷者の救護は運転者の義務でもあり、道路交通法で定められています。負傷者の状態を確認したうえで、119番通報の際には詳細を報告しましょう。
目立った外傷がなくても後から症状が現れることもあるので、指示を仰いで行動することが大切です。
もし、事故車が交通の妨げになるようであれば、交通渋滞の発生原因になったり後続の車から追突されたりしないように、なるべく早く移動させなくてはなりません。また、事故を起こしてしまったことに気を取られて、慌てて車の外に出ないように気を付けましょう。後続車との接触などにより、二次災害を招いてしまう可能性があります。
このような二次災害を発生させないよう、接近してくる後続車に危険を知らせるために、ハザードランプの点滅や発煙筒、停止表示器材の設置などを行い、後続車に事故発生の合図を送りましょう。
2.警察へ連絡
救護や事故車の移動が終わったら、安全な場所から警察(110番)へ連絡します。事故の現場状況を落ち着いて伝え、指示に従いましょう。
人身事故か物損事故かどうかを問わず、事故を起こした場合は警察への届け出が必要です。警察への届け出は道路交通法第72条で定められており、罰則も設けられているので、必ず行いましょう。
また、届け出は保険金の請求にも関わります。請求時に必要となる「交通事故証明書」は、警察に届け出ていない事故については発行されません。
3.保険会社へ連絡(自動車保険に加入中の場合)
自動車保険(任意保険)に加入しているのであれば、保険会社にも連絡しましょう。連絡が遅れると保険金の支払いに影響することがあるため、現場での対応が落ち着いたら速やかに連絡してください。
また、被害者であっても保険会社に連絡をしておきましょう。後から被害者側の過失が発覚することがあったり、加害者が自動車保険に加入しておらず、十分な補償が受けられなかったりするケースがあるためです。
その後の対応についても保険会社に確認しておくと安心です。事故が発生した際、過失割合を決めるために示談交渉を行いますが、本人同士での示談交渉はトラブルの原因になることもあります。
自動車保険に加入している場合は、交渉は保険会社に任せましょう。ただし、円滑に交渉を行うためにも、相手への謝罪は忘れずに行うことが大切です。
4.事故の記録を撮っておく
後々の事故処理の際に役立てるため、事故の状況は詳しく記録しておくようにしましょう。現場の写真、車についた傷なども重要です。過失の割合や損害賠償額を判断する際に、大切な資料となる可能性があります。
なお、手持ちのスマートフォンで撮影をしておく以外にも、ドライブレコーダーの映像も有効となりますので、万が一のときのために、ドライブレコーダーを装備しておくと安心でしょう。
また、事故を目撃していた方がいる場合は、氏名や連絡先を聞いて協力を依頼できると心強いでしょう。
5.相手方の情報を確認する
事故の相手方の情報も、その場で確認しておきましょう。後の保険手続きや示談交渉に必要となります。
・相手の氏名、住所、連絡先
・相手の車のナンバー、車種
・相手の任意保険会社名、証券番号
氏名や住所は、運転免許証の提示を求めて確認すると確実です。なお、先述したとおり、当事者同士でのその場の示談交渉はトラブルの原因になるため、交渉は保険会社に任せることが大切です。
6.契約中のカーリース会社へ連絡
カーリースでは、事故を起こしたときの報告が必要なケースがあります。カーリース会社によっては、報告を怠った場合に報告義務違反となり、契約解除や契約満了時に精算金を請求されるケースもあるため、あらかじめ契約内容をよく確認しておきましょう。
一方で、事故報告の義務がないカーリースもあります。さらに、契約満了後に車がもらえるプランなどに加入していれば、もし事故によって傷やへこみができてしまっても、修理するかどうかは契約者の判断となるため、義務はありません。

若林 由晃(クルマ専門家)
事故対応で最も大切なのは「慌てずに優先順位を守ること」です。現場では、リース会社への報告を気にするあまり、警察や保険会社への連絡が遅れてしまうケースを見かけます。まずは人命救助と法的義務(警察への連絡)を最優先し、リース会社への連絡は落ち着いてから行えば問題ありません。カルモくんは走行可能な事故なら報告不要なので、余計な心配をせずに初動対応に集中できます。
カーリース事故のおさらいクイズ
最後に、クイズで理解度を確認してみましょう。
リース車で事故を起こした場合、修理費用は誰が負担する?
① カーリース会社
② 契約者
③ 保険会社が全額負担する
正解をみる
カーリースの料金に修理費用は含まれていないのが一般的です。任意保険の車両保険でカバーするのが基本になります。
事故で車が全損になったら、リース契約はどうなる?
① そのまま継続される
② 強制解約になる
③ 残りの期間が短縮される
正解をみる
理由を問わず強制的に契約解除となり、違約金が発生します。違約金は残りの期間分のリース料金と車の残価、事務手数料などの合計となるのが一般的で、体験談では80万円かかったケースもありました。
全損時の違約金は、通常の車両保険でカバーできる?
① 全額カバーできる
② 保険金が不足することがある
③ 車両保険とは関係がない
正解をみる
車両保険の保険金が違約金に届かない場合、不足分は自己負担となります。リースカー車両費用特約があれば、保険金額が違約金と同じ水準になるため、この不足を防げます。
もらい事故で車に傷がついた場合、修理は必要?
① 相手の過失なので不要
② 必要
③ 傷の大きさによる
正解をみる
相手の過失が100%でも、カーリースの車には原状回復義務があるため修理が必要です。修理費用は相手方の保険から支払われます。
もらい事故のとき、自分の保険会社は示談交渉を代行してくれる?
① 代行してくれる
② 代行できない
③ 契約内容による
正解をみる
自分に過失がなければ賠償責任を負わないため、保険会社は交渉の当事者になれません。弁護士費用特約を付けておけば、弁護士に交渉を委任できます。
※この記事は2026年7月時点の情報で制作しています
よくある質問
- Q1カーリース中に事故を起こしたら、契約や費用はどうなりますか?
A:修理して走行できる状態なら契約は継続できますが、修理費用は契約者負担です。全損の場合は強制解約となり、残期間のリース料金や残価などを合計した違約金が発生します。
- Q2カーリースで事故を起こしたら、最初に何をすべきですか?
A:負傷者の救護が最優先です。負傷者がいれば119番へ通報し、事故車を安全な場所へ移動させたうえで、警察(110番)へ届け出ます。その後、保険会社とカーリース会社へ連絡しましょう。
- Q3リース車でぶつけられた・もらい事故のときはどうすればいいですか?
A:基本的な手順は自分で起こした事故と変わりません。ただし原状回復義務があるため、相手の過失が100%でも修理は必要です。修理費用は相手方の保険から支払われます。
- Q4事故のときも安心なカーリースは?
A:「カーリースカルモくん」なら、全損時の違約金に備えるリースカー車両費用特約付きの専用保険を選べるほか、返却時の原状回復費用もメンテナンスプランで備えられます。
この記事の執筆者・監修者









修理可能な事故でも、修理業者選びが重要です。カーリースは原状回復義務があるため、安易に格安の修理業者を選ぶと、返却時に「修理が不十分」と判断され追加費用が発生するケースがあります。カルモくんでは提携修理業者を紹介していますので、まずはご相談ください。また、メンテナンスプランに加入していれば、原状回復費用補償で軽微な傷をカバーできます。