カーリースの走行距離制限は月何km?超えたときの料金と距離の目安を解説

執筆者・監修者
若林 由晃クルマ専門家/カーリース店店長/中古車販売店店長
更新日:2026.08.18

カーリースでは、走行距離に制限が設けられているのが一般的です。上限を超えるとどうなるのか、超過料金の目安はどのくらいか、なぜ制限が設けられているのか、自分に合った走行距離をどう選べば良いのかといった、カーリースの利用に際して気になる点も少なくありません。
特に、車の1ヵ月の平均走行距離や土日だけ車に乗る場合の目安は、プランを選ぶうえで知っておきたいポイントです。
これらの疑問について、クルマ専門家・カーリース店店長の若林由晃の解説を基にお答えしていきます。走行距離を気にせず車を利用するためのポイントや、おすすめのサービスも紹介しますので、あわせて見ていきましょう。

若林 由晃(クルマ専門家)
【この記事のポイント】
✔ 走行距離に制限があることでリース契約満了時の車の残価を担保できる
✔ カーリースで設定された走行距離の上限を超えると、原則、超過料金を請求される
✔ 走行距離制限なしのプランがあるカーリースなら距離を気にせず運転できる
※この記事はPRを含みますが、情報には一切影響しておりません
目次
カーリースの走行距離制限をオーバーするとどうなる?

一般的にカーリースでは、車の価値を保つために走行距離の上限が設定されています。目安は月間1,000~2,000km、年間12,000~24,000km程度です。
走行距離の上限を高く設定するほど月額料金も上がる傾向があるため、月額を抑えようと低めに設定する方も少なくありません。しかし、この上限を超えた場合、超えた距離に応じて超過料金が発生します。超過料金の計算例や、実際に走行距離の上限を超過した経験のある方の体験談を見てみましょう。
超過料金の目安は1kmあたり5~10円
超過料金はリース会社によって異なりますが、一般的に超過距離1kmあたり5~10円ほどで設定されています。具体的にどのくらいオーバーすると、いくらかかるのか見てみましょう。
〈超過料金の計算例〉
| 超過距離 | 1kmあたり5円の場合 | 1kmあたり10円の場合 |
|---|---|---|
| 5,000km | 25,000円 | 50,000円 |
| 10,000km | 50,000円 | 10万円 |
| 15,000km | 75,000円 | 15万円 |
例えば、5年契約で月間1,500kmの上限が設定されている場合、契約期間全体の上限は1,500km×60ヵ月=90,000kmとなります。契約満了時の走行距離が10万kmだった場合、10,000km超過したことになり、1kmあたり5円なら50,000円、10円なら10万円の超過料金が発生する計算です。
実際に走行距離の上限をオーバーした方の体験談
実際に走行距離をオーバーするとどうなるのか、経験者の口コミ*をご紹介しましょう。なぜオーバーしてしまったのか、どうすればよかったのかなどのリアルな声を確認しておくと、走行距離を設定する際の失敗を避けやすくなります。

Aさん(40代女性/千葉県/ダイハツ「タント」9年契約)
子育て中で月々の支出を抑えたく、月間1,000kmの上限に設定しました。当時は幼稚園の送迎や近所への買い物がおもな用途で、十分な余裕があるはずでした。ところが、子供がスポーツクラブに入ってから県内外への遠征送迎が増え、私自身の通勤先も遠方に変わったことで、月1,800kmを超える月が続くように。9年間で約15,000kmオーバーとなり、満了時に10万5,000円を支払いました。月数百円を節約しようと上限を低めにしたのが裏目に出た、長期契約こそ余裕のある走行距離設定が必要だったと痛感しています。

Bさん(30代男性/埼玉県/日産「ノート」5年契約)
通勤、買い物、子供の送迎を合わせても月1,000km以内に収まると見積もり、その上限で契約しました。ところが、契約2年目に勤務地変更で通勤距離が片道10kmから25kmに延び、月300km以上増加。実家への帰省も増えて往復250kmを月1回走るようになり、気付けばオーバーが確実な状況に。試算したときは焦りましたが、「10万円以内なら許容範囲か」と気持ちを整理し、生活に必要な移動は我慢しないと割り切りました。5年間で約12,000kmオーバーとなり、満了時に84,000円を支払いました。事前に説明を受けていたため納得して精算できましたが、最初から1,500kmにしておけば精神的に楽だったと実感しています。

Cさん(40代女性/愛知県/ホンダ「N BOX」7年契約)
近所の買い物や駅への送迎がメインだったため、月間500kmの最小プランを選びました。ところが、契約3年目から親の介護が始まり、実家まで片道40kmの道を週3~4回往復する生活に。それだけで月1,000km近くになり、日常の買い物や子供の部活遠征送迎も重なって、走行距離は契約前の3倍以上に膨らみました。結果、7年間で約12,000kmオーバーとなり、満了時に12万円を支払いました。超過料金そのものより、数年間、距離を気にして運転を控えるという心理的な負担を抱え続けたことが一番の失敗だったと感じています。
3人の体験談に共通するのは、「契約時の使い方」を基準に走行距離を設定してしまったことです。転勤・部署異動、子供の成長、親の介護など、数年にわたる契約期間中にはさまざまなライフスタイルの変化が起こりえます。
月額を少しでも抑えようと上限を低めに設定した結果、超過料金という形で後から大きな出費が生じたり、距離を気にして運転を控えるストレスを抱え続けたりするケースもあります。走行距離の上限は、現在の使い方だけでなく、契約期間中に起こりうる変化も見越して、余裕を持って設定することが大切です。

若林 由晃(クルマ専門家)
一般的に、走行距離の超過料金が発生するのは契約満了時で、利用期間中に上限を超える月があっても、契約期間全体のトータルで走行距離が超過していなければ追加料金は請求されません。月間の制限は総走行距離を基にした平均値と考えましょう。 例えば、5年契約(60ヵ月)で月間上限1,500kmの場合、総走行距離の上限は90,000kmです。1年目に月2,000kmを走行しても、2年目以降が月1,300km程度で契約満了時の総走行距離が90,000km以内なら超過料金は発生しません。
* クラウドワークスにて、2026年2月に「カーリースで走行距離の上限をオーバーし、超過料金を支払った方」を対象として行ったアンケート調査を基に、カルモマガジン編集部がまとめています
走行距離無制限にもできる!おすすめカーリース3選
走行距離の上限や無制限にできる条件は、カーリース会社によって異なります。ここでは、走行距離無制限にすることもできる編集部おすすめのカーリース3社をご紹介します。
〈おすすめ3社のサービス比較表(新車)〉
| カーリースカルモくん | オリックスカーリース | オリコで乗ーる | |
|---|---|---|---|
| 通常プランの走行距離制限 | 1,500km/月 | 2,000km/月 | 500km/月、1,000km/月、1,500km/月、 2,000km/月、3,000km/月 ※選択制 |
| 超過料金 | 8円/km | 8円/km | 15円/km |
| 走行距離無制限の条件 | 7年以上の契約の場合 | 7年以上の契約で、車をもらう場合、実質走行距離無制限 ※走行距離の超過料金が発生するのは、契約満了前に解約・乗り換えした場合のみ |
プランによって車を最後にもらう場合、実質走行距離無制限 |
| 契約期間 | 1~11年 ※1年単位で選べる |
5年・7年・9年・11年 ※車種限定で3年プランもあり |
1~9年 ※1年単位で選べる |
| 最安月額料金 ※均等払い/乗用車 |
14,140円 ※ダイハツ「ミラ イース」11年契約 |
14,300円 ※ダイハツ「ミラ イース」11年契約 |
14,520円 ※トヨタ「ピクシスエポック」9年契約 |
| 詳細はこちら | 詳細はこちら | 詳細はこちら |
※2026年2月26日時点の公式サイトに記載のある情報に基づく
3社とも通常のプランには走行距離の上限がありますが、いずれも一定の条件を満たせば無制限にできます。ただし、無制限にするには残価の点から長期契約が前提になるため、契約期間も含めて検討することが大切です。

若林 由晃(クルマ専門家)
無制限のプランにしたからといって、一般的に、料金が大幅に高くなったり、車の選択肢が限られたりするわけではありません。そのため、「距離の制限を気にしたくないから走行距離制限をなくせるカーリースにする」という選び方に大きな問題はないといえます。
カーリースカルモくん
| 通常プランの走行距離制限 | 1,500km/月 |
|---|---|
| 超過料金 | 8円/km |
| 走行距離無制限の条件 | 7年以上の契約の場合 |
| 契約期間 | 1~11年 ※1年単位で選べる |
| 最安月額料金 ※均等払い/乗用車 |
14,140円 ※ダイハツ「ミラ イース」11年契約 |
※2026年2月26日時点の公式サイトに記載のある情報に基づく
「カーリースカルモくん」は、国産メーカー全車種・全グレードをラインナップし、頭金なし、ボーナス払いなしでも月々10,000円台から新車に乗れるカーリースです。
7年以上の契約なら走行距離無制限&車がもらえる
カルモくんでは、すべての車種を対象に7年以上の契約なら走行距離が無制限に。さらに、同じく7年以上の契約で車をもらう選択ができ、契約満了時に乗っていた車を自分のものにすることも可能です。
いずれはマイカーになることを前提に車に乗れるため、本来カーリースでは禁止されているカスタマイズなども自由に行えるようになります。
<利用者の口コミ>
Oさん(スズキ「スペーシア」11年契約)
片道2時間かかる実家への移動手段として車が必要だったので、走行距離を気にせずに利用できることは外せない条件でした。カルモくんは走行距離制限をなくせるので、実家への往復だけでなく、通勤でも車を使えています。走行距離を心配することなくマイカーのように車を使えるので、大満足です!
通常プランでも走行距離制限は月1,500kmと余裕あり!
カルモくんは、お手頃な料金プランながら、走行距離制限はひと月あたり1,500kmとたっぷり。通勤や通学で毎日、車を利用する方も、走行距離制限を気にせずに乗りやすい設定になっています。
また、メンテナンスプランに加入すれば、点検費や修理費を含む維持費を月額料金に含め定額化することも可能です。走行距離が多い方が気になりがちな維持費についても、不安なくカーライフが送れるでしょう。
<利用者の口コミ>
Yさん(ダイハツ「ミラ イース」11年契約)
通勤で40km、週5~6日乗る想定でカルモくんを選びました。カルモくんを選んで良かったのは、手頃な価格で新車に乗れたこと。11年の契約期間中に13万kmを超えちゃいそうだなと思いましたが、新車なら車の寿命的にもなんとかなるだろうと(笑)。頻繁に車を利用するのでメンテナンスプランに加入しましたが、それでも自分が考えていた予算内に収まったのも良かった点です!
まずは気軽にチェック!
カーリースカルモくんは、サービス開始以降、累計30万人以上が申し込んだカーリース。走行距離以外の点も、多くの方がお得に利用しやすいサービス設計になっています。詳細なプランや見積もりは「お試し審査」から簡単にチェックできるため、気になる方は気軽に試してみてはいかがでしょうか。
※審査に通っても即契約にはなりません
オリックスカーリース
出典:オリックスカーリース
| 通常プランの走行距離制限 | 2,000km/月 |
|---|---|
| 超過料金 | 8円/km |
| 走行距離無制限の条件 | 7年以上の契約で、車をもらう場合、実質走行距離無制限 ※走行距離の超過料金が発生するのは、契約満了前に解約・乗り換えした場合のみ |
| 契約期間 | 5年・7年・9年・11年 ※車種限定で3年プランもあり |
| 最安月額料金 ※均等払い/乗用車 |
14,300円 ※ダイハツ「ミラ イース」11年契約 |
※2026年2月26日時点の公式サイトに記載のある情報に基づく
オリックス自動車が提供するオリックスカーリースでは、月額10,000円台から新車に乗ることができます。 月額料金には車両本体価格に加え、各種税金や諸費用なども含まれており、わかりやすい料金体系となっているのが特徴です。
契約期間を5年・7年・9年・11年から選べるカーリースで、通常プランの走行距離制限は月2,000kmです。走行距離無制限のプランがあるわけではありませんが、7年以上の契約で車をもらうプランを選べば契約満了時に車の査定が不要になるため、実質、走行距離無制限で利用できます。
<利用者の口コミ>

30代 男性
まとまった貯金がなくても、月々定額の支払いで憧れの新型ヴェゼルに安心して乗れる点が最大の魅力です。自動車税や車検の基本料金がすべて毎月の月額料金の中にコミコミになっているため、数年ごとにやってくる大きなどこからの出費に頭を悩ませる必要が一切なく、毎月の家計管理やマネープランが非常に立てやすくなりました。車に関する複雑な手続きや面倒な維持管理のわずらわしさをできる限り軽減したいと考えている人には、間違いなく自信を持っておすすめできる優れたカーライフサポートサービスだと思います。

20代 女性
日々の生活に欠かせない軽自動車をできるだけ初期の負担を抑えて手に入れたいと思い利用しましたが、車検代や税金が毎月のフラットな支払いに綺麗にまとめられているおかげで、家計のキャッシュフローが非常に安定して助かりました。特に、車に詳しくない人や突発的な出費管理が苦手な方にとっては、お金の計算や維持の手間が驚くほどシンプルになるため非常に便利です。契約満了時にそのまま車がもらえるプランを選べる点も、自分の車として愛着を持って大切に乗り続けたいユーザーにとって非常に心強い大きなメリットになっていると感じます。

40代 男性
趣味のキャンプやアウトドアでガンガン走りたかったため、憧れのSUVであるフォレスターの新車を無理のない月々の予算で手に入れることができた点が何よりも最高でした。メンテナンスクーポンがしっかりついているため、定期的な点検やオイル交換のたびにお金を支払う必要がなく、ディーラーでの手厚いサポートを受けながら常に万全のコンディションで車に乗り続けることができます。車の購入にかかる初期のハードルを劇的に下げてくれるだけでなく、維持にまつわる面倒な雑務や手続きのストレスから完全に解放されるため、アクティブに車を楽しみたい全世代の方に心からおすすめできます。
オリコで乗ーる
出典:オリコで乗ーる
| 通常プランの走行距離制限 | 500km/月、1,000km/月、1,500km/月、2,000km/月、3,000km/月 ※選択制 |
|---|---|
| 超過料金 | 15円/km |
| 走行距離無制限の条件 | プランによって車を最後にもらう場合、実質走行距離無制限 |
| 契約期間 | 1~9年 ※1年単位で選べる |
| 最安月額料金 ※均等払い/乗用車 |
14,520円 ※トヨタ「ピクシスエポック」9年契約 |
※2026年2月26日時点の公式サイトに記載のある情報に基づく
オリコで乗ーるは、オートローンの国内トップクラスであるオリコと、保険のSOMPOの提携によって運営されているカーリースサービスです。2026年4月に「SOMPOで乗ーる」から名称が変更され、より強固な金融基盤のもとで展開されています。
走行距離の上限を月500km・1,000km・1,500km・2,000km・3,000kmから選べるのが特徴で、上限を短くするほど月額料金を抑えられるため、走行距離が少ない方に向いています。契約満了時に車がもらえる「もらえるプラン」を選んだ場合は、実質、走行距離無制限で利用できます。
<利用者の口コミ>

30代 男性
輸入車も含めて選べる車種が非常に豊富なところとメンテナンス保証が充実しているところがメリットだと感じました。
頭金無しで毎月定額の支払いに税金や整備費用が含まれているため、不意の大きな出費を心配せずに安心して新車ライフを楽しみたい方にはおすすめです。

30代 男性
輸入車や国産車の幅広いメーカーから自分の好みに合わせて車種を自由に選べた点が非常に素晴らしく、まとまった初期費用を用意しなくても最新のSUVに乗れたことが大きなメリットでした。車検や自動車税といった定期的な大きな出費が毎月の定額料金にすべて含まれているため、家計の管理が非常にシンプルになり、お金のやりくりに悩まされるストレスが一切なくなったので本当に助かっています。

50代 男性
輸入車を含むほぼ全てのメーカーから車種を選べる圧倒的な「選択の自由」が最大の魅力です。特に、高額な欧州車は数年後のリセール価値が読みにくいものですが、このサービスは残価保証があるため、将来の下取り暴落リスクを完全に回避して定額で楽しめる点が非常に賢明な選択となります。また、DeNAとオリコという大手資本のバックボーンがあるため、万が一の故障やトラブルの際の補償範囲も非常に手厚く、多忙で車の些細なメンテナンスに時間を割けないプロフェッショナル層にとって、最高のリスクヘッジ手段になるはずです。
カーリースに走行距離制限が設けられている理由

カーリースで走行距離制限が設けられているのは、車の価値を保つためです。
カーリースでは、契約満了時に車を返却するという仕組みから、契約満了時に想定される車の価値である「残価」を設定して、契約時に車両本体価格から差し引いています。
走行距離はこうした車の価値に関わる要素で、走行距離が長いほど車の価値が下がってしまうため、カーリースではあらかじめ設定した残価を下回らない範囲で走行距離を制限し、返却時の車の価値を担保しているわけです。
中には、走行距離制限のないカーリースや、一定条件を満たせば走行距離が無制限になるカーリースもあります。走行距離制限を気にせず自由に車に乗りたい方は、このようなカーリースを利用するといいでしょう。

若林 由晃(クルマ専門家)
走行距離の上限はリース会社によって異なり、目安は月間1,000~2,000kmほど。「月間1,000km以内」または「年間10,000kmまで」など表記の仕方もまちまちです。自分が月間、年間にどのくらいの距離を走行するのか、利用用途を含めて、適切な走行距離のサービスを選択することが重要でしょう。
走行距離制限のメリット・デメリット

カーリースの走行距離制限はデメリットと捉えられがちですが、制限があることで得られるメリットもあります。反対に、無制限にすることで生じるデメリットもあるため、両方を理解したうえで選ぶことが大切です。
走行距離制限がある場合
メリット:月額料金を下げられる
カーリースの月額料金は、残価を差し引いた車両本体価格に諸費用を合わせた総額を、契約月数で割って算出します。走行距離を制限すれば返却時の車の価値を見込みやすくなるため、残価を高めに設定でき、結果として月額料金を抑えられます。
デメリット:超過料金が発生する可能性がある
走行距離制限をオーバーすると超過料金が発生するため、運転する度に距離を意識しなければなりません。また、引越しによる通勤距離の変化や、介護・通院での利用増加など、ライフスタイルの変化による超過リスクも想定しておく必要があります。
走行距離制限がない場合
メリット:距離を気にせず乗れる
走行距離を意識せずに運転できるため、通勤や遠出の頻度が高い方でも超過料金の心配がありません。契約満了時に車がもらえるプランなら、そのままマイカーとして乗り続けられます。
デメリット:契約期間が長くなる
走行距離を無制限にできる条件は、7年以上といった長期契約であることが一般的です。カーリースは原則として中途解約が認められないため、長く乗り続けられるかどうかを踏まえて検討しましょう。
自分の走行距離の目安を知るには?

カーリースでは、走行距離の上限が固定されていたり、複数の選択肢から選べたりと、サービスによって自由度が異なります。また、設定する距離によって月額料金も上下するため、自分の利用実態に合わせて慎重に設定することが大切です。
ここからは、その参考となるように、一般的なマイカーユーザーの毎月の平均的な走行距離と、用途別の走行距離の目安をご紹介します。
車の1ヵ月の平均走行距離から見る目安

車の1ヵ月の走行距離の平均は、どのくらいなのでしょうか。国土交通省「自動車の検査・点検整備に関する基礎調査検討結果報告書」(2005年3月)では、自家用乗用車の年間平均走行距離は10,575kmと記載されています。これを1ヵ月あたりに換算すると、車の走行距離の平均は約880kmです。
より新しいデータでは、一般社団法人日本自動車工業会の「2023年度乗用車市場動向調査」で、マイカーユーザーの1ヵ月の走行距離の平均は362kmと報告されています。
一方、カルモマガジン編集部の調査*によれば、「月平均でどのくらい車に乗っているか」という質問に対して、0~100kmという方が39.8%と最も多く、100~300kmの方が25.5%、300~500kmの方が15.7%と続きました。この結果から、8割以上の方が1ヵ月の走行距離500km以下で生活していることがわかります。
これらのデータを総合すると、車の1ヵ月の平均走行距離は300~880km程度で、カーリースで必要な走行距離は、目安として1ヵ月300~500km程度といえそうです。
* アンケートツール「Freeasy」にて、日常的に車を運転する全国の男女683人を対象として、カルモマガジン編集部が2026年2月18~20日に行ったインターネット調査
走行距離別の使い方調査
平均的な月間走行距離は300~500km程度とはいえ、実際の使い方は人によって大きく異なります。
カルモマガジン編集部の同調査で、走行距離ごとにどのような使い方をしているかも確認したところ、月間500km以下の方と月間1,000km以上の方では、日常の使い方に明確な違いが見られました。自分がどちらに近いかをチェックしておくと、走行距離の設定の参考になるでしょう。
月間走行距離が500km以下の方の声

平日はスーパーやドラッグストアやホームセンターなど日常の買い物で使うことが多く、1日5km以下の運転。土日など休みの日はたまに長距離を運転するが月1~2回の頻度だと思います。

平日は家族の通勤、休日は近所への買い物で往復約15~20km運転。長距離運転は1ヵ月1~2回の日帰り観光のために往復で約30km前後です。

通勤と日常の買い物に使っています。買い物は、いつも行くお店を複数回るときに使いますが、だいたい同じ店にばかり行くので移動距離は短いです。遠方へ行くことはまずありません。
月間走行距離が1,000km以上の方の声

月2回、両親の送迎のために片道200km運転しています。また、仕事で本社(大阪)と支社(和歌山)の往復にも使っています。

普段は5km以内の近所の買い物に使っています。月に1~2回、片道150~250kmの移動をすることも。夏は週1~2回程度、ゴルフで片道60~80kmの距離を運転します。

毎日の通勤で往復80km。週5日勤務なので少し買い物などすれば1週間で400kmを超えます。土日は子供の塾や部活の試合などの送迎で使っています。
月間500km以下の方は、近所への買い物や短距離の移動が中心で、遠出は月1~2回程度という使い方が多く見られました。一方、月間1,000km以上の方は、毎日の長距離通勤や家族の送迎、遠方への定期的な移動など、複数の用途が重なっているケースがほとんどです。
「近所の買い物がメイン」と思っていても、通勤や送迎が加わると走行距離は一気に増えるため、現在の使い方だけでなく、今後の生活スタイルも見越して設定することが大切です。
車の用途で見る走行距離の目安
カーリースで必要な走行距離の目安は、車の用途によって大きく異なります。「近所へ買い物に行く程度」「通勤や通学に使う」「毎週末、遠出をする」といった、車を利用する目的や頻度別に算出した走行距離の目安は、下記の表のようになります。
〈車の用途別・月間走行距離の目安〉
| おもな用途 | 月間の走行距離の目安 |
|---|---|
| 近所へ買い物に行く程度 | 300km程度 |
| 通勤や通学に使う | 900km程度 |
| 毎週末、遠出をする | 1,000km程度 |
3つのパターンについて、詳しく見ていきましょう。
近所へ買い物に行く程度の場合
車に乗るのは近所へ買い物に行く程度という場合、3km離れたスーパーに毎日通ったとしても、1ヵ月(30日)の走行距離は180kmほどとなります。時々、遠出をするとしても、月間平均で300km程度あれば十分といえるでしょう。
通勤や通学に使う場合
通勤や通学で車を使う場合、多く見積もって平日に往復25km走行したとすると、月間で25km×20日(週休二日制)=500kmです。さらに、週末はドライブや買い物などで使用するという場合でも、往復100km程度のドライブなら月間で100km×4週=400kmとなり、通勤や通学と合わせた月間走行距離は900kmとなります。
毎週末、遠出をする場合
毎週末、キャンプやアクティビティで遠出をする場合、往復で100~150km走行するとして、月間では100~150km×4回(週末)=400~600kmです。週末が5回ある月でも500~750kmとなるため、月間走行距離は1,000km以内に十分収まるでしょう。
土日しか車に乗らない人に必要な走行距離の目安
平日は車を使わず、土日しか運転しないという方も少なくありません。土日だけ車に乗る場合、年間の走行距離はどのくらいになるのでしょうか?
例えば、毎週末に往復30km程度の買い物や送迎で使うとすると、1ヵ月では30km×4回=120km、1年間では約1,440kmです。これに月1~2回、往復100kmほどの遠出を加えても、年間の走行距離はおおむね3,000km前後に収まります。
土日しか車に乗らない方の年間走行距離は、多くのケースで5,000km以内です。これは、一般的なカーリースの走行距離制限(年間12,000~24,000km程度)を大きく下回るため、走行距離を理由にプラン選びで悩む必要はほとんどありません。むしろ、走行距離の上限が低めのプランを選んで、月額料金を抑えやすいといえるでしょう。
ただし、転勤や子供の進学などで平日にも車を使うようになると、走行距離は一気に増えます。土日しか乗らない予定でも、将来の変化を見越して少し余裕を持たせておくと安心です。

若林 由晃(クルマ専門家)
3つの用途別の走行距離の目安を見ても、多くの場合、たいていのカーリースが設定している走行距離で問題ないことがわかります。ただ、片道30km以上の通勤に毎日車を使う方や、週末に加え平日にも往復100km以上のドライブを楽しみたい方など、長距離運転をする可能性がゼロではない場合、走行距離が無制限になるカーリースを検討するのもいいでしょう。
月1,500kmでゆとりがあるから安心!
カーリースカルモくんの走行距離制限は月1,500km。3つの用途別パターンと比較しても、十分ゆとりのある設定です。また、7年以上の契約なら、どの車種も走行距離無制限で利用可能です。
走行距離を気にかけずに車を持てるか、まずは気軽に「お試し審査」で確かめてみましょう。
※審査に通っても即契約にはなりません
カーリースの走行距離超過を防ぐためのポイント

カーリースの走行距離制限に対して、基本的に「制限を超過したくない」「超過料金を払いたくない」というのが多くの方の本音でしょう。
ここでは、カーリースに申し込む前に確認したい、制限距離の超過を心配せずに車に乗れる走行距離の選び方をご紹介します。
事前に目安となる走行距離を調べておく
車の用途を踏まえて、どれくらいの距離を走行することになりそうか事前にシミュレーションしておきましょう。
平日に毎日車を使うのか、週末だけ使うのかによっても、走行距離は大きく変わってきます。また、車を使う際の行き先がわかっている場合は、往復で何kmの距離になるのかも計測してみてください。そのうえで、利用日数と想定走行距離を掛け合わせれば、大体の予測を出すことができます。
さらに、想定外の利用が発生することも考慮して、少し幅を持たせた走行距離を選んでおくと安心です。
走行距離の計測方法や超過時の規約を確認しておく
走行距離の計測方法は、リース会社によって異なります。多くの場合、契約満了時の総走行距離で計測されますが、中には1ヵ月ごとに計測するリース会社もあるため、事前に必ず確認しておきましょう。
また、制限距離をオーバーした場合の超過料金も各社によってさまざまです。万が一、超過料金が発生してしまっても家計を圧迫してしまうことのないよう、超過距離に応じてどれくらいの費用負担が必要なのかも把握しておくことが大切です。
ライフスタイルの変化なども考慮する
転職や結婚、親の介護などでライフスタイルが変化することにより、想定していたよりも車の利用頻度が増える可能性も考えられます。このような場合にも対応できるように、今後のライフスタイルの変化も想定したうえで、走行距離を選ぶようにしましょう。
当面、ライフスタイルの変化はないという場合も、少し余裕を持って走行距離を設定しておくと、急な環境の変化にも対応しやすくなります。
まとめ|自分の使い方に合った走行距離でカーリースを選ぼう
カーリースの走行距離制限は、車の残価を保つために設けられているもので、上限の目安は月1,000~2,000km程度です。上限を超えると1kmあたり5~10円ほどの超過料金が発生しますが、計測は契約期間全体のトータルで行われるため、月単位で神経質になる必要はありません。
車の1ヵ月の平均走行距離は300~500km程度が目安で、土日しか乗らない方なら年間5,000km以内に収まることがほとんどです。多くの方は、一般的なカーリースの走行距離で十分まかなえます。一方、長距離通勤や頻繁な遠出で走行距離が読みにくい方は、走行距離制限なしのプランを選ぶと安心でしょう。
大切なのは、契約時の使い方だけでなく、契約期間中に起こりうるライフスタイルの変化も見越して、余裕を持った走行距離を選ぶことです。自分の使い方に合ったプランを見極めて、納得のいくカーリース選びをしてください。
※この記事は2026年7月時点の情報で制作しています
よくある質問
- Q1カーリースに走行距離制限があるのはなぜ?
A:カーリースは、車を返却することを前提に決まった期間だけ利用できるサービスですが、返却時は車の価値が一定基準を下回っていないことが条件とされているのが一般的です。契約満了時まで車の価値を保つ必要があることから、リース会社は走行距離制限を設けて車の価値が一定基準を下回らないようにしているのです。
- Q2走行距離制限をオーバーするとどうなる?
A:走行距離制限をオーバーすると、超えた距離に応じて超過料金が発生します。超過料金はリース会社によって異なりますが、超過距離1kmあたり5~10円ほどに設定されるのが一般的です。走行距離制限を超えたことで、実際に下がった残価に応じて支払う場合もあります。契約の際は走行距離制限とともに、超過料金についても確認しましょう。
- Q3カーリースの走行距離は無制限にできる?
A:走行距離制限がないカーリースもあります。また、特定のプランを選ぶことで、走行距離を無制限にできるケースもあります。例えば、カーリースカルモくんの新車リースの場合は、7年以上の契約で全車、中古車リースの場合は全車無条件で走行距離無制限になります。
- Q4土日しか車に乗らない場合、走行距離はどのくらいが目安?
A:土日だけ車に乗る場合、年間の走行距離は5,000km以内に収まるケースが多く見られます。一般的なカーリースの走行距離制限(年間12,000~24,000km程度)を大きく下回るため、走行距離を気にせず利用できるでしょう。月額料金を抑えたい場合は、走行距離の上限が低めのプランを選ぶのもおすすめです。
この記事の執筆者・監修者














クルマ専門家の若林由晃です。走行距離制限は、カーリースのデメリットとされることが多いですが、実はメリットもあります。各社のサービス比較や走行距離制限のメリット・デメリット、ケース別に必要な走行距離の目安について確認し、自身の使い方に合ったカーリースを利用しましょう。