カーリースと残クレ(残価設定型クレジット)はどっちがお得?費用の違いやデメリットを比較

伊藤 真二

執筆者・監修者

伊藤 真二ファイナンシャルプランナー/編集長

更新日:2026.03.18

カーリースと残クレの違いやどっちがお得かについて、仕組みや月額料金の内訳、総支払額を徹底比較して解説する記事のタイトル画像。残価設定型クレジットの略称である残クレと、車のサブスクとも呼ばれるカーリース、残価設定によって月々の支払額を抑えやすい仕組みは同じ。しかし、実際に支払う金額やその内訳には違いがあり、それぞれのメリット・デメリットを比較して自分に合う方法を選ぶことをすすめている。

カーリースと残クレ(残価設定型クレジット)は、どちらも月々の支払いを抑えて車に乗れる方法として注目されています。しかし、仕組みや費用の内訳には違いがあり、どちらがお得かはお金や車の使い方によって判断が分かれます。

そこで、カーリースと残クレの仕組みの違いや月々の支払額の内訳、デメリット、5年間の総支払額を比較します。どちらが自分に合う方法か、チェックしてみましょう。

※「残クレ」は本田技研工業株式会社が商標登録している商品名ではなく、ローンの種類である残価設定型クレジットの略称として使用しています

【この記事のポイント】
✔ カーリースと残クレの大きな違いは「利息の有無」と「月額料金に含まれる費用」
✔ どちらも残価を設定するため、走行距離やカスタマイズの制限などのデメリットがある
✔ カーリースなら頭金不要・維持費コミコミで、制限なく乗れるプランもある



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カーリースと残クレ(残価設定型クレジット)の仕組み

カーリース(車のサブスク)と残クレ(残価設定型クレジット)それぞれの仕組みの違いについて比較解説している画像。契約満了時の残価を差し引いた金額を基に算出された月額料金を支払うカーリース。数年後の返却・乗換えを前提に買取保証額を残価として設定するローンである残クレ。それぞれの特徴の違いを比較ししている。

まずはカーリースと残クレ、それぞれの仕組みを解説します。

カーリースの仕組み

カーリースの「残価設定」のしくみについて、契約満了時の車の予測価格(残価)をあらかじめ設定し、車両価格から残価を差し引いた金額のみを分割して支払うため、車両価格を全額支払うよりも支払負担を抑えられるメリットを、200万円の新車の具体例を用いて解説する画像。

カーリースは契約満了時の車の価格(残価)を設定し、残価を除いた金額を毎月のリース料金(月額料金)として支払う仕組みです。

契約満了時の車の価格(残価)を設定することを残価設定といいます。
例えば、200万円の新車が5年後に100万円で売れると予測した場合、100万円がその車の5年後の残価であり、残りの100万円を契約期間で分割して支払うことになります。

残価が差し引かれる分、車両価格を丸々支払うよりも支払負担を抑えられるのが、カーリースの残価設定の大きなメリットです。

残クレ(残価設定型クレジット)の仕組み

残クレについて、設定した残価を差し引いて分割するため通常のローンより月々の返済額や金利を抑えられる特徴と、支払期間終了後に選べる3つの選択肢(新車への乗換え、残価を支払って乗り続ける、ディーラーへの返却)を解説する画像。

残クレとは数年後に車を返却もしくは乗り換えることを前提にしたローンのことで、返却・乗換え時の買取保証額を残価として設定します。

設定した残価を除いた残りの額を分割するため、通常のローンと比較すると月々の返済額が安くなるのが特徴です。また、通常のローンよりも金利が低く設定される傾向があります。ローンの支払期間が終了した後は、下記のいずれかの方法を選択できます。

・新車に乗り換える
・残価を支払って乗り続ける
・ディーラーに返却する

カーリースと残クレの違い

同じく残価設定を利用するカーリースと残クレのおもな違いとして、「利息がかかるかどうか」と「料金に含まれる費用の内訳」の2点を挙げ、それぞれの特徴を比較解説する画像。

同じく残価設定を行うカーリースと残クレとでは、どのような違いがあるのでしょうか。
カーリースと残クレのおもな違いは下記の2つです。

・利息がかかるかどうか
・料金にどんな費用が含まれるのか

それぞれ詳しく解説します。

利息がかかるかどうか

カーリースと残クレの大きな違いである「利息の有無」について、残クレはローンであるため残価を含めた元金に利息がかかるのに対し、カーリースは車の使用料を支払う仕組みのため利息がかからないことを比較解説する画像。

利息がかかるかどうかは、カーリースと残クレの大きな違いです。
残クレはローンであり、契約者は金融機関からお金を借り、利息を上乗せして返済します。利息は、残価を含めた元金に対してかかります。

一方、カーリースには利息がかかりません。カーリースは「リース」であり、契約者がリース会社に支払うのは使用料だからです。

料金にどんな費用が含まれるのか

カーリースと残クレの月々の支払額に含まれる費用の違いについて、車の使用料を支払うカーリースは各種税金や自賠責保険料が月額料金に含まれるのに対し、車両購入資金の返済である残クレはそれらが含まれず、購入者自身に納税義務があることを比較解説する画像。

次に、カーリースと残クレは、月々の支払額に含まれる費用が異なります。

一般的に、カーリースの月額料金には、自動車税(種別割)や自動車重量税、自賠責保険料などが含まれますが、残クレには含まれません

というのも、カーリースはリース会社が所有する車を利用するための料金で、残クレは借り入れた車両購入資金の返済だからです。

なお、各種税金や自賠責保険料などは車の所有者が納めるのがルールとなっており、カーリースはリース会社が納付するため、あらかじめ料金に含まれます。
残クレも多くの場合、車の所有権がディーラーやローン会社にありますが、これは返済の担保とする所有権留保であるため、納税義務は購入者にあります。



実例で比較!カーリースと残クレ、5年間でいくらかかる?

ヴェゼル_車種画像

「カーリースと残クレ、結局どっちがお得なの?」という疑問に、実際のデータで比較してお答えします。ここでは、ホンダ ヴェゼル G(ガソリン車・4WD)を5年間利用した場合の支払いを比較しました。

【比較条件】
頭金:0円
ボーナス払い:なし
月間走行距離:1,500km
契約期間(支払回数):5年

項目 残クレ(ホンダ) カーリース(カルモ)
月々の支払い 37,100円
(初回は42,012円)
35,370円
各種税金・自賠責保険料など 別途支払い 月額料金に含む
5年間の支払総額
(返却の場合)
2,193,812円 2,122,200円

※残クレはHondaセルフ見積もり、カーリースはカルモくん公式サイトでシミュレーション(2026年2月25日時点、いずれも最低料金・オプションなし)
※残クレで買い取る場合:さらに953,040円の支払いが必要(総額3,146,852円)
※実際の金額は、金利、契約プラン、オプションなどにより変動します

実際に計算すると、返却する場合の5年間の支払総額は約7万円の差です。ただし、カーリースは月々35,370円の中に各種税金や自賠責保険料などが含まれているのに対し、残クレはこれらの維持費をその都度別途支払う必要があります。

そのため、維持費は別払いでも数年後のライフスタイルに合わせて「乗り換え・返却・買取り」を柔軟に選びたい方は残クレが向いています。一方、突発的な出費をなくし、毎月ずっと定額で家計管理を楽にしたい方はカーリースを選ぶとよいでしょう。

カーリースと残クレのデメリット

カーリースと残クレのデメリットについて、走行距離制限や傷による追加請求などの「両者に共通するデメリット」、中途解約不可や総支払額が高くなりやすい「カーリース特有のデメリット」、最終的な買取り負担や再ローン時の高金利リスクといった「残クレ特有のデメリット」の3つに分けて解説する画像。

それぞれの仕組みや違いがわかったところで、注意すべきデメリットも確認しておきましょう。どちらも「将来の車の価値(残価)を引く」という特性上、気をつけるべきポイントがあります。

共通のデメリット

カーリースと残クレに共通するデメリットについて、制限超過や原状回復に伴う追加費用が発生する「走行距離とカスタマイズの制限」、価値低下時に差額請求される「傷や事故による追加請求のリスク」、自分の判断で売却できない「車の所有権が自分にない」という3つの注意点を解説する画像。

走行距離制限とカスタマイズの制限

一般的に、どちらも「月に1,000kmまで」などの走行距離制限があります。最終的に「返却」や「乗換え」を選ぶ場合、制限を超過していると追加費用が発生します。また、車を元の状態で返す必要があるため、カスタマイズは原則できません。

傷や事故による追加請求のリスク

車をぶつけたり汚したりして価値が下がると、設定していた残価を下回り、返却時に差額を請求されるリスクがあります。

車の所有権が自分にない

前述の通り、どちらも車の所有権はリース会社やローン会社などにあるため、自分の判断で勝手に車を売却することはできません。

カーリースのデメリット

カーリース特有のデメリットについて、原則として中途解約ができず強制解約時に違約金が発生するリスク、毎月の支払いがフラットになる分だけ総支払額が現金一括購入より高くなりやすいこと、契約満了時は返却や乗換えが基本となり最終的に車が手元に残らない点(プランによる例外あり)の3つを解説する画像。

原則として中途解約ができない

契約期間中の解約は基本的に不可です。全損事故などで強制解約になった場合、高額な違約金が発生することがあります。

総支払額は現金購入より高くなりやすい

各種税金や自賠責保険料などがコミコミで毎月の支払いがフラットになる一方、最終的な総支払額は、現金一括購入などと比べると割高になる傾向があります。

最終的に車が手元に残らない(プランによる)

契約満了時は「返却」か「乗り換え」が基本となるため、手元にマイカーとして残りません。ただし、最終的に車をもらえるプランを用意しているリース会社もあります。

残クレ(残価設定型クレジット)のデメリット

残クレ特有のデメリットについて、最終的に車を買い取って乗り続ける場合において残っていた高額な残価を一括で支払う負担が大きいことや、一括払いができず再ローンを組むと通常の高い金利での契約になりやすいという2つのリスクを解説する画像。

最後に「買い取る」場合の負担が大きい

前述の通り、残クレは残価を含めた元金に利息がかかっています。そのうえで、最終的に「車を買い取って乗り続ける」を選んだ場合、残っていた高額な残価を一括で支払う必要があります。

再ローンを組むと金利が高くなりやすい

最終回の残価を一括で払えず再ローンを組む場合、購入時の低金利キャンペーンなどは適用されず、通常の高い金利でのローン契約になってしまうことがよくあります。

安く新車に乗れるカーリース

カーリースの「おトクにマイカー 定額カルモくん」なら、日本最安水準の月々10,000円台から国産新車に乗れるということを表した図

カーリースカルモくん」は、残価設定を活用して月々の支払い負担を抑えながら、車検代や税金なども月額料金にコミコミにした、わかりやすい料金プランが人気です。

残クレと比較した際のカルモくんの魅力を見ていきましょう。

頭金・初期費用が不要

一般的な残クレでは車両価格の10~20%の頭金や初期費用が必要になるのに対し、カルモくんは頭金やボーナス払いなしで初期費用が一切かからず、最初にまとまったお金を用意せずにスムーズにカーライフを始められる魅力を比較解説する画像。

カルモくんの最大の魅力は、頭金なし・ボーナス払いの設定なしで利用できることです。最初にまとまったお金を用意する必要がなく、スムーズにカーライフをスタートできます。

一方、ローンである残クレの場合は、頭金や初期費用の支払いが必要です。一般的に新車をローンで購入する場合には、車両価格の10~20%の初期費用がかかるといわれています。

メンテナンス費用もすべてコミコミにできる

車検やメンテナンス費用などをその都度自己負担で支払う必要がある残クレに対し、カルモくんは月額料金に自賠責保険料や各種税金が含まれており、プランによっては車検基本料やメンテナンス費用もすべてコミコミにできる違いを比較解説する画像。

カルモくんは、月額料金に車両代金のほか、自賠責保険料や各種税金などが含まれています。プランによっては、月額料金に契約期間中の車検基本料やメンテナンス費用などを含めることも可能です。

一方、残クレの場合はこのような費用を自己負担でその都度支払う必要があります。

走行距離制限がない

一般的な残クレやカーリースでは月1,000kmなどの走行距離制限があり超過料金が発生するのに対し、カルモくんは7年以上の契約で走行距離が無制限となり、もらえるオプションを追加すれば契約満了時の超過料金や原状回復が不要で気楽に車に乗れる違いを比較解説する画像。


カルモくんは、契約期間が7年以上の場合、全車種、走行距離制限なしで、しかも「もらえるオプション」を追加すれば契約満了時に車がもらえます

一般的には残クレもカーリースも「1,000km/月」などの走行距離制限が設定されており、超過した場合には規定の超過料金を支払わなければいけません。

その点、カルモくんであれば、契約満了時に走行距離超過の追加料金を支払ったり原状回復したりする必要がないので気楽にカーライフを楽しめます。

メーカーに縛られない車種選びが実現

カルモくんでは国産メーカーの全車種・全グレードを取り扱っているためメーカーに縛られない自由な車種選びができることや、さまざまな車に乗りたい方は短いサイクルで乗り替えていくことも可能な魅力を解説する画像。


カルモくんでは、国産メーカーの全車種・全グレードを取り扱っており、メーカーに縛られない車種選びができます。

自分の好きなメーカーの好きな車種を選べるだけでなく、さまざまな車種に乗りたい方は、短いサイクルで車を替えていくことも可能です。このように自由な車種選びが実現できるのも、カルモくんの魅力です。


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※この記事は2026年2月時点の情報で制作しています


よくある質問

Q1カーリースと残クレ(残価設定型クレジット)の違いは?

A:カーリースと残クレは、残価を設定する点で同じですが、残クレは利息がかかるのに対し、カーリースはかかりません。また、カーリースは月額料金に各種税金や保険料が含まれますが、残クレは別途費用が発生します。

Q2残クレ(残価設定型クレジット)カーリース、どっちがお得?

A:残クレは、残価設定で高額な車でも月々の負担を抑えて乗りやすく、短期間での乗換えが費用・手続き面でも比較的スムーズなため、定期的に新しい車に乗り換えたい方に向いています。一方、カーリースは初期費用不要で維持費も月額に含められるため、出費をシンプルにして長く乗り続けたい方に向いています。どっちがお得かはライフスタイル次第といえます。

Q3残クレにはないカーリースカルモくんの魅力とは?

A:残クレにはないカーリースカルモくんの魅力は、国産メーカーの全車種・全グレードを取り扱っており、メーカーに縛られない車種選びができることです。また、全車種、走行距離が無制限で、しかもオプション追加で契約満了時に車がもらえる点も大きな魅力でしょう。

この記事の執筆者・監修者


伊藤 真二
ファイナンシャルプランナー/編集長

伊藤 真二

ファイナンシャルプランナー。介護福祉士資格を所有していることから、老後の暮らしや節約・資産運用など、安心できる未来、無駄のない今を生きるためのご提案を多く行う。 また、ニュースメディア、採用メディア、自動車メディアなどのライター・編集者の経験から記事執筆・監修も広く行っている。

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