カーリースの車で事故を起こしたら?正しい対処法と事前の対策
更新日:2022.09.26
- カーリースの車で事故を起こしてしまうとどうなる?
- カーリースの車で事故を起こしたときの対応
- カーリースで事故を起こしたときに覚えておきたいこと
- 事故の修理費用の相場は?
- カーリースでは自動車保険が必要不可欠
- 自賠責保険もコミコミ!安心のカーリースはこちら
- もしものために事故対応を心得て、安心してカーリースを利用しよう
カーリースの車で事故を起こしてしまうとどうなる?
カーリースの車で事故を起こした場合、車の修理費用や相手方への賠償金などは契約者負担となります。また、リース契約は、車が走行できるのかどうかによってその後の対応が変わります。修理して走行できるのであれば契約はそのまま続行となる一方で、車が全損して走行不可能となると、その時点で契約は強制解約となります。
ここでは、それぞれの場合について詳しく見ていきましょう。
車が走行できる状態
カーリースの車で事故を起こしてしまった場合、修理して走行できるのであればリース契約への影響はありません。ただし、契約満了時の車を返却する際に原状回復しなくてはいけないため、修理が必要となります。なお、カーリース会社によっては、修理する業者を指定されるケースもあります。業者が指定されていない場合でも、トラブル防止のためにカーリース会社に問い合わせておくと安心でしょう。
また、基本的にカーリースの料金に修理費用は含まれていないため、修理費用は契約者負担となります。そのため、修理費用をカバーできる自動車保険に加入しておくといいでしょう。カーリースの中には原状回復費用補償もコミコミになるプランを用意しているリース会社もあるので、長期契約が不安な場合や、もしものときに備えたい方にもおすすめです。
車が全損して走行できない場合
車が全損した場合は、事故などの理由を問わず強制的に契約解除になります。ただし、カーリースでは基本的に中途解約が認められていません。車が全損するなどやむを得ない理由の場合には、強制解約となり違約金が発生します。
なお、違約金はカーリース会社によっても異なりますが、残りの期間分のリース料金と車の残価、契約解除に関わる事務手数料などの合計金額となるのが一般的です。修理費用と同様、このような違約金をカバーできる自動車保険もあるので、加入しておくと安心でしょう。
カーリースの車で事故を起こしたときの対応
カーリースの車で事故を起こしてしまったとき、行うべき対応は基本的にマイカーの場合と同じです。ただし、カーリース会社によっては報告義務のある場合もあります。慌てずに対応するためにも、事故対応の手順について見ていきましょう。
〈事故対応の手順〉
- 負傷者の救護と事故車の移動
- 警察と救急へ連絡
- 保険会社へ連絡
- 契約中のカーリース会社へ連絡
1.負傷者の救護と事故車の移動
事故を起こしてしまったときに最優先ですべきことは、負傷者の救護です。まずは被害状況を確認し、負傷者の救護を行いましょう。もし、事故車が交通の妨げになるようであれば、交通渋滞の発生原因になったり後続の車から追突されたりしないように、なるべく早く移動させることが大切です。
このような二次災害を発生させないよう、接近してくる後続車に危険を知らせるために、ハザードランプの点滅や停止掲示板の設置などを行い、後続車に事故発生の合図を送りましょう。
2.警察と救急へ連絡
救護や事故車の移動が終わったら、安全な場所から警察(110番)や救急(119番)へ連絡します。事故の現場状況を落ち着いて伝え、指示に従いましょう。なお、交通事故は負傷者の救護が最優先なので、警察署に連絡した場合も、必要に応じて事故現場に救急車が到着します。また、救急に連絡しても交通事故であれば警察署に報告されるようになっています。
また、人身事故か物損事故かどうかを問わず、事故を起こした場合は警察への届け出が必要です。警察への届け出は道路交通法の第72条第1項で定められており、罰則も設けられているので、必ず行いましょう。
3.保険会社へ連絡(自動車保険に加入中の場合)
自動車保険(任意保険)に加入しているのであれば、保険会社にも連絡しましょう。また、被害者であっても保険会社に連絡をしておきましょう。後から被害者側の過失が発覚することがあったり、加害者が自動車保険に加入しておらず、十分な補償が受けられなかったりするケースがあるためです。
また、その後の対応についても保険会社に確認しておくと安心です。示談交渉などは自身で行わず、保険会社に任せるほうが余計なトラブルを招くことなく、スムーズに進められるでしょう。
4.契約中のカーリース会社へ連絡
一般的にカーリースでは、事故を起こしたときの報告が義務付けられています。カーリース会社によっては、報告を怠った場合に報告義務違反となり、契約解除や契約満了時に精算金を請求されるケースもあるため、あらかじめ契約内容をよく確認しておきましょう。
一方で、事故報告の義務がないカーリースもあります。定額カルモくんでは全損で走行不可能となった場合を除いて、事故報告の義務がありません。また、契約満了後に車がもらえるオプションプランなどに加入していれば、もし事故によって傷やへこみができてしまっても、修理するかどうかは契約者の判断となるため、義務はありません。
また、マイカーコンシェルジュも在籍しているので、困ったときにも気軽に相談できます。
困ったときのサポートが充実しているカーリースはこちら
カーリースで事故を起こしたときに覚えておきたいこと
もらい事故など、どれだけ気をつけて運転していても事故は予測できないものです。また、いざ遭遇すると慌ててしまう可能性が高いでしょう。そこで、万が一、カーリースの車で事故を起こしてしまったときのために覚えておきたい注意点をご紹介します。
優先すべきは負傷者の救護
まずは、負傷者の救護が最優先です。負傷者の救護は運転者の義務でもあり、道路交通法で定められています。また、負傷者の状態を確認した上で、119番通報の際には詳細を報告しましょう。なお、目立った外傷がない場合でも症状が後から現れる可能性もあるので、指示を仰いで行動することが大切です。
二次災害を防ぐ
事故を起こしてしまったことに気を取られて、慌てて車の外に出ないように気をつけましょう。後続車との接触などにより、二次災害を招いてしまう可能性があります。ハザードランプを点灯させ、安全な場所に移動させた上で、発炎筒などで後続車に事故の発生を知らせることが大切です。
忘れずに事故の記録をとる
相手がいる事故の場合、過失割合によって自動車保険の賠償金額や保険料が変わります。事故の記録は過失割合の判断にも影響するため、事故の状況をくわしく記録しておきましょう。また、傷やへこみなどの損傷部分の写真も有効となります。しかし、慌てて記録ができないことも考えられるため、ドライブレコーダーを装着しておくと安心です。
示談交渉は保険会社に依頼する
事故が発生した際、過失割合を決めるために示談交渉を行いますが、本人同士での示談交渉はトラブルの原因になることもあります。自動車保険に加入している場合は、交渉は保険会社に任せましょう。ただし、円滑に交渉を行うためにも、相手への謝罪は忘れずに行うことが大切です。
事故の修理費用の相場は?
カーリースの車で事故を起こしてしまった場合、基本的に修理費用は契約者負担となります。そのため、どのくらいかかるのかは把握しておきたいものです。
なお、修理費用は、傷やへこみの場所や種類、ボディカラーなどによっても異なります。目安として、傷やへこみの状態別の修理費用を見てみましょう。
〈国産車の修理費用の目安〉
傷・へこみの場所 | フロントバンパー | フロントドア | リアバンパー |
---|---|---|---|
傷・へこみの種類 | 線傷 | すり傷 | へこみ |
ボディカラー | 白 | 黒 | グレー |
塗装の種類 | パール | パール | メタリック |
傷の大きさ | 10cm×10cmくらい | 10cm×20cmくらい | 20cm×20cmくらい |
修理費用 | 16,500~37,400円 | 39,600~64,900円 | 17,600~30,800円 |
*カーコンビニ倶楽部・修理費用のシミュレーターを使用
カーリース車の修理はディーラーや板金業車、カー用品店などに依頼することができますが、業者によっても金額や修理方法は異なります。実際にカーリースの車を修理に出す際は、契約内容に基づいて依頼する業者を選ぶことが大切です。トラブルを防ぐためにも、カーリース会社と提携する業者に依頼すると安心でしょう。
また、修理費用がどれくらいかかるのかは、自動車保険に加入する際の参考にもなるでしょう。自身の車のボディカラーや塗装の種類などを基に確認しておくといざというときに慌てずに済むのではないでしょうか。
カーリースでは自動車保険が必要不可欠
カーリースの契約期間中に事故で車が全損すると、違約金を支払うだけでなく車も失ってしまいます。カーリースの月額料金に含まれている自賠責保険は事故の被害者救済を目的としているため、車に対する補償はありません。そのため、カーリースの違約金や車両本体を補償してくれる保険に加入しておくと安心でしょう。
自賠責保険と自動車保険には、次のような違いがあります。
〈自賠責保険と自動車保険の違い〉
自賠責保険 | 任意保険 (自動車保険) |
|
---|---|---|
加入の必要性 | 強制加入 | 任意加入 |
保証できる内容 | 人身事故での 対人賠償 |
対人賠償、 対物賠償、 車両保険、 搭乗者の傷害補償、 自損事故補償など |
示談交渉の代行 | なし | あり |
このように、自賠責保険と自動車保険では、補償範囲が異なります。なお、自賠責保険の対人賠償は事故の相手方への補償となりますが、賠償額に上限があるため、自動車保険でカバーするのが一般的です。
また、カーリースでもマイカーでも、自賠責保険だけでは車の補償はされないため、自動車保険の中でも車両保険に加入しておくと安心でしょう。車両保険に加入すれば事故で車が損傷したときに、保険金額を限度に保険金が支払われます。この保険金を自動車の修理費用や、全損の場合は違約金の支払いにあてることができます。なお、任意保険はその保険商品や保険会社ごとに補償内容が異なるので、加入前にしっかりと確認しておきましょう。
自賠責保険もコミコミ!安心のカーリースはこちら
カーリースの車を利用する際は車両保険が必要だとわかっていても、どんな自動車保険を選べばいいかわからないという方もいるでしょう。そのような方には、マイカーコンシェルジュが在籍している定額カルモくんのカーリースがおすすめです。
ほかにも、自賠責保険料が月額料金に含まれていて、軽微な傷の修理費用をカバーできるプランのある定額カルモくんについてご紹介します。
自賠責保険料が月額料金に含まれている
定額カルモくんの月額料金には自賠責保険料がコミコミとなっています。そのため、別途加入手続きをする必要もありません。また、初期費用のように契約時に保険料の負担がないのはもちろん、車検時の法定費用もカバーできるので、維持費の負担軽減にもつながります。
軽微な傷はメンテナンスプランでカバーできる
定額カルモくんには、車検や消耗品の交換にかかる費用を定額化できるメンテナンスプランがあります。メンテナンスプランには返却時の原状回復費用補償が含まれているので、軽微な傷であればカバーすることができるので安心です。
ほかにも、メンテナンスプランの中には、契約期間中ずっとメーカー保証と同等の保証が受けられるプランもあります。そのため、長期契約に不安がある方でも利用しやすいでしょう。
マイカーコンシェルジュに自動車保険選びも相談できる
車両保険の必要性は理解していても、カーリースを利用する上でどんな自動車保険を選べばいいか迷う方もいるかもしれません。定額カルモくんのサポートデスクでは、おすすめの自動車保険も相談できるので、カーリースに合った車両保険が知りたい方にもおすすめです。
もしものために事故対応を心得て、安心してカーリースを利用しよう
どんなに気をつけて運転していても、もらい事故などに遭ってしまう可能性はあります。カーリースは基本的に長期で契約することが多いので、安心して利用するためにもきちんと知識を持った上で、自動車保険などに加入して備えておくことが大切です。
定額カルモくんでは豊富な知識を持ったマイカーコンシェルジュに、LINEなどで気軽に相談できるので、安心して利用できるのではないでしょうか。
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よくある質問
- Q1カーリース契約で年収は影響する?
A:カーリースの審査基準は明示されていませんが、審査申込みにおいて年収を申告する場合は多いでしょう。なお、カーローンの審査では年収200万円以上がひとつの目安とされています。
- Q2年収に不安がある場合、審査前にどんな対策をすればいい?
A:安定した収入のある保証人を立てることで審査に通過できる可能性があります。ほかにも、現在組んでいるローンを先に完済したり、クレジットカードの利用料金などの未払いなどは解消しておくといいでしょう。また、過去の未払いや支払いの遅延に心当たりがある場合は、信用情報機関に事故情報が記載されていないかどうか確認するのがおすすめです。
- Q3利用しやすいカーリースの特徴は?
A:月々の料金が安いカーリースがおすすめです。また、オンラインでお試し審査が受けられるカーリースであれば、気軽に利用できるかどうかを確認できるのではないでしょうか。