車はカーリースと購入どちらが得か?費用比較と失敗しない選び方

更新日:2025.10.24
車はリースと購入どちらが得かについて詳しく解説していることがわかるタイトル画像

毎月定額で利用できて、コスパがいいといわれるカーリース。しかし実際のところ、購入と比べてどちらがお得なのでしょうか。

そこで「現金一括購入」「ローンを組んで購入」「カーリースを利用」の3つの方法を比較して、最もお得な乗り方を選ぶためのポイントを、それぞれの違いやメリット・デメリットと併せて解説していきます。



【この記事のポイント】
✔車の購入とカーリース、どちらがお得かは何を重視するかによって異なる
✔乗り始めの負担や突発的な支出を抑えたい方はカーリースが向いている 
✔リースと購入のいいとこ取りができるお得なサービスもある


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一括購入、ローン購入、カーリースの特徴とメリット・デメリットを比較

一括購入、ローン購入、カーリースには、それぞれ下の比較表のように特徴やメリット・デメリットがあります。自分にとってどの方法が得かを判断するため、まずはそれらをきちんと把握しておくことが大切です。


〈現金一括購入・ローン購入・カーリースの比較表〉

手段 現金一括購入 ローン購入 カーリース
支払い方法 車の購入代金を
一括で支払う
車の購入代金を借り入れ、
分割で返済する
毎月一定額のリース料金を支払う
メリット ・車の所有者になれる
・利息の負担がなく、支払総額が安い
・車の改造や売却が自由
・高額な購入資金を用意しなくても車を買える
・頭金を入れて月々の返済額を調整できる
・初期費用0円で車に乗れる
・税金、車検、メンテナンスなど、車に関する出費を毎月定額にできる
・支払う車両本体代金が購入よりも安い
デメリット ・購入時の費用負担が大きい
・手元資金の範囲内でしか車種を選べない
・初期費用がかかる
・利息が発生する
・初期費用がかかる
・ローンによっては頭金が必須
・審査が必要
・車の使用制限がある
・契約満了時には車を原状回復して返却するのが原則*1
・審査が必要
向いている方 ・計画的にまとまった資金を用意できる方
・車を自分のものとして所有したい方
・利息を支払いたくない方
・購入費用は分割で支払いたいが、維持費の管理は苦でない方
・車のカスタマイズやロングドライブも楽しみたい方
・車の乗り始めに極力お金をかけたくない方
・面倒な手続きや管理を避けて気軽に車に乗りたい方
・一定期間で新車を乗り換えたい方

カーリースカルモくん」の場合、7年以上の契約で車がもらえるプランを選択可能。契約満了時に追加料金なしで車がもらえるので、原状回復や返却の必要はありません

現金一括購入

現金一括購入とは、税金や自賠責保険料、登録諸費用などの初期費用だけでなく、車両本体代金も購入時に一回でまとめて支払う方法です。メリットは、月々の支払い・返済がないこと、ローンのように利息が発生しないため、車両本体に関する支払総額を抑えられることなどが挙げられます。また、購入直後から車を自分のものとして所有できるので、改造や売却も自由に行えます。

ただし、大きな金額を一度に支払うので、まとまった資金があることが前提になるでしょう。また、購入した後も車の維持費は発生するため、一括で支払っても家計を圧迫しないほどの余裕があるか、事前によく検討することが大切です。

ローン購入

カーローンとは、金融機関やディーラーが提供しているサービスで、ローン会社から借り入れた購入資金を分割で返済しながら車に乗ることができます。
一括購入する予算がなくても車を手に入れられる一方、利息が発生するため、返済総額が膨らんでしまうこと、また、ローン契約にあたり審査があることなどがデメリットとして挙げられます。

なお、車を購入する際には、車両本体代金のほかに、税金や自賠責保険料、登録諸費用などがかかります。ディーラーローンの場合、こうした初期費用は借入金に含められないことが多く、別途、一括で支払わなければならないケースがあることも知っておきましょう。

また、カーローンによっては頭金が必要になる場合もあり、乗り始めの際に、ある程度のまとまった出費が発生しがちなことも念頭に置く必要があります。

カーリース

カーリース(車のサブスク)の仕組みを図と文章で解説した図。カーリース会社はマツダ、スバル、スズキ、ダイハツ、三菱、トヨタ、日産、ホンダといった自動車メーカーから契約者専用の車を調達して貸し出し、契約者は毎月定額の料金を支払って利用することがわかる。

カーリースは、リース会社が契約者の要望にそって用意した車を、毎月定額で利用できるサービスです。近年は、メーカーをまたいで多くの車種から好きな1台を選ぶことが可能で、購入と変わらない選択肢が用意されているリース会社も増えています。

カーリースでは初期費用が月額料金に含まれているため、購入と違ってまとまった資金を必要とせず、初月から月額料金だけでカーライフを始められるのが利点のひとつです。
また、月額料金には自動車税(種別割)や自賠責保険料など、車を乗り続けるために必要な費用も含まれるほか、車検代やメンテナンス費用なども含められるカーリースもあるので、月々定額の料金だけで車に関する費用の大半をまかなえるのも魅力でしょう。

ただし、カーリースは契約満了後に車を返却することを前提としたサービスであり、カスタマイズができなかったり、車の走行距離制限が設けられていたりと、購入した場合にはない利用制限がある点がデメリットとして挙げられます。



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人気車種でシミュレーション!一括購入、ローン購入、カーリースの費用感の違い

一括購入とローン購入、カーリースのどれを選ぶかによって、どのタイミングでどれくらいの費用が発生するかが変わってきます。

ここでは、軽自動車、普通車の人気車種を例に、それぞれ乗り始めの費用、毎月の返済・支払い金額、そのほか、車を維持するために定期的に必要な費用がどの程度になるか、その概算をみていきましょう。

なお、カーリースとカーローンの契約期間はディーラーローンで一般的な借入期間とされる5年、また、カーリースについては「カーリースカルモくん」を例に、購入でかかる維持費が月額料金に含まれたゴールドメンテナンスプラン加入時の料金で算出し、契約満了時に車を返却するプランでの金額になります。

軽自動車:ホンダ「N BOX」

車種画像_N BOX

ホンダ「N BOX」 Gグレード(車両本体価格:173万9,100円)の場合

カーリース
(カーリースカルモくん)
※契約期間:5年
ローン購入
※借入期間:5年
現金一括購入
契約時/購入時に
かかる費用
0円 14万13円 187万9,113円
月額料金/月々の
返済額
34,070円〜 33,445円〜 0円
自動車税
(種別割)/年
月額料金にコミコミ 10,800円 10,800円
車検費用/回 80,140円 80,140円
メンテナンス
費用/年
40,000円程度 40,000円程度
5年の総費用 204万4,200円〜 247万53円〜 220万2,453円〜

※料金はカーリースカルモくんの料金シミュレーターで算出
※カーリースは、「カーリースカルモくん」の料金(初期費用不要。ゴールドメンテプラン加入時。メンテなしでも各種税金や手数料、車検法定費用含む)を掲載
※カーローンの月々の返済額は、車両本体価格を10,000円未満切り捨て、金利6%(各メーカーのディーラーローン金利の平均値)で算出
※車検基本料金は、各メーカーの関東の店舗における料金表を基に算出(2025年2月時点の概算)
※メンテナンス費用は、カーリースカルモくんのゴールドメンテプランでカバーしている部品交換代や補償額の上限について、契約年数別の合計額を年換算した平均値を基に相場を算出

販売台数トップを誇るロングセラーのホンダ「N BOX」。軽自動車のため初期費用は普通車に比べて安く済むものの、14万円程度は必要になります。

現金一括の場合、乗り始めの際に必要な金額は、車両本体代金と初期費用を合わせて190万円近くになり、十分な資金を用意しておく必要があるでしょう。
毎月の支払いはありませんが、年に1回の税金で10,800円、新車登録から3年後、以降は2年ごとに発生する車検費用で約80,000円、その他、部品交換などのメンテナンス費用も概算として年40,000円程度かかると試算され、その都度、費用を準備しなければいけません。

ローン購入の場合は、月々の返済金と合わせると、初月に17万円ほどの支払いになります。次月からの月々の返済は33,000円程度に抑えられますが、一括購入と同様に、その都度、維持費が発生します。

一方、カーリースの場合、14万円ほどかかる初期費用が月額料金に含まれているので、初月の支払いは約34,000円に抑えられます。次月以降の支払額も同額で、ローンより毎月の負担は多少増えますが、こちらはメンテナンスプランに加入した場合の金額のため、上記、現金一括やローン購入した際に発生する車の維持費は別途支払う必要がありません。

コンパクトカー:トヨタ「ヤリス」

ヤリス_車種画像

トヨタ「ヤリス」Xグレード(車両本体価格:165万7,700円~)の場合

カーリース
(カーリースカルモくん)
※契約期間:5年
ローン購入
※借入期間:5年
現金一括購入
契約時/購入時に
かかる費用
0円 32万3,747円〜 198万1,447円
月額料金/月々の
返済額
36,030円〜 31,899円〜 0円
自動車税
(種別割)/年
月額料金にコミコミ 25,000円 25,000円
車検費用/回 94,160円〜 94,160円〜
メンテナンス
費用/年
50,000円程度 50,000円程度
5年の総費用 216万1,800円〜 268万1,847円〜 242万5,607円〜

※料金はカーリースカルモくんの料金シミュレーターで算出
※カーリースは、「カーリースカルモくん」の料金(初期費用不要。ゴールドメンテプラン加入時。メンテなしでも各種税金や手数料、車検法定費用含む)を掲載
※カーローンの月々の返済額は、車両本体価格を10,000円未満切り捨て、金利6%(各メーカーのディーラーローン金利の平均値)で算出
※車検基本料金は、各メーカーの関東の店舗における料金表を基に算出(2025年2月時点の概算)
※メンテナンス費用は、カーリースカルモくんのゴールドメンテプランでカバーしている部品交換代や補償額の上限について、契約年数別の合計額を年換算した平均値を基に相場を算出

ヤリスのような普通車の場合、軽自動車と比較して、初期費用はもちろん、その都度かかる自動車税(種別割)や車検費用、メンテナンス費用も高額になってきます。

一括購入の場合、車両本体代金と税金、自賠責保険料、新車登録諸費用などの初期費用を含めると200万円近い金額になります。ローンの場合も、初月にかかる費用が初期費用と月々の返済金を合わせると約35万円となり、しっかり費用を準備しておく必要があります。

ローンとカーリースの月々の費用を比べると、ローンのほうが4,000円ほど安くなりますが、ローンの場合、税金や車検費用、メンテナンス費用はその都度、別途支払うことになるぶん、カーリースのほうが支出を減らせるケースもあるでしょう。

なお、カーリースの月額料金および総額が安いのは、契約満了時に車を返却することを前提に、あらかじめ返却時の車の想定下取り価格が差し引かれたうえで、毎月の料金が算出されているからです。

カルモくんでは、7年以上の契約の場合、契約満了時に車を返却せず、そのままもらえるプランも用意されています。プランを変えた具体的なの費用感を知りたい場合は、カーリースカルモくんのお試し審査を利用してみましょう。
まず仮の車種で申し込み、審査に通る範囲でプランや車種を選び直すことが可能。その際に、専任のスタッフと相談できるので、プラン選びに不安がある方にもおすすめです。


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車を購入するよりもお得?カーリースのメリット

カーリースには独自の仕組みならではのメリットとデメリットがあり、その点を考慮して購入とカーリースのどちらが得かを判断することが、後悔しない選択のポイントになります。

まずは、カーリースのメリットについて詳しくみていきましょう。

初期費用をかけずに車を持てる
車両本体価格が購入するより安くなる
車にかかる出費の見通しが立てやすい
申込みをネットで完結できる
契約期間中、ずっとサポートを受けられる
乗換え時の手続きが簡単
ビジネス利用時の経費処理が楽になる

カーリースのデメリットを見る


初期費用をかけずに車を持てる

カーリースの月額料金の内訳を解説した図。カーリースの月額料金には残価を引いた車両本体価格のほか、自動車税(種別割)や自動車重量税、環境性能割、自賠責保険といった各種税金、また、登録諸費用、各種手数料、サポート料、その他の諸費用などの諸費用や維持費も含まれていることがわかる。

車を購入する場合、車両本体代金とは別に、各種税金や登録諸費用などの初期費用が必要となります。この初期費用は、車両本体代金の10〜20%が相場とされており、金額的にも大きな負担になりがちです。

一方カーリースの場合は、初期費用が月額料金に含まれているため、月額料金だけで、初期費用の負担は0円で乗り始めることができるのがメリットとして挙げられます。

車両本体価格が購入するより安くなる

カーリースの残価設定について、車両本体価格150万円のケースを例に解説した図。残価が60万円だった場合、車両本体価格の支払い分は90万円となり、契約月数の60カ月で割ると、月々の車両代金は15,000円になることがわかる。

カーリースでは、残価設定という独自の仕組みのもと、料金が設定されています。
残価設定とは、契約満了時に想定される車の下取り価格である「残価」を、あらかじめ車両本体価格から差し引いて料金を算出する仕組みのことで、カーリースでは、購入した場合よりその残価ぶんだけ、支払い総額を抑えて車に乗ることができます

また、カーリースでは、残価を引いた車両本体価格と、契約期間中に発生する費用の総額を契約月数で割って月額料金を算出しているため、契約期間の長さで月額料金を調整できるのも特徴でしょう。

なお、カーローンでも同様に借入額を契約月数で割って月々の返済額を算出していますが、一般的に借入期間は長くても7年ほどとなっています。カーリースでは11年まで契約可能なところもあり、カーローンよりも分割回数が増やせるため、月々の支払い負担を抑えやすいのも特徴です。

カーリースではカーローンと違って金利がかからないので、長期契約にしても利息が膨らむ心配がないのもポイントです。

車にかかる出費の見通しが立てやすい

カーリースの支出イメージを表した図。契約1年目からず満了までリース料金はずっと定額で、月々の支払い額が変わらないことで家計の見通しが立ちやすいことがわかる。

カーリースの月額料金には毎年の自動車税(種別割)や車検の法定費用が含まれており、また、メンテナンスプランがあるカーリースでは、そのほかの車の維持費も月額料金に含めることができます。

その都度支払わなければならない突発的な出費を抑えられること、それにより家計の見通しがつきやすいこともカーリースのメリットです。

申込みをネットで完結できる

多くのカーリースは、ネット上で簡単に申込みができます。見積もりや商談のために何度もディーラーに足を運んだり、ローンを組むためにディーラーと銀行を行ったり来たりする必要もありません

忙しくて日程調整が難しい方や、車の入手にかかる手間と時間を省きたい方、近くに車の販売店がない方などは、こうした点もメリットに感じられるでしょう。

契約期間中、ずっとサポートを受けられる

カーリースはリース会社が車を貸し出すという仕組みから、契約中も車の困りごとやトラブルに対する無料相談などの手厚いサポートが受けられたり、メーカー保証を延長できたりするサービスも多くあります。

車の運転に不慣れな方、車に詳しくない方も安心してカーライフを送りやすいのもカーリースのメリットでしょう。

乗換え時の手続きが簡単

カーリースでは、契約満了時に車を返却するだけでよく、手間や時間がかからないのもメリットとして挙げられます。

購入した場合のような売却や廃車の手続きが不要であること、乗り換える車もカーリースにすれば初期費用がかからないうえ手続きなどの手間も抑えられることから、気軽にかつ定期的に、安全装備が整った最新モデルに乗り換えることも可能でしょう。


ビジネス利用時の経費処理が楽になる

カーリース個人事業主

一般的に、事業用の車を購入した場合、車両本体価格の全額をその年の経費に計上することはできず、耐用年数に応じた減価償却が必要となります。一方、カーリースを事業専用の車として利用する場合は、月額料金を全額経費として計上することが可能*²です。

また、月額料金をそのままリース代として計上できるので、項目ごとに分けて経費処理をする手間も省けるでしょう。ビジネスのため車が必要な方にはメリットの大きい方法だといえます


法人・個人事業主向けのカーリースを見る


*² 税務上で経費として認められないケースもあります

カーリースの本当のデメリット

カーリースには、その仕組みから、購入した場合にはないデメリットもいくつかあります。それぞれ詳しく見ていきましょう。

利用にいくつかの制限がある
返却を前提としている
原則、中途解約ができない

利用にいくつかの制限がある

カーリースでは契約満了時の残価を担保するため「走行距離に制限がある」や「カスタマイズできない」などの制約があることを示す図

カーリースでは、あらかじめ残価を設定して月額料金を決めていることから、契約満了時の車の価値を担保するために制約が設けられています。

そのひとつは、走行距離制限です。ひと月に走行できる距離が決められており、車の返却時にその総距離をオーバーしていた場合は超過料金が求められます。日常的に長距離運転をする方には、懸念点となるでしょう。

また、原状回復ができないカスタマイズも原則禁止されています。カーナビやドライブレコーダーなどの設置は認められる場合もありますが、自由にドレスアップを楽しむのは難しいでしょう。

なお、近年は走行距離を無制限にできるカーリースもあります。また、最後に車がもらえるカーリースなら原状回復の必要がないため、走行距離の上限もなく、自由にカスタマイズを楽しめます。制限が気になる方は、そのようなサービスを選ぶと安心です。


車がもらえるカーリースを見る


返却を前提としている

契約満了時の選択肢について解説した図。「もらう」では車が自分名義になり、好きなだけ乗り続けられること、残価を支払って「買い取る」ならまとまった資金が必要になること、「返却する」場合はリース会社に車を返すだけで手軽に車を手放せること、別の車種で再契約して「乗り換える」場合もカーリースは初期費用がかからないので気軽に乗り換えられること、契約期間を数年だけ延ばす「延長」では同じ車んもう少し長く乗り続けられることがわかる。また、これらは契約満了時のライフスタイルや車の必要度に合わせて選ぶことができるため、選択肢が多いリース会社がおすすめであることが書かれている。

カーリースは、車の返却を前提としたシステムです。せっかく乗り慣れた車なのに、契約満了時に手放さなければいけないことに、デメリットを感じる方もいるでしょう。

ただし、近年は、返却以外に「もらう」「延長する」「買い取る」といった選択肢を用意しているカーリースもあります。車を返却しなければいけない点にデメリットを感じる方は、そうした選択肢のあるカーリースを選ぶといいでしょう。

原則、中途解約ができない

カーリースの中途解約における解約金の解説画像。カーリースでは残価を差し引いた車両本体価格と維持費の総額を契約月数で分割しているため、契約期間途中で解約すると、残りの年数分のリース料金からまだ納めていない税金などを差し引いた残りの額を、解約金として一括で支払う必要があることがわかる。

カーリースの月額料金は契約年数に基づいて算出されているため、原則として、中途解約ができません。もし、やむを得ない理由で中途解約する場合も、解約金として残りのリース代を一括で請求されるケースがほとんどです。

対策としては、自身が車を必要としている期間に合わせて契約期間を決めることが重要です。なお、カーリースでは、5年、7年、9年と決まった年数から契約期間を選ぶタイプと、1〜11年から1年単位で期間を決められるタイプがあります。後者ならば、より自分に合った契約期間を無駄なく設定することが可能でしょう。

また、中途解約時の違約金を補償してくれるプランを用意したカーリースもあります。違約金が懸念点となっている方はそういったカーリースを選ぶといいでしょう。



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結局、カーリースと購入はどちらが得? 

カーリースと購入のどちらがお得かは、車の利用用途や車が必要な期間、また、利用者のライフスタイルなどによっても異なります。

購入とカーリースそれぞれの特徴を踏まえたうえで、ここからは、購入がお得になる方、カーリースがお得になる方を、利用者の声*³とともに見ていきましょう。

購入がお得になる方

乗換えのタイミングが比較的自由なこと、また、一括購入に限っては利息やサービス会社への手数料が発生しないことから、下記のような方には購入がお得だと考えられます。



〈このような方には購入がおすすめ!〉
利息や手数料の負担を抑えたい
状況に合わせて車を手放したい



利息や手数料の負担を抑えたい

利息や手数料など無駄な費用を払いたくない方にとっては、一括購入がもっともお得です。ただし、まとまった費用の準備が必要であること、一時的な出費が大きいことを配慮しましょう。


Kさん

利息が高そうだったので新車を一括で購入。値引きや無償サポートもあってお得に買えましたが、貯金額に合わせてグレードを下げました。子どもの進学で想定より学費がかかりそうで、貯蓄に対する不安も多少あります。

状況に合わせて車を手放したい

カーリースは原則中途解約ができないため、生活環境が変わりやすく、その都度車の利用頻度や必要な車種が変わる方には不向きといえます。車が不要になったときにすぐに手放したり乗り換えたりしたいなら、一括購入またはカーローンでの購入が望ましいでしょう。

ただし、車を手放す際の売却や廃車手続きは自身で行うことになり、手間と時間はかかります。また、ローンでは完済するまで売却や譲渡ができないケースが多い点にも注意しましょう。


Sさん

飽きる前に次の車に乗り換えられると聞いて、残価設定ローンでトヨタ「アルファード」を購入しました。月々の返済も50,000円程度と少ない負担で新車に乗れるのはありがたいですが、下取り価格が下がって最後に高額な請求が来ないか心配です。乗り換える車の費用も考えると、貯金をしておかないとと思っています。

カーリースがお得になる方

カーリースの場合、月額料金に初期費用や車の維持費が含まれていること、契約満了時は車を返却するだけで済むこと、加えて、リース会社のサポートが得られることから、以下のような方に向いているといえます。



乗り始めや月々の負担をできるだけ軽くしたい

負担になりがちな初期費用や車の維持費。カーリースの場合、それらが月額料金に含まれているので、初月からリース料金だけに抑えられます。また、利用中も車関連の費用の多くを月々の定額料金でまかなえます。

初期費用や突発的に発生する維持費がハードルになっている方は、カーリースがおすすめでしょう。

なお、残価を差し引くしくみによって車両本体代金の支払いを抑えられること、長期での契約が可能なことにより、ローンを組むよりも毎月の支払額を抑えたい方にも向いています


Tさん

購入だとメンテナンスの頻度も費用も見当がつかなかったので、全部月々の支払いにまとめられるカーリースにしました。カーリースは初期費用もかからないし、月々の料金もリーズナブルなプランがあるので安心ですね。リースを始めてから車をメンテナンスする機会が何度かあったけど、スムーズで助かりました。

家計管理を楽にしたい

カーリースなら、車関連の費用の多くを毎月の月額料金でまかなえるので、家計管理を楽にしたい方にもおすすめです。月ごとの車関連支出も安定するので、子育てや結婚などライフスタイルの変化にも対応しやすいといえます。


Oさん

毎日家事や育児でバタバタしているうえ面倒臭がりな私でも、カーリースなら定額で管理しやすいなと思いました。これから子供の学費なども増えてくる中で、大きな出費がないことがわかっているのは安心です。


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短期間だけ利用したい、短期で乗り換えたい

カーリースでは、車を返却するだけでよく、購入した場合のように売却や廃車手続きが不要なので、短期間だけ車が必要な方にもおすすめです。なかには1年単位で契約期間を選べるカーリースもあります。

なお、初期費用もかからないので、乗り換えの手間や費用を抑えられるのもカーリースの特徴です。最新の安全装備が搭載された新車に、定期的に乗り換えたい方にも向いています。


Nさん

子供の送り迎えで車が必要になって、カーリースを1年契約で利用しています。頭金や初期費用が不要で、1年契約だから車検費用もかからず助かっています。いろいろな種類から車を選べたのも良かったです。


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車に詳しくないから全部任せたい

カーリースの場合、税金などの契約中に発生する支払いをカーリース会社が代行してくれるので、どのタイミングでどのような費用がかかるのか、どのように支払うのか不安な方も安心して利用できます。

また、利用中の困りごとなどスタッフにいつでも相談できるので、車に詳しくない方、車を初めて持つ方にもおすすめです。


Mさん

車を所有していたときは、その都度、維持費がどのくらいかかるのか心理的な負担もありましたが、カーリースは定額なので車に詳しくない私でも安心。担当の方が本当に親身で、寄り添うようにサポートしてくれるのも助かっています。

法人、個人で事業用として車を使いたい

カーリースなら初期費用が不要で資金繰りが安定するうえ、税金や車検費用などもすべて含まれた月額料金を全額経費計上*2できて、面倒な科目分けの手間も軽減できるため、法人や個人で事業用に車が必要な方にも向いているでしょう。

もし、新車を購入した場合、車は減価償却の対象となるため、複数年に分けて経費計上しなければなりません。また、ローンの返済額から経費として計上できるのは毎月の支払利息のみ、各種税金や車検費用は別途科目を分けての経費処理が必要となるなどデメリットが目立ちます。


Nさん

おもに仕事で車を利用するので、月額料金をそのまま経費として計上できるカーリースを選びました。税金や自賠責保険料、登録諸費用や維持費といった諸経費も月額料金に含まれていて、いちいち仕分けしないで済むので助かっています。

*² 税務上で経費として認められないケースもあります
*³ 2019年12月~2021年6月までのカーリースカルモくんご契約者様504名を対象としたアンケート

リースと購入のいいとこ取りができるカーリースもある!

カーリースの「おトクにマイカー 定額カルモくん」なら、日本最安水準の月々10,000円台から国産新車に乗れるということを表した図

カーリースと購入のどちらがお得かはケースごとに異なります。ただ、近年はリースと購入のいいとこ取りができるカーリースもあるので、どちらが得かで迷っている方はそういったリース会社を検討してみるのものおすすめです。

カーリース「カーリースカルモくん」はそのひとつ。リースのメリットはそのままに、7年以上で走行距離は無制限になるなどカーリースならではのデメリットを回避できるサービス設計になっています。

購入の場合とほぼ変わらず、国産メーカーの全車種・全グレードから好きな1台を選ぶことができ、メーカーオプションをつけることも可能。メンテナンスプランをつければメーカー保証を延長できるなど、購入した場合より充実した保障内容でカーライフを送ることもできます。

以下では、その特徴的なサービス内容をピックアップして紹介します。

車をもらえるプランもある

カルモくんでは、7年以上の契約プランを選べば、契約満了時に、車をもらえるオプションもつけられます

「初期費用不要で新車に乗り始めることができる」「維持費などの突発的な出費を抑えられる」など、車を購入した場合のデメリットを回避しながら新車に乗ることができるうえ、契約満了時には自身のマイカーにすることが可能です。

業界最安水準*⁴ながら、保証やサポートサービスもいろいろ

カルモくんの利用料金は業界最安水準*⁴。月額10,000円台から利用できながらも、保証やサポートの面で充実しているのも特徴です。

メーカー保証も一般保証対象部品については、2年もしくは走行距離100,000kmまで延長可能。プラチナメンテナンスプランに加入すれば、特別証対象部品も併せてリース期間満了もしくは走行距離100,000kmまで延長でき、購入した場合より長く安心してカーライフが送れるでしょう。

また、事故などによる廃車で中途解約となってしまっても、解約金が全額保証される独自の自動車保険(任意保険)も利用できます。

利用中、車に関する困りごとや悩みごとについて、経験豊富なスタッフに無料で相談できるなど、サポート体制が充実しているのも、購入した場合にはないポイントです。

*⁴ 文末の制作日における調査結果に基づく。調査概要はコンテンツポリシー参照

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自分の条件に合った適切な方法を選ぼう

車を持つ方法には、一括払いまたはカーローンで購入する方法や、カーリースがあり、それぞれメリット・デメリットが異なります。

どれが適しているかは、車が必要な期間や用途によっても異なるので、自身が車に求める条件や希望を整理して、最適な方法を選ぶことが大切です

車がもらえるプランを用意しているカルモくんなら、リースと購入のいいとこ取りが可能です。下のお試し審査を利用すれば、希望や予算を基に無料でスタッフと相談もできます。

カーリースの具体的な費用感などを知っておくと、その後の検討もスムーズになります。キャンセルもできるので、さっそく活用してみましょう。


もらえるカーリース_審査に通るか試してみる


※この記事は2025年10月20日時点の情報で制作しています

よくある質問

Q1車を持つなら、リースと購入どちらが得?

A:カーリースと現金一括購入、ローン購入、いずれもメリットとデメリットがあります。そのため、何を重視するかにより、どの方法がお得かは変わります。大きな出費を避けたい方や楽に家計管理をしたい方にはカーリースがお得です。リースと購入のメリット・デメリットはこちらをご覧ください。

Q2購入よりもカーリースがおすすめなのはどんな方?

A:乗り始めや月々の負担を軽くしたい方、短期間で車を乗り換えたい方、車に関するお金の管理を楽にしたい方、車に詳しくないから全部任せたい方などにおすすめです。また、法人や個人で事業用として車を使用する場合にも、経費計上の手間を省ける点でカーリースが向いています。

Q3購入と同じように自由に車に乗れるカーリースはある?

A:カーリースカルモくんなら、購入同様に自由なカーライフを実現できます。カルモくんでは7年以上の契約で走行距離制限がないので、距離を気にせず乗り放題。また、車をもらえるオプションをつければ契約満了時に車を返却する必要がなくなるため、カスタマイズも好きなだけ楽しめます。

この記事の執筆者・監修者


伊藤 真二
監修者、編集者、ライター

伊藤 真二

ファイナンシャルプランナー。介護福祉士資格を所有していることから、老後の暮らしや節約・資産運用など、安心できる未来、無駄のない今を生きるためのご提案を多く行う。 また、ニュースメディア、採用メディア、自動車メディアなどのライター・編集者の経験から記事執筆・監修も広く行っている。

購入とリースのいいとこどり_審査に通るか試してみる

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