カーリースがデメリットだらけといわれる7つの理由!後悔しない選び方と向いている人を解説
更新日:2024.12.06- カーリースがデメリットだらけといわれる7つの理由
- カーリースがデメリットだらけと感じた方の体験談
- カーリースを利用する際に特に注意したいポイント
- カーリースのデメリットを回避する選び方
- カーリースがデメリットだらけに感じやすい人、感じにくい人
- デメリットだけじゃない!カーリースのメリット
- デメリットを回避して乗れるおすすめカーリース
- カーリースは選び方次第でデメリットを避けられる!
カーリースがデメリットだらけといわれる7つの理由
カーリースがデメリットだらけといわれるおもな原因は、ローン購入とは違うカーリース特有の仕組みが関係しています。たとえば、「車にかかるコストを月々定額の料金で支払う」「残価設定がある」といった特徴です。
定額制により「初期費用や毎年の自動車税(種別割)、車検時の法定費用などのまとまった出費が、その都度発生する心配なくカーライフを楽しめる」、残価設定があることで「利用者が支払う車両本体価格を残価ぶん抑えられる」といったメリットがあるものの、利用方法によっては下の表のような7つのデメリットが生じやすい傾向があります。
カーリースの特徴 | デメリットにつながりやすい要因 | デメリット |
---|---|---|
車にかかるコストを 月々定額の料金で支払う |
原則として 中途解約ができない |
1. 中途解約で違約金が 発生する |
完全定額制ではない リースサービスもある |
2. ボーナス払いが 高額な場合がある |
|
総支払額が 高いことがある |
3. 購入する場合よりも 割高に感じる |
|
残価設定がある | 残価精算が 必要な場合がある |
4. 契約満了時に残価精算で 高額な費用を請求されることがある |
走行距離制限がある | 5. 走行距離の上限を超過した場合に 追加料金が発生する |
|
車を返却する際、 原状回復の義務がある |
6. 原状回復費用が発生 することがある |
|
7. 車が自分のものにならず、 カスタマイズやドレスアップができない |
ここからは、7つのデメリットとそれが生じやすい理由について詳しく見ていきましょう。
カーリースの仕組みと特徴についてもっと詳しく知りたい方はこちら
デメリットだらけの理由1. 中途解約で違約金が発生する
カーリースの月額料金は総額を契約月数で分割して算出しているので、契約期間中に契約内容を変更したり、中途解約したりすることは原則として認められていません。そのため、利用者の都合や、事故や盗難に遭って車が走行不能になったなどでやむをえず中途解約をする場合には、違約金を支払う必要があります。
このことから、もしものときには高額な請求が発生するリスクがあるといった点がデメリットだらけの理由のひとつとして挙げられています。
しかし、これはカーリースに限ったことではありません。カーローンで完済前に車が全損した場合も、残債を精算する必要があります。ただ、一般的にカーリースはカーローンの返済期間よりも契約期間が長い傾向があるため、カーローンよりも中途解約のリスクは高くなりがちだとはいえるでしょう。
なお、カーリースの違約金は、解約する時点での車の価値や残りのリース料、損害金などを基に算出されます。違約金という名目で別途高額な料金を請求されるわけではありません。
デメリットだらけの理由2. ボーナス払いが高額な場合がある
一般的に、カーリースはボーナス払いなしで利用できるサービスではありますが、利用者の月々の負担を抑えるためにボーナス併用払いを設定しているリース会社も少なくありません。中にはボーナス月の加算額がかなり高額に設定されている所もあり、年2回のボーナス月は負担が大きくなり過ぎて資金繰りに困るといったケースも見られます。
また、ボーナス払いの有無やボーナス月の加算額は契約時に決定されるため、原則として契約期間中に支払方法やボーナス月の加算額を変更することはできません。将来的に「ボーナスが減った・無くなった」などのリスクに対応できないことに、デメリットに感じる方もいるでしょう。
デメリットだらけの理由3. 購入する場合よりも割高に感じる
カーリースは車を購入する場合に比べて割高に感じ、デメリットだらけに思えるといったケースもあるようです。これには、購入とカーリースの料金体系の違いが大きく関係しています。
カーローンを利用して車を購入する場合、借入額は車両本体価格となります。返済は借入額に利息を合わせた総額を、借入期間で分割して返していきます。各種税金や自賠責保険料などは、その都度支払う必要があります。
対してカーリースは、残価を引いた車両本体価格に、契約期間分の各種税金や自賠責保険料、手数料などを合わせた総額を契約月数で分割して月額料金を算出します。カーリースの場合、利息は発生しないものの、税金などの維持費がリース料に含まれることになるため、カーローンよりも割高に感じることもあるわけです。
その一方で、カーリースの場合、「大きな出費がなく、支払いがフラットである」「カーローンより長い契約期間を設定して月額料金を安く抑えることができる」などの利点もあるとも言えるでしょう。
実際のところ、最も支払総額を抑えられるのは、一括での購入です。カーローンでの購入とカーリースのどちらが安いかは、金利などにもよるためケースバイケースになります。
デメリットだらけの理由4. 契約満了時に残価精算で高額な費用を請求されることがある
カーリースでは、契約満了時の車の想定査定額である「残価」を設定し、車両本体価格から残価を差し引いた金額を基に、そのほかの費用をプラスしてリース料金を算出します。これを「残価設定」といいます。
「残価設定」があることで、車両本体価格の支払いぶんは、購入の場合よりも安く抑えることが可能です。ただし、カーリースには残価精算あり、または残価精算なしの2タイプの契約方式が存在する点に注意が必要です。
契約満了時に残価精算を行う契約方式を採用しているカーリースでは、返却する車の価値が当初の想定残価を下回っていた場合に、その差額を契約者が負担しなければなりません。返却時に思わぬ出費が発生する場合があることも、カーリースがデメリットだらけといわれる理由のひとつでしょう。
デメリットだらけの理由5. 走行距離の上限を超過した場合に追加料金が発生する
多くのカーリースでは、契約時に設定した車の残価を担保するために走行距離制限が設けられており、超過した場合は料金を請求されることがあります。設定距離はリース会社やプランによって幅がありますが、月平均で1,000〜2,000km程度が一般的です。
走行距離制限があることを意識しすぎて、自由に乗れない、遠出がしにくい、また、超過した場合の追加料金がもったいないといったことも、よく挙げられるカーリースのデメリットのひとつです。
しかし、超過の有無は契約満了時の総走行距離で判断されるケースが多く、距離制限をオーバーする月が時々あっても、総走行距離が超えていなければ追加料金が発生することはありません。
デメリットだらけの理由6. 原状回復費用が発生することがある
中には契約満了時に車をそのままもらうことができるサービス会社もありますが、カーリースの車は、最後に返却するのが一般的です。また、返却する際は、「原状回復」が原則となります。
原状回復では車の傷やへこみ、汚れやにおいなどを修理やクリーニングで修復しますが、その費用は原則として利用者が負担します。返却時の車の状態によっては原状回復費用が高額になる場合もあることから、デメリットだらけといわれています。
なお、車を日々利用していれば、知らないうちに傷や汚れがついてしまうものです。それだけに原状回復費用を懸念する方も多いですが、通常の利用における摩耗や軽微な傷、経年劣化などについては原状回復の必要はありません。
デメリットだらけの理由7. 車が自分のものにならず、カスタマイズやドレスアップができない
多くのカーリースでは、契約満了時に車を返却することになります。また、利用中も、カーナビやETCの後付け、アルミホイールへの履き替えなど、違法改造ではないものを除き、原則としてカスタマイズやドレスアップが禁止されていることがほとんどです。
せっかく乗り慣れ、愛着が湧いてきたのに自分のものにならないこと、また、カスタマイズを自由に楽しめないことも、カーリースの利用者がよく感じるデメリットのひとつです。
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カーリースがデメリットだらけと感じた方の体験談
実際にカーリース利用者は、どういった点にデメリットと感じているのでしょうか。利用中と契約満了時にわけて口コミを見ていきましょう。
利用中にデメリットを感じた方
【50代・男性】
【40代・男性】
転勤で車を使わなくなるため、中途解約することに。解約金が15万円ほどかかったのが痛手でした。
利用中に起こりやすいのは、契約期間や料金に関するデメリットです。予期せぬ経済状況の変化や仕事の都合などは致し方ない部分もありますが、先を読んだうえで、ボーナス払いの有無や契約期間を決めるのが重要です。
契約満了時にデメリットを感じた方
【30代・男性】
新車を買う余裕がなかったのでカーリースを利用したのですが、結局、自分の所有物にならずに返却しなければいけないことがデメリットだと思いました。
【30代・女性】
利用中にマフラーを改造したため、返却前に元に戻す必要があり、結構お金がかかってしまいました。契約前に改造していいか確認しなかったのも原因ですが…。
契約満了時に生じやすいデメリットは、カスタマイズなどの原状回復に関するもの、また、残価精算や走行距離の超過分の支払いに関するものです。多くの場合、プラン選択やオプション加入で回避できるケースもありますので、吟味するようにしましょう。
*カルモカーライフナビ編集部が、チャット調査ツール「Sprint」にて「カーリースを利用した経験があり、デメリットを感じたことがあるかた」を対象として行ったインターネット調査を基に掲載
カーリースを利用する際に特に注意したいポイント
カーリースのデメリットはリース会社やプランの選び方次第でカバーできるものもありますが、利用にあたりどうしても注意したほうがいいポイントがあります。その2つを確認しておきましょう。
事故に遭った場合、修理費用は自己負担となる
多くのカーリースではメンテナンス費用も定額にできるプランが用意されています。ただし、メンテナンスプランで補償が受けられるのは、多くの場合、消耗品の交換や、通常の使用において生じた故障などに対する費用で、事故に遭った際の修理費用などは利用者負担となることに注意しましょう。
なお、こうした事故による修理費用は、車両保険付きの任意保険に加入しておくことでカバーできます。任意保険の中には全損事故による違約金を補償してくれる特約がつくものもあるため、数社の補償内容を比較して、利用に適したものに加入しておくといいでしょう。
利用するには審査に通らなければならない
カーリースを利用するには、カーローンと同じく審査に通る必要があります。ほかに借入れがあったり、過去にローンやクレジットカードなどの審査で落ちた経験があったりすることで、審査に通るか不安な方もいるでしょう。
しかし、カーリースは残価設定によって車両本体価格を安く抑えられることや、お金ではなく車を貸し出すための審査であることなどから、カーローンよりも審査のハードルが低いといわれています。カーローンの審査に落ちた方でもカーリースは通ったというケースも多く、審査が不安な方でも憧れの新車ライフを実現できる可能性があります。
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カーリースのデメリットを回避する選び方
カーリースで生じやすいデメリットの多くは、リース会社やプランの選び方次第で回避することができます。そこで、利用してから後悔しないよう、カーリースやプランを選ぶときに着目したいポイントと併せて、デメリットを回避する方法を見ていきましょう。
デメリット | 回避する方法 |
---|---|
1.中途解約で 違約金が発生する |
1.ライフプランに合う 契約期間を選ぶ |
2.ボーナス払いが 高額な場合がある |
2.ボーナス払いがなくても 安いカーリースを選ぶ |
3.購入よりも割高に感じる | 3.長期契約で 月々の負担を抑えられる カーリースを選ぶ |
4.契約満了時に残価精算で 高額な費用を請求されることがある |
4.残価精算のないカーリース (クローズドエンド方式)を選ぶ |
5.走行距離の上限を超過した場合に 追加料金が発生する |
5. 走行距離が制限内に収まるプランを選ぶ |
6.原状回復費用が 発生することがある |
6.原状回復費用を カバーできるプランを選ぶ |
7.車が自分のものにならず、 改造やドレスアップができない |
7.車がもらえる カーリースやプランを選ぶ |
1. ライフプランに合う契約期間を選ぶ
中途解約のリスクを抑えるためにも、自分にとって車が必要な期間やライフプランを考慮し、契約期間を設定することが大切です。
カーリースの契約期間は、3年、5年、7年など車検のタイミングに設定されていることが多く、選択肢が限られます。自身にとってちょうどいい年数で契約できないと中途解約のリスクが高くなってしまうため、1年単位で設定できるなど柔軟に契約期間を決められるカーリースを選ぶのがおすすめです。
併せて、カーリースに特化した自動車保険(任意保険)には、事故や盗難などでやむをえず中途解約になった場合の違約金等を補償してくれるものもあるので、不安な方は検討しておくといいでしょう。
2. ボーナス払いがなくても安いカーリースを選ぶ
月々定額でまとまった出費の心配がないのは、カーリースで車を持つメリットのひとつです。しかし、月々の負担を減らしたいからとボーナス払いを利用すると、後になって困るケースもあります。ボーナスは会社の経営状況や転職などで大きく減ったり、なくなったりする可能性があるからです。
そうならないためには、ボーナス払いがなくても月額料金が安いカーリースを選ぶことです。
車にかける費用は月々の収入でまかない、ボーナスはレジャーにあてれば、より充実したカーライフを実現できるでしょう。
3. 長期契約で月々の負担を抑えられるカーリースを選ぶ
カーリースの月額料金には、車のリース料に加え、各種税金や手数料などが含まれています。そのため、カーローンと比べ「月々の負担が大きい」などのデメリットを感じてしまいがちです。
しかし、長期契約ができるカーリースを選べば、月々の負担をカーローンの返済額より抑えることも可能です。カーリースの月額料金は総額を契約月数で分割しているので、契約期間が長いほど、ひと月あたりの金額が安くなるからです。それにより、同じ予算でも、長期契約のほうが利用できる車種の選択肢が豊富になるとも考えられます。
4. 残価精算のないカーリースを選ぶ
返却する車に高額な費用を支払うのは、誰しも避けたいものでしょう。最後まで安心してカーライフを楽しむためにも、残価精算を行わない契約方式のカーリースを選ぶことをおすすめします。
カーリースの契約方式には、残価を契約者に開示する「オープンエンド方式」と、残価を開示しない「クローズドエンド方式」の2種類があります。オープンエンド方式は契約満了時に残価精算を行いますが、クローズドエンド方式の場合、残価精算はありません。
残価精算を行わないクローズドエンド方式のカーリースであれば、返却時の車の市場価値が残価を下回っていても、差額を請求される心配がありません。
5. 走行距離が制限内に収まるプランを選ぶ
毎日車を運転する方や、通勤やドライブなどで長距離の移動が多い方にとって、カーリースの走行距離制限はデメリットだらけに感じる大きな要因となるでしょう。
設定距離はリース会社やプランによって幅はあるものの、走行距離の設定は月1,000〜2,000kmが一般的です。自分の車の乗り方では、毎月どのくらいの距離を走ることになるのかを概算し、超過しないリース会社やプランを選択するといいでしょう。なお、一般社団法人日本自動車工業会の調査*によれば、月間走行距離が1,200km以下の方が約96%と大半を占めています。併せて参考にしましょう。
加えて、カーリースの中には、走行距離を無制限にできるプランを用意しているところもあります。そうしたカーリースを選べば、超過による追加料金の心配なくカーライフを送ることができます。
*一般社団法人日本自動車工業会「2021年度 乗用車市場動向調査」(2022年3月)
6. 原状回復費用をカバーできるプランを選ぶ
通常の使用でついた傷や経年劣化によるものではなく、車をぶつけてできた大きな傷やへこみ、長年の車内喫煙で染みついたたばこのにおいなどは原状回復が必要になる場合があります。費用負担が心配なときは、原状回復費用の補償を受けられるプランのあるカーリースがおすすめです。
なお、カーリースのプラン内容はリース会社によって異なるため、原状回復費用補償があるか、事前に確認しておきましょう。
7. 車がもらえるカーリースやプランを選ぶ
カーリースでもカスタマイズを自由に楽しみたい方や、リース車の返却がデメリットに感じられる方は、契約満了時にそのまま車がもらえるカーリースやプランを検討してみましょう。カーリースには、一定条件を満たすことで使用していた車をもらえるプランを用意しているところも多いです。
もらえた車は完全にマイカーとなるため、改造やドレスアップも自由にできます。また、車の返却が不要となることで原状回復の手間や費用もかかりません。
カーリースがデメリットだらけに感じやすい人、感じにくい人
カーリースがデメリットだらけに感じるかどうかは、車の利用の仕方やその人のスタイルも大きく関係しています。カーリースがデメリットだらけに感じる方、感じない方の特徴を解説します。
カーリースがデメリットだらけに感じる方の特徴
以下のような方は、カーリースの仕組みやメリットを理解しても、デメリットだらけであると感じる可能性があります。
・転勤が多いなど、頻繁にライフスタイルの変化があり車の必要度が変わる方
・車に詳しく、自身で整備やユーザー車検ができる方
・初めから車を所有して、何の制限もなく自由に車を使用したい方
カーリースは原則中途解約ができないため、頻繁に転勤がある、海外赴任が多いなど、頻繁にライフスタイルが変化する方には不向きでデメリットばかりが目立つことになりかねません。
また、自身で必要なメンテナンスを判断できたり、ユーザー車検が実施できたりするのであれば、整備や車検費用が含まれるカーリースの料金を割高でデメリットである、と感じるでしょう。
そのほか、初めからまったく制限を受けずに自由に車を使用したい方、所有することにこだわる方にとって、車の所有権がないカーリースに魅力を見いだせないかもしれません。
こういった場合は、カーリースよりも購入が向いているといえるでしょう。
カーリースがデメリットだらけに感じない方の特徴
一方で、次のような方はカーリースがデメリットだらけではなく、メリットのある乗り方だと感じられるでしょう。
・面等な手続きや手間を省きたい方
・貯金はないけれど新車に乗りたい方
・車に関する大きな出費をなくしたい方
・ローン審査に不安を感じる方
カーリースでは車の購入や自動車税(種別割)の納税など、さまざまな手続きをリース会社が代行してくれます。乗り換え時も車をそのまま返却して新しい車を選ぶだけと、とてもスムーズです。車に関する面倒な部分を省いて車に乗りたい方にはメリットが大きい車の乗り方といえるでしょう。
そのうえ、カーリースでは初期費用が必要ありません。さらに税金や車検などの維持費を含めた月々定額の支払いでカーライフが送れるので、貯金がない方や車関連の大きな出費は避けたい方にも適しています。
また、カーリースは残価設定によって審査の対象になる金額を抑えられるので、ローン審査に不安がある方にも向いているといえます。実際、カーローンの審査に落ちた方でもカーリースの審査では問題なく通過し、利用している方も多くいます。
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デメリットだけじゃない!カーリースのメリット
カーリースはデメリットだらけという声もありますが、一方でメリットの多い乗り方だともいわれています。利用を検討する際には、そのデメリットとメリットの両方を踏まえて考えるといいでしょう。
以下では、カーリースのメリットについて詳しく解説していきます。
カーリースのメリット1. まとまった資金がなくても新車に乗れる
車の購入時には、車両本体価格とは別に、頭金や登録諸費用、各種税金といった初期費用を支払わなければなりません。カーローンを利用する場合でもこれらの費用は借入額に含められないことが多く、一括で支払う必要があるケースが大半です。そのため、乗り始めの際に、ある程度まとまった金額を用意する必要があります。
その点、カーリースは諸費用があらかじめ月額料金に含まれているので、初期費用の負担がないのがメリットとして挙げられます。乗り出しにかかる費用は月額料金のみなので、貯金がなくてもすぐにカーライフをスタートできます。
カーリースのメリット2. 憧れの車や本当に欲しかった車に乗れる
カーリースは「残価設定」がある分、車両本体価格として支払う分が安くなります。例えば150万円の車両本体価格の車で残価が60万円だとすると、利用者が負担する車両本体価格は90万円となります。
そのため、カーリースなら、購入では予算オーバーであきらめていた車や本当に欲しい車に乗れる可能性が広がります。グレードやオプションにこだわりたい、先進の事故防止機能付きのモデルに乗りたい、などの希望を実現する手段にもなりえるのです。
カーリースのメリット3. 購入時と同じように自由に選んだ新車に乗れる
レンタカーやカーシェアリングは各社が所有する車を一時的に借りるサービスであることから、車はほかの利用者と共用で、選択肢も限られています。
一方、カーリースは自分専用の新車が用意されるうえ、購入する場合と同じように、車種やグレード、オプションなどを自由に選べます。国産メーカーの全車種・全グレードを取り扱っているカーリースであれば、特別仕様車などの選択も可能です。
なお、ナンバープレートも一般ナンバーが適用されるので、レンタカーやカーシェアリングのように借りている車とわかる心配がありません。リース会社によっては希望ナンバーも利用できます。
カーリースのメリット4. 乗り出しも乗換えも、買うより簡単
利用手続きが簡単な点もカーリースのメリットです。近年は店舗へ行かずともオンラインと郵送だけで車選びから本契約までの手続きが完結するカーリースもあり、近隣に店舗がない方や仕事や家事で忙しい方でもスムーズに乗り始めや乗換えの手続きができます。
自宅へ納車してくれるカーリースなら、車を店舗へ受け取りに行く手間もかかりません。
なお、オンラインで手続きができるカーリースは、電話やメール、LINEから気軽に質問できるなどサポート体制も整っているため、困り事があっても安心です。
カーリースのメリット5. 車を維持するのも楽
車に乗り続けるためには、車検や法定点検、消耗品の交換など定期的にメンテナンスを行う必要があり、都度まとまった費用がかかります。税金もその都度支払わなければいけません。
一方、カーリースは、月額料金に税金が含まれている上、メンテナンス費用も定額にできるプランがあります。そうしたプランを利用すれば、車の維持にかかる費用の大半を一本化でき、まとまった出費の心配なく車に乗り続けられます。支出が一定なので、家計管理も楽になるでしょう。
カーリースのメリット6. 利用期間中のサポートが充実している
カーリースは契約期間にわたってさまざまなサポートが受けられます。サポート内容はリース会社によって異なりますが、車検時期のお知らせやメンテナンス業者の紹介、車の知識が豊富な担当者による無料相談など、カーリースを初めて利用する方はもちろん、車に詳しくない方でも安心して利用できるサービスがそろっているリース会社が多くあります。
購入した車は所有者が自身で管理や手続きをしなければならず、困り事があってもディーラーに予約をして相談に行くなど手間がかかりますが、カーリースなら面倒な手続きなどはすべてお任せで、何か問題が起きてもすぐに相談できます。
カーリースのメリット7. 契約満了時の選択肢が豊富
購入した車はマイカーとして所有できる半面、乗換えなどで手放す際に、買取業者を探したり、廃車の手続きをしたりと手間がかかります。
その点、カーリースは契約満了を迎えた時点で車をリース会社に返却するだけです。引き取りに来てくれるカーリースであれば、車を返しに行く手間もありません。
さらに、リース会社によっては、利用中の車を引き続き利用できる「再リース」や、マイカーにできる「買取り」、別の車種で新たにリース契約を結ぶ「乗換え」など、契約満了時の選択肢が豊富にあり、契約時と状況が変わってもフレキシブルに対応できます。
中には契約満了時にそのまま車がもらえるプランを用意しているリース会社もあり、コストを抑えてマイカーライフを実現することも可能です。
カーリースのメリット8. 基本的に利用料金を全額経費計上できる
仕事でカーリースを利用する方は多くの場合、月々の利用料金をすべて経費として計上できます。
一括やローンで購入した車は減価償却を行う必要があるうえ、税金やメンテナンスなどの費用はそれぞれの科目に分けて計上する手間もかかります。
カーリースは諸費用も月額料金に含まれていることで、まとめて計上できる点もメリットといえるでしょう。1台の車を仕事とプライベートで使用している場合でも家事按分が楽に行えます。
なお、カーリースを商用車や社用車として利用するにあたっては、次のようなメリットもあります。
〈法人、個人事業主がカーリースを利用するメリット〉
・初期費用などの負担が軽減できることで複数台の導入がしやすい
・料金が明確なことで事業計画が立てやすい
・メンテナンスの管理がしやすい
・希望ナンバー制の利用で連番の選択も可能
デメリットを回避して乗れるおすすめカーリース
デメリットだらけ、と感じることなくカーリースを利用するには、デメリットに配慮したプランを設けているカーリースを選ぶことが大切です。
おすすめなのは、国産全メーカーの全モデルの新車に加え中古車の扱いがあり、サービス開始から申込者が25万人を突破した人気のリースサービスである「おトクにマイカー 定額カルモくん」です。その魅力を詳しくご紹介します。
<カルモくんのおもな特徴>
ボーナス払いや残価精算なしでも業界最安水準の安さ
定額カルモくんでは、ボーナス払いの設定はありません。また、業界最安水準*の月額料金であることに加え、残価精算がないクローズドエンド契約です。そのため、最初から最後まで定額の支払いでカーライフを維持でき、大きな出費がないため安心して利用できます。
デメリットだらけといわれる原因のひとつである、残価精算のリスクはありません。また、高額なボーナス払いに悩まされるデメリットも回避しつつ、リーズナブルな月額料金でお得に好きな車に乗ることができるのです。
<利用者の声>
【Tさん・40代・東京都在住|日産「ノート」を11年・ ゴールドメンテプランでご契約】
数社を比較したうえで、一番リーズナブルだったカルモくんを選びました。車を持つのは初めて。メンテナンスの頻度や費用についての知識もなかったので、メンテナンスプランに加入しました。そうしたオプションを加えても、お手頃な価格に収まっているのもポイントですね。
*文末の制作日における調査結果に基づく。調査概要はコンテンツポリシー参照
走行距離無制限!車をもらう選択も可能
定額カルモくんなら、カーリースのデメリットといわれる走行距離制限を気にする必要はありません。7年以上の契約で、すべての車種が走行距離無制限になるからです。走行距離を気にすることなく遠出が楽しめるので、よりカーライフが充実するでしょう。車の使用頻度が高い方、長距離通勤に使用する方も安心です。
さらに、7年以上の契約なら、そのままリース車をもらうことも可能です。そのため「結局は車の所有権が持てない」「長いあいだリース料を支払っても何も残らない」というデメリットを避けられるのはもちろん、カーリースよりも購入を検討している、という方にとっても魅力的な選択肢といえるのではないでしょうか。
<利用者の声>
【Oさん・30代・東京都在住|スズキ「スペーシア 」を11年・ゴールドメンテプランでご契約】
私は11 年契約。7年以上だと走行距離制限がなくなり、距離を気にせず利用できることもカルモくんを選ぶ決め手になりました。毎月同じ金額を支払うだけで維持費の負担がないのも楽ですね。
独自のリース専用保険でもしものときも安心
中途解約の際に違約金が発生する、というデメリットを回避する方法も万全です。定額カルモくんでは、無制限の対人・対物賠償、人身傷害といった基本的な補償に加え、リースカーに特化した車両費用特約が付帯した自動車保険プラン「カルモあんしん自動車保険」の用意があります。
盗難や全損事故などで中途解約となった場合の解約金を全額補償してくれるので、もしもの際も安心です。また、3年(または2年)ごとの更新なので、1年ごとの更新手続きが不要で手間がかかりません。オプションで弁護士費用特約や地震・噴火・津波車両全損時一時金特約などを追加することも可能です。
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カーリースは選び方次第でデメリットを避けられる!
カーリースでは、各社のサービスやプランの詳細を比較しながら、自身の状況にぴったりのものを選ぶことが重要です。そうしたサービス選びやプラン選びによって「カーリースはデメリットだらけ」になる可能性もあり、「メリットが感じられる乗り方」になる可能性もあるでしょう。
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【出典】調査方法:インターネット調査■調査期間:2022年12月15日(木)~12月19日(月)■調査概要:「カーリース」10サイトを対象にしたサイト比較イメージ調査■調査対象:男女、18-69 歳、全国、¹ファイナンシャルプランナー107s、*²カーリース利用経験者 231s、*³カーディーラー勤務者100s■調査実施:株式会社ドゥ・ハウス■比較対象企業:「カーリース」でのGoogle検索 検索上位10社(2022年12月13日15時時点) ※個人向けカーリースのみ ※記事、広告、まとめサイトを除く
※この記事は2024年8月2日時点の情報で制作しています
よくある質問
- Q1カーリースはデメリットだらけって本当?
A:選び方によっては、カーリースはメリットの多いサービスです。ただし、中途解約ができない、残価精算が必要なケースがある、走行距離制限がある、などの特徴から、デメリットだらけに感じる方もいます。カーリースがデメリットだらけといわれる7つの理由について詳しくはこちらで解説しています。
- Q2カーリースのデメリットを回避するポイントは?
A:中途解約リスクを軽減するためには、適切な期間で契約できるリース会社を選ぶと必要があります。また、残価精算がない、走行距離を無制限にできる、最終的に車をもらえるなどのプランがあるリース会社なら、デメリットを抑えて利用できるでしょう。
- Q3デメリットが少ないおすすめのカーリースは?
A:ボーナス払いなし、残価精算なしで、月々10,000円台から新車に乗ることができ る定額カルモくんがおすすめです。7年以上の契約ならば走行距離の制限がなく、最後に車をもらうことも可能。デメリットを回避しやすいサービス内容になっています。
ボーナス払いありで契約したことを後悔しています。契約時より年収はあまり増えていないものの、物価は高くなっている昨今。また、子どもの教育費などもかさみがちで、ボーナス払い月の金銭的な負担を大きく感じるようになりました。