カーリースの車が故障したときの修理費用は?負担方法や対応について解説

更新日:2022.06.14
カーリースの故障について

カーリースは返却を前提としていることから、車が故障したときの修理費用は誰が負担するのか、また追加費用がかかるのかなど不安に思う方もいるでしょう。安心してカーリースを契約し、もし車に故障や不具合が生じたときでも落ち着いて対応するためにも、修理やメンテナンスについて事前に確認しておくことが大切です。

そこで、カーリースの修理費用の負担方法や故障時の対応のポイント、知っておきたい保険の種類などについて解説します。


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【この記事のポイント】
✔リース車の修理代の負担方法はリース会社や契約方法によって異なる
✔もしリース車が故障したら、まずはリース会社へ連絡することが大切
✔カーリースではメンテナンス代も定額化できるプランと自動車保険に加入すると安心

カーリースでは修理費用は誰が負担する?

カーリースでは修理費用は誰が負担する?

カーリースで乗っている車に故障や傷が発覚した場合、修理費用を自分で負担するのか、それともリース会社が負担するのかは、カーリースの種類や契約内容によって異なります。そこで、カーリースの種類や契約内容による、修理費用の負担方法の違いを確認しておきましょう。

カーリースの種類

カーリースの種類は「メンテナンスリース」と「ファイナンスリース」の2つに分けられ、それぞれ修理費用の負担方法が異なります。

・メンテナンスリース
月額料金に各種税金や自賠責保険料に加えて、修理費用や車検代、消耗品の交換代なども含まれているカーリース契約です。契約者は、月額料金以外に、燃料代や駐車場代などを負担します。

・ファイナンスリース
月額料金に各種税金や自賠責保険料が含まれているカーリース契約です。なお、修理費用や車検代などのメンテナンス費用は含まれていないので、燃料代や駐車場代などと同様、契約者の自己負担となります。

契約内容

メンテナンス費用が月額料金に含まれるメンテナンスリースでも、その補償範囲はリース会社や契約内容によって異なります。そのため、事故の場合に補償される範囲や、事故以外で補償されるケースなどを契約前に確認しておくことが大切です。

特に、以下のような原因でリース車が故障した場合に、費用負担は契約者とリース会社のどちらが行うのかも確認しておきましょう。

・天災などの不可抗力で故障した場合
・契約者の過失によって故障した場合
・経年劣化で故障した場合
・契約前から生じていた不具合によって故障した場合
・契約に含まれる保険が適用されない故障の場合

カーリース利用中に車が故障したときにやるべきこと

カーリース利用中に車が故障したときにやるべきこと

よくある車の故障としては、バッテリー切れやエンジントラブルが挙げられます。リース車にこうした故障が発覚したときはどのように対処すべきなのか、3つのステップを押さえておきましょう。

1. まずはリース会社に連絡する
2. 指定の工場を確認する
3. 指示に従って修理をする

1. まずはリース会社に連絡する

リース車の故障や傷が発覚したら、まずはリース会社へ連絡し、指示を仰ぎましょう。カーリースの契約内容によっては、故障や傷が発覚した際に、リース会社へ報告することを義務付けられている場合があります。また、修理する業者が指定されることもあり、自己判断で勝手に修理をすると、契約違反となってしまう可能性もあるため注意が必要です。

2. 指定の工場を確認する

リース会社によっては提携の修理業者があり、修理に出す店舗や工場を指定されることがあります。家から近いから、安いから、といった理由で勝手にロードサービスや修理業者を利用すると、損害金が発生することもあるため注意しましょう。リース会社へ連絡した際、業者について指示がなかったとしても、念のため指定の業者がないか確認しておくと安心です。

3. 指示に従って修理をする

リース会社からの指示に従って、修理を行います。カーリースでは、契約満了時の車の想定価格である「残価」が設定されます。しかし、故障や傷を放置したまま返却すると、車の価値が想定残価を下回り、差額を請求される可能性があります。そのため、修理するよう指示を受けたら放置や先延ばしをせず、なるべく早く修理に出しましょう。

カーリースの車が故障したときの注意点

カーリースの車が故障したときの注意点

リース車が故障したときは、焦って自己判断で対処してしまう可能性もあります。しかし、自己判断で修理や放置をすると、思わぬ追加費用が発生してしまうおそれがあるため注意しなくてはなりません。
ここでは、リース車が故障したときに心掛けたい3つのポイントを見ていきましょう。

勝手に判断しない

リース車が故障したり傷ついたとき、自分で修理できると思ったり、修理は必要ないと感じたりするかもしれません。しかし、こうした自己判断で修理したり放置したりすることは避けましょう。プロの業者以外の手で勝手に修理すると、契約違反となり、違約金を請求される可能性もあります。

自分で修理しない

カー用品店では自分で修理ができるアイテムも販売されているため、傷の程度が軽い箇所などは、自分で修理することも可能です。しかし、リース車の場合は自分で修理することは避け、必ずリース会社の提携業者や指定の工場で行いましょう

リース会社の中には、提携している修理業者や整備工場があり、提携業者以外で修理した場合は修理費用の補償が受けられない可能性があるためです。また、自分で勝手に修理を行うと、損害金を請求されることもあります。

放置しない

故障や傷が軽度のものだからといって、放置することも避けましょう。なお、契約満了時に返却した際には、プロの査定士が車全体を細かくチェックすることが多いため、小さな傷や軽度の故障でも発見される可能性があります。どんな故障や傷でも、契約で報告が義務付けられている場合は、必ずリース会社に連絡して指示を受けましょう。

カーリース契約で故障対応について確認したい3つのポイント

カーリース契約で故障対応について確認したい3つのポイント

カーリースを利用するときは、リース車が故障したときの対応を確認し、納得した上で契約に進むことが大切です。
その際に確認すべきことは、修理方法、修理費用の負担方法、保険の補償範囲の3つです。それぞれ具体的にどのようなことをチェックすべきかご紹介します。

1. 修理の方法

リース車に故障や傷が生じたときの修理方法として、次のようなことを確認しておきましょう。

・修理に出す指定の整備工場などはあるか
・旅行先などで故障して、指定の業者に車を運べない場合はどうすべきか
・自宅や通勤先から近い指定業者はどこか

車が故障するのは必ずしも自宅付近とは限らないため、出先で故障した場合の修理方法も確認しておくと安心です。

2. 修理費用の負担

修理費用の負担については、次のようなことを確認しておきましょう。

・契約者が修理費用を自己負担するのはどのようなケースか
・経年劣化による故障の場合、契約者とリース会社どちらが修理費用を負担するのか
・その他、どのような場合に契約者が修理費用を負担するのか

修理費用の負担に関する規定はリース会社によってさまざまで、同じ原因で故障したとしても、負担方法がリース会社ごとに異なる場合もあります。そのため、ケース別の修理費用の負担についても契約前に確認しておくことをおすすめします。ホームページなどに記載されていない場合は、リース会社へ質問してみるといいでしょう。

3. 保険の補償範囲

加入する保険の補償範囲も確認します。車の保険には自賠責保険(強制保険)と自動車保険(任意保険)の2種類があり、それぞれ補償範囲が異なります。

特に自動車保険は、加入していると保険金で修理できる可能性もあります。自己負担で修理が必要なときは必ず保険会社へ連絡して、補償を受けられるか相談しましょう。次の項では、この車の保険について、より詳しく解説します。

リース車の故障に備えて知っておきたい保険の種類

リース車の故障に備えて知っておきたい保険の種類

リース車も、購入する車と同様に保険に加入する必要があります。車の保険には自賠責保険と自動車保険の2種類があり、補償内容やカーリースの月額料金に含まれるかどうかが異なります。
それぞれの保険の特徴や加入の必要性について、ここで確認しておきましょう。

自賠責保険

自賠責保険は強制保険とも呼ばれる保険で、車を所有するすべての方に加入義務があります。カーリースでは、月額料金に自賠責保険料も含まれていることが一般的です。

また、自賠責保険の補償対象となるのは、自分が交通事故を起こして相手にケガをさせてしまったり死亡させてしまったりしたときの、被害者の治療費などです。事故によって相手の車を故障させてしまったときの修理費用や、加害者の治療費や車の修理費用は補償されません。

自動車保険

自動車保険は、車の所有者が任意で加入するため任意保険とも呼ばれます。そのため、カーリースでも任意保険は契約者が自分で別途加入するケースが多いです。

自動車保険では、自賠責保険では補償されない、交通事故による加害者の車の修理費用やケガの治療費などがカバーされます。さらに、保険の種類によっては、日常的に車を使用していて発生した故障の修理費用がカバーされることもあります。

車の故障にも備えやすいカーリースとは?

Monthly_Insurance_Premiums

自家用車を持つ全国の男女1,381人に行った維持費についてのインターネット調査によると、毎月の自動車保険料は5,000円未満と答えた方が約36%、5,000〜10,000円未満が約30%、それ以上と答えたのは約34%でした。

自動車保険は補償範囲が広いほど保険料が高くなる傾向があるので、しっかりと備えるためには、リース料金を安く抑えたいところです。ここでは、保険料を抑えたい方におすすめの、業界最安水準の月々10,000円台から新車に乗れる「おトクにマイカー 定額カルモくん」についてご紹介します。

業界最安水準の月々10,000円台から乗れる

業界最安水準の定額カルモくんは、国産メーカーのすべての車種から好きな新車に乗れるカーリースです。月々11,220円から新車に乗れるため、毎月の自動車保険料が5,000円未満であれば、別途自動車保険に加入しても月額10,000円台で新車に乗ることができます

メンテナンスプランで維持費もコミコミになる

メンテナンスプラン_1

定額カルモくんのメンテナンスプランに加入すれば、修理や部品交換、車検代などのメンテナンス費用の大半を月額料金に組み込んで定額化することができます。修理費用はレシートをスマホで撮影して、所定の方法で請求内容を送信するだけのため、複雑な手続きも不要です。費用を気にせずに定期的にメンテナンスを受けられるため、不具合や故障も最小限に抑えながらリース車に乗ることができるでしょう。

また、国内のディーラーをはじめ、カー用品店や車検専門店、ガソリンスタンドなど、全国30,000店舗以上の提携店でメンテナンスや車検を受けられます。そのため、出先で故障や不具合が生じたときに、業者探しに悩む心配もありません。

ほかにも定額カルモくんには、故障や原状回復に備えながら安心してカーリースを利用できるサービスが豊富です。

・メンテナンスプランの中には契約満了までメーカー保証と同等の保証が受けられるプランもある
・月500円の「もらえるオプション」なら車がもらえて原状回復も不要になる
・契約前からLINEや電話で車やカーリースについて無料相談できる

カーリースを利用するには、審査に通過する必要があります。業界最安水準の定額カルモくんでは、最も安い車種で気軽に審査に通過できるか試すことも可能です。まずは「お試し審査」で利用できるかどうかチェックしてみましょう。


一番安い車種でお試し審査をしてみる

故障に備えられて提携業者も豊富なカーリースを選ぶことが大切

故障に備えられて提携業者も豊富なカーリースを選ぶことが大切

故障のリスクをできるだけ軽減するためにも、日頃から定期的にメンテナンスを受けられるプランを用意しているカーリースを選ぶことが大切です。さらに、定額カルモくんのように車検代や消耗品の交換代なども定額化できるプランなら、普段から故障リスクに備えながら、安心してカーライフを送ることができるでしょう。

※記事の内容は2022年1月時点の情報で制作しています。

よくある質問

Q1カーリースの車が故障したとき、修理費用は自己負担になる?

A:修理費用の負担方法は、リース会社の規定や契約プランによって異なります。月額料金に車の修理費用やメンテナンス代も含められるカーリースなら、故障や傷の修理費用の負担を軽減できるでしょう。

Q2カーリースの利用中に故障や傷が発覚したときの対処法は?

A:リース車が故障したときは、まずはリース会社へ連絡して指示を仰ぎます。リース会社指定の修理工場を利用しなければいけない場合もあるため、修理に出す業者についても確認しましょう。

この記事の執筆者・監修者


若林 由晃
クルマ専門家

若林 由晃

代々継がれる創業70年の車販・整備工場を営む家に生まれ、エンジンオイルとガソリンの香りにまみれながら育つ。小学校から車販の接客、中学校には整備の手伝いを行う根っからのカーガイ。自動車整備専門学校では上位の成績で卒業。整備士国家資格は満点合格(専門学校の先生が採点)。 その後、大手自動車メーカー系列のディーラーで整備と中古車販売を経験。IT×車という販売方法に興味を持ち、個人向けカーリースのセールスに転身。中古カーリース事業、全国の加盟店販売事業、自動車販売事業に参画している。 メディア出演・寄稿歴:テレビ東京「ワールド・ビジネス サテライト」、日本テレビ「news every.」「DayDay.」、ラジオ関西「Clip」、徳間書店「GoodsPress(グッズプレス)」、朝日デジタルラボ「Moovoo」ほか