カーリースは中途解約できない?認められるケースや手続きについて解説
更新日:2024.09.05- カーリースが中途解約できない理由とは
- 中途解約が認められるおもな3つのケース
- カーリースを中途解約する際の手続き
- カーリースを中途解約した方の口コミ
- 中途解約の解約金は、どのくらい請求される?
- 中途解約のリスクを抑えるために契約前にできること
- 中途解約のリスクを抑えやすいおすすめのカーリース
- カーリースで中途解約をするのは損!契約前に十分に検討を!
カーリースが中途解約できない理由とは
カーリースが原則として中途解約できない理由は、リース料金を算出する仕組みにあります。一般的にカーリースでは、契約満了時のリース車の想定価値である残価をあらかじめ設定し、車両本体価格から差し引きます。そこに税金などの諸経費を加えた総額を契約月数で割って、月額料金が決定されます。
つまり、契約満了時までの利用を想定したうえで、毎月の利用料金が定額化されているため、原則として中途解約が認められないのです。
何らかの事情があり中途解約をする場合は所定の手続きが必要で、解約金として残りのリース料金の支払いを求められることがほとんどです。
また、カーリース契約はクーリング・オフ制度の対象外であるため、いったん契約するとキャンセルできない点にも注意しましょう。
中途解約のリスクを抑えやすいカーリースはここ!
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中途解約が認められるおもな3つのケース
リース会社によっては、やむを得ない事情、あるいは、正当な理由がある場合に限り、中途解約が認められることがあります。ここでは、そのおもな3つのケースを解説します。
1. 契約者が運転不可能な状態になったとき
契約者が死亡する、または病気などで運転ができない状態になった場合は、原則中途解約となり、解約金が発生するのが一般的です。
ただし、リース契約は相続の対象となるため、相続人の方が契約を引き継ぐことを認めるカーリースも中にはあります。その場合、相続放棄をしたケースでは解約金の支払い義務がなくなります。詳細は契約しているサービス会社に確認するようにしましょう。
2. 事故や盗難などでリース車両が使用不能となったとき
全損事故や盗難、または自然災害などで車が使えない状態になった場合、その時点で契約は終了し、中途解約になります。また、たとえ契約者の過失がゼロのもらい事故であっても、解約金の支払いは発生します。
それは、ローン購入した車が、返済期間中に全損事故を起こしたからといって、返済義務がなくならないことと同様です。
なお、車を修理すれば走れる状態であれば、カーリース契約は継続されます。
3. 海外転勤や家族構成の変化などライフスタイルが変化したとき
予期せぬ海外転勤で車が不要になったり、家族構成の変化などにより車を乗り換える必要が生じたりした場合は、カーリース会社が解約理由を正当であると認めると中途解約が可能です。
ただ、こうした理由は先の契約者の死亡やリース車の全損と比較すると、「やむをえない」といえるかどうかは微妙なところといえるため、リース会社によって判断が分かれる可能性があります。
なお、近年は、高齢者の免許返納に伴うリース契約の中途契約を認めているカーリースもあります。
カーリースを中途解約する際の手続き
もし、やむをえない事由が生じてリース契約の中途解約を希望する場合、まずはリース会社に中途解約を希望する旨を伝えましょう。解約が可能かどうかは、リース会社がその理由を基に判断します。
ここでは、リース会社がその申し出を承認してから、中途解約成立までの流れを見ていきます。
1. 車の査定と解約金の算出
中途解約の承認を受けたら、リース会社による車の回収・査定が行われます。おもに新車新規登録からの経過年数や、車両についた傷やへこみ、走行距離などから車の査定額を算出し、残りの契約期間なども踏まえて解約金の額を確定します。
2. 中途解約の意思確認、必要書類の提出
解約金が確定し、契約者の費用負担などの説明が行われたら、最終的な解約の意思確認が行われます。この段階でも中途解約の意思が変わらない場合、必要書類を提出して解約の手続きに入ります。
3. 解約金を支払い、中途解約の手続きが完了
リース会社から中途解約の合意書などの書類が届きますので、記入して返送し、解約金の精算(振り込み)が終わったら中途解約の手続きは終了です。
なお、中途解約までの具体的な手続きはリース会社ごとに異なります。また、解約の理由によっては証明書などの提出を求められることもあります。
カーリースを中途解約した方の口コミ
実際に中途解約した方は、どのような理由で解約に至ったのでしょうか。また、どんなデメリットがあったか、何に気をつければよかったのか、体験者の口コミを参考に見ていきましょう。
【Aさん(男性・40代)】
【Bさん(男性・40代)】
急な転勤があり、車が不要になったことで中途解約したことがあります。契約期間は3年。解約したのは、2年半くらい経ったときでした。解約金が20万円ほどかかってしまったことに後悔しています。
【Cさん(男性・30代)】
事故に遭ってしまい、カーリースを解約しました。残っている契約期間のリース料金として、解約金が数十万円かかりましたが、自動車保険の補償を手厚くしており、保険会社からの支払いで充当できたので助かりました。
上記の口コミで目につくのが、事故に遭ってしまい中途解約になったケースでしょう。Aさん、Cさんともに自動車保険には加入していたようですが、Aさんと違い、Cさんは解約金をカバーできる自動車保険に加入していたため、保険金で解約金を充当できています。カーリースに特化した保険もあるので、不安な方は加入を検討するといいでしょう。
一方、Bさんは転勤により中途解約に至ったものの、当初から解約の可能性を感じていたそうで、3年と比較的短めの契約期間を設定されていました。ライフプランに合わせて契約内容を吟味することも重要だとわかります。
カーリースに特化した任意保険もあるので安心
定額カルモくんは、契約期間を1年単位で選べるうえ、カーリースに特化した自動車保険に加入することも可能。中途解約のリスクを抑えやすいカーリースのひとつです。
審査を無料で試せる「お試し審査」を用意しているのも特徴です。キャンセルも可能なので気軽に試してみましょう。
*カルモカーライフナビ編集部が、チャット調査ツール「Sprint」にて「カーリース契約期間中に、中途解約したことのある方」を対象として行ったインターネット調査を基に掲載
中途解約の解約金は、どのくらい請求される?
中途解約時の解約金の計算方法は、カーリース会社によって異なります。一般的には、リースの残り期間の月額料金の総額を解約金として一括請求するケースが多いです。そのため、残りの期間が長く月額料金が高いほど、解約金は高額になるでしょう。
ただし、月額料金に含まれている税金や車検費用のうち、解約することで実際には発生しなかった費用は差し引かれます。また、解約時の査定額が残価を上回った場合は、その差額も引いた金額となります。
中途解約のリスクを抑えるために契約前にできること
カーリースの中途解約は手続きの手間だけではなく、まとまった解約金の支払いがあり、できれば避けたいものです。そこでカーリースの中途解約を防ぐために、契約前に注意したいポイントを解説していきます。
ライフスタイルの変化を想定し、適切な契約期間を選ぶ
一般的にカーリースの月額料金は、契約期間が長いほど安くなる傾向があります。月々の負担を抑えたい場合はできるだけ長い契約期間を選ぶのもひとつの方法ではありますが、中途解約が原則できないこと、また、解約が可能である場合でも解約金の発生リスクがあることを考慮して契約期間を設定しましょう。
先のライフプランを想定し、月額料金とのバランスも見つつ無理のない契約期間にすることが大切です。
中途解約を認めているカーリースを利用する
カーリースは原則中途解約ができないサービスではありますが、近年では条件付きで中途解約を認めているカーリースも登場しています。また、契約から一定期間が経過すると解約や乗換えが可能なカーリースもあるため、中途解約による解約金の発生リスクが気になる場合には、そういったサービスのあるカーリースを選ぶといいでしょう。
ただし、中途解約を認めているカーリースは、月額料金が高い傾向があるため注意が必要です。
「カーリース車両保険特約」付帯の自動車保険に加入する
契約者が任意で加入する自動車保険の中には、カーリースの仕組みに合わせた「カーリース車両保険特約」を用意しているものもあります。
カーリース車両保険特約が付帯している自動車保険であれば、故障や盗難、自然災害による損害などに加え、中途解約時の解約金の補償が受けられるケースもあるため、不安があれば加入しておくと安心でしょう。
メンテナンスプランも検討する
新車であっても、契約年数や車の乗り方によっては、劣化や自然故障などで中途解約になる可能性は否定できません。中古車であればなおさらです。
そういった事態をできるだけ避け、車を長く良好な状態で使用できるよう、メンテナンスプランに加入しておくといいでしょう。メンテナンスにかかる費用が定額になるため、コストを気にすることなく、適切なタイミングで必要なメンテナンスが実施できます。
中途解約のリスクを抑えやすいおすすめのカーリース
「おトクにマイカー 定額カルモくん」は、中途解約のリスクを抑えやすい独自サービスが豊富なカーリースです。業界最安水準*の利用しやすい月額料金で、国産メーカー全車種から乗りたい車を選べることから、自身の希望や予算に合わせたカーライフが実現しやすいでしょう。
また、7年以上の契約なら全車種が走行距離無制限となり、さらに車をもらう選択も可能!これまでに25万人以上が申し込んだ、今話題のサービスです。
定額カルモくんが中途解約や解約金が心配な方にもおすすめのポイントを見ていきましょう。
*文末の制作日における調査結果に基づく。調査概要はコンテンツポリシー参照
1~11年のあいだで柔軟に契約期間を決められる
多くの個人向けカーリースでは、自家用乗用車の車検の実施年にあたる5年、7年、9年といった年数での契約期間が一般的です。
その点、定額カルモくんは、1~11年のあいだから1年単位で自由に契約年数が設定できます。ライフプランに合わせて無理のない契約期間が選択できるため、中途解約のリスクを下げられます。
中途解約の解約金をカバーする独自保険を用意
カーリースに特化した任意保険があるのも、定額カルモくんの特筆すべき点です。
定額カルモくん独自の「カルモあんしん自動車保険」にはカーリース車両保険特約が付帯しているので、盗難や全損時の中途解約金が全額カバーできるほか、3年(または2年)ごとの更新で契約期間をフルカバーでき、次の更新までの契約期間中は事故で保険を使った場合でも保険料が変わりません。毎年更新手続きをする必要もないので、手間が省けるのもうれしいポイントでしょう。
故障リスクを抑えるメンテナンスプランが充実
定額カルモくんは、予算に合わせて選べる複数のメンテナンスプランが用意されています。車の良好なコンディションを維持するために必要なメンテナンスの費用が月々定額になるうえ、車検などのタイミングに通知が届くので、車に詳しくなくても定期的なメンテナンスが可能になり、自然故障などのリスクも下げられるでしょう。
また、メンテナンスプランには原状回復費用補償も付いているため、車の返却時も安心です。
お試し審査を受けておけば契約までスムーズ
定額カルモくんでは、審査に通る可能性があるかをあらかじめ確認できる「お試し審査」を用意。オンラインで5分ほどの入力で完結し、結果は最短即日わかります。先に審査に通るか調べておけば、契約までのやりとりもスムーズに。本契約前ならばキャンセルも可能。下のボタンよりお気軽にどうぞ!
※審査に通っても即契約にはなりません
カーリースで中途解約をするのは損!契約前に十分に検討を!
カーリースは契約期間が長いため、その間に予想もできない出来事が起きる可能性もあり、どうしても中途解約が避けられない場合もあります。そこで損をしないためにも、契約前に、ライフステージに合わせた契約期間を選択したり、自動車保険に加入したり、万一に備えた対策をとるといいでしょう。
1年単位で契約できる定額カルモくんは、カーリースに特化した独自の自動車保険も用意。簡単に審査を済ませられる「お試し審査」を無料で受けることもできます。
お試し審査後は、その結果を基に、車に詳しいマイカーコンシェルジュに自分に合ったプランを提案してもらうことも可能です。キャンセルも可能なので、まずは気軽に試してみましょう。
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※この記事は2024年8月2日時点の情報で制作しています
よくある質問
- Q1カーリースは中途解約できる?
A:カーリースは、一部のケースを除いて、原則として中途解約はできません。中途解約が認められた場合でも、契約金の支払いが必要になります。中途解約を防ぐためのチェックポイントはこちらで解説しています。
- Q2カーリースで中途解約が認められるケースは?
A:中途解約が認められる代表的なケースとしては、事故や盗難などでリース車両が使用不能となった場合、契約者が死亡したり、長期入院やケガといった理由で運転ができなくなったりした場合などが挙げられます。また、ライフスタイルの変化で車の必要性が変わった場合にも認められる場合があります。
定額カルモくんなら国産全メーカー全車種をご用意していますので、ライフイベントを見据えた車選びも簡単!- Q3中途解約の解約金の相場は?
A: 解約金の計算方法はカーリースによって異 なりますが、リースの残り期間の月額料金の総額を解約金として一括請求するケースが多いです。ただし、月額料金に含まれる税金や車検費用のうち、解約することで発生しなくなる費用は差し引かれます。また、解約時の査定額が残価を上回った場合、その額も差し引かれるのが一般的です。
カーリースの契約中に玉突き事故を起こしてしまい、中途解約に。自動車保険に加入していましたが、失敗したのは解約金が補償対象外だったこと。解約の際に80,000円ほど自腹で支払うことになりました。