ブラックリスト掲載者でもローンに通ったって本当?審査のためにできること
更新日:2022.05.11
自己破産などの債務整理だけでなく、ローンやキャッシングの支払い遅延といった金融事故を起こした場合も「ブラックリスト」掲載の対象となります。さらに、最近は携帯電話料金の支払い忘れが対象となるケースもあり、自分でも気づかないうちにブラックリストに掲載されてしまう可能性もゼロではありません。
もしブラックリストに載ってしまった場合、ローン審査に通ることはできるのでしょうか。ブラックリスト掲載者がローンを利用するためにできる対策について、新車に乗れる方法と併せて解説します。
【この記事のポイント】
✔ブラックリスト掲載者が対策なしでローン審査に通ることは難しい
✔ブラックリストに載っても未払い解消などの対策によってローンを組めることがある
✔カーリースならブラックリスト掲載者でも審査に通過できる可能性がある
- ブラックリスト掲載者でもローン審査に通る?
- そもそもブラックリストとは?
- ブラックリスト掲載者でもローンを利用する方法
- ローンを組むより、もっと手軽に新車に乗る方法がある
- ブラックリストに載ってもローン以外の方法なら車に乗れる可能性がある
ブラックリスト掲載者でもローン審査に通る?
前提として、ブラックリストに載っている方が、何の対策もせずにローン審査に通ることは難しいといえるでしょう。しかし、審査基準はローンの種類によって異なるため、ローンの選び方や審査対策を工夫することで審査に通る可能性もあります。
カーローンは大きく分けて「ディーラーローン」「銀行系ローン」「自社ローン」の3種類があります。ローンごとの違いを、ブラックリスト掲載者でもローンに通る可能性と併せて見ていきましょう。
ディーラーローン
ディーラーで車を購入する際に利用できるローンで、提携の信販会社などから借入れをする方法です。契約者は購入した車を担保にして、購入代金に金利を上乗せした金額を分割で返済します。
ディーラーローンは銀行系ローンよりも金利相場が高い傾向がありますが、その半面、審査には通りやすいと言われています。ただし、借入額に制限があったり、返済中は車を自分の名義にできなかったりと、自由度が低いのも特徴です。
なお、ほかのローンと比べて比較的審査はやさしいものの、信用情報を問い合わせるため、ブラックリストに載っていると審査通過が難しいと考えられます。頭金や保証人を用意することで審査に通る可能性があるか、確認してみるのも一つの方法です。
銀行系ローン
銀行や信用金庫などの金融機関から、車の購入資金などの借入れを行うローンです。ディーラーローンよりも金利相場が低いため、利息による負担を抑えやすい点が魅力ですが、その分審査はきびしい傾向があります。したがって、ブラックリストに載っている方は、銀行系ローンの審査に通過できない可能性が高いでしょう。
自社ローン
おもに中古車を購入する場合に、中古車販売店と直接契約を結ぶ方法です。金融機関を介さずに、販売店が独自の基準で審査を行うため、ブラックリストに掲載されていても審査に通る可能性があります。
ただし、自社ローンは金利相当分よりも高い手数料が上乗せされたり、保証人を立てる必要があったりするケースもあるので、利用する際は慎重に検討しましょう。また、返済期間中は車の所有権が販売店側にあることから、もし販売店が倒産した場合は、購入した車を差し押さえられてしまうリスクもあります。
そもそもブラックリストとは?
ブラックリストとは、ローンやクレジットカード利用料金などの返済を滞納した場合や、債務整理をした際に、それらの情報が「事故情報」として信用情報機関に登録されることをいいます。そのため、ブラックリストという名前のリストが存在するわけではありません。
ブラックリストにはどのような情報が登録されるのか、その原因や掲載されることによるデメリットなどを確認しておきましょう。
ブラックリストに登録される情報
信用情報機関には次のような情報が登録されます。また、過去の返済履歴に延滞や未払いなどがあると、ブラックリスト掲載者と判断されることになります。
・氏名
・生年月日
・住所
・電話番号
・勤務先の名称
・運転免許証の番号
・現在の借入額
・過去の返済履歴
信用情報機関に登録されたこれらの情報は、申込者の返済能力や社会的に信用できるかどうかの判断基準として、ローンやクレジットカードなどの審査時に各金融機関に共有されます。
ブラックリストに掲載される原因
ブラックリストに掲載される原因は、次のような金融事故です。また、最近では携帯電話やスマートフォンの料金の支払い遅延や未払いを理由に、ブラックリストに載ってしまうケースも増えています。
・長期延滞
61日以上または3ヵ月以上の支払い遅延(延滞)がある
・代位弁済
返済不能になり、保証人や保証会社が代わりに返済した
・強制解約
長期延滞や契約違反などによって、強制的に契約終了となった
・債務整理
民事再生や任意整理、特定調停、個人再生などの法的な手続きを行い、返済の減額や支払い期間の調整をした
自己破産をした
・多重申込み
短期間または同時に複数のクレジットカードやキャッシングに申し込んだ
ブラックリストに掲載されているか調べる方法
自分がブラックリストに載っているかどうかや、過去に記載された事故情報が解消されているかは、オンラインや郵送などで信用情報機関に開示請求を行うことで確認できます。信用情報機関には以下の3種類があり、加盟している金融機関や開示請求の方法が異なります。
・全国銀行個人信用情報センター(KSC)
メガバンクや地方銀行、ネット銀行、信用金庫などの銀行が加盟している信用情報機関です。開示請求は郵送で行われます。
・日本信用情報機構(JICC)
消費者金融を中心に、銀行を含めた多くの金融業者が加盟しています。窓口だけでなく、郵送やスマートフォンからも開示請求手続きが可能です。
・シー・アイ・シー(CIC)
カード会社や消費者金融などが加盟している信用情報機関です。インターネット、郵送、窓口のいずれかからの開示請求手続きが可能です。
ブラックリストに掲載されるデメリット
ブラックリストに掲載されると、各種ローンやクレジットカードの審査に通りにくくなるほか、利用制限が設けられてしまう可能性があります。そのため、支払いの遅延や未払いなどはしないように日頃から気をつけましょう。
ブラックリスト掲載者でもローンを利用する方法
ブラックリスト掲載者が何も対策をせずにローン審査に通ることは難しいですが、審査に通りやすいとされているディーラーローンや自社ローンであれば、対策をすることで審査に通過できる可能性があります。審査を受ける際には、次のような対策を行ってからローンに申し込みましょう。
未払いを解消する
ローンやキャッシング、携帯電話料金などの返済や支払いの滞納または未納が原因でブラックリストに載った場合は、まずは完済させることを優先させましょう。信用情報機関には、滞納や未納の状態が続いているのか、すでに支払い済みかといった情報も登録されているためです。
ローンの借入額を下げる
ローン審査では、返済能力を基に借入額が適切かを判断するため、希望する借入額が少ないほど通過しやすくなります。そのため、年収に見合う借入額かどうかも踏まえて検討し、十分に返済できる余裕のある金額を設定することも大切です。また、価格の安い車や中古車を選んだり、頭金を用意したりすることでも借入額を抑えられます。
時間をおいて再申込みをする
ブラックリストでは、一度掲載されても一定期間経過すれば事故情報は解消されます。解消までの期間は内容によって異なりますが、一般的には掲載から5~10年程度がリセットの目安とされています。そのため、ある程度時間をおいてからローンに申し込むことで、審査に通る可能性もあります。
ローンを組むより、もっと手軽に新車に乗る方法がある
ローンと同じように、月々の支払いで車に乗る方法に「カーリース」があります。金銭の貸付けではない上に、初期費用がかからないため、ローンよりも月々の費用負担を抑えやすい点がカーリースの魅力です。
ほかにも、カーリースがローンよりもおすすめの理由には次のようなものがあります。
貯金がなくても新車に乗れる
ブラックリスト掲載者の中には、ローンを組むために頭金としてまとまったお金を用意しなければならず、資金繰りに悩まされる方もいるでしょう。その点、カーリースは毎月定額のリース料だけで新車に乗れるサービスで、頭金などの初期費用なしで利用できるリース会社がほとんどのため、貯金がなくても新車でカーライフを始めることができます。
月額料金に維持費も含められる
車をローンで購入した場合、ローン返済に含まれるのは車両本体価格と利息のみなので、各種税金や自賠責保険料、車検費用やメンテナンス費用は別途支払わなければなりません。
一方、カーリースの月額料金には、車両本体価格をはじめ、登録手数料や各種税金、自賠責保険料、その他の諸費用などが含まれています。
さらに、車検費用などの維持費も月額料金に組み込んで定額化できるプランを用意しているリース会社もあります。
税金や車検といったまとまった出費を抑えられる上、車の維持費の大半を月額料金に組み込めるプランなら、別途支払うのは燃料費と駐車場代程度にできるので、維持費の負担を大幅に軽減できるでしょう。
オンラインでお試し審査ができる
カーリースを利用するには、ローンのように審査に通過する必要があります。しかし、カーリースは借入れではなく、月々の利用料を支払って車に乗る方法なので、ローン審査に落ちてしまった方でも利用しやすいサービスです。
例えば、カーリースの「おトクにマイカー 定額カルモくん」では、携帯料金の支払い忘れなどを理由にローン審査に落ちてしまっても、実際に審査に通ってカーライフを始めている方が多くいます。そのため、まずは審査に通るか確かめてみてはいかがでしょうか。

Kさん
審査後のキャンセルも可能な「お試し審査」なら、所要時間5分程度で申し込めて、通常翌営業日には結果がわかります。審査通過後に車種やプランの変更もできるので、まずは一番安い月額料金で審査に通るか確かめてみましょう。
※審査は契約にはなりません
ブラックリストに載ってもローン以外の方法なら車に乗れる可能性がある
ブラックリスト掲載者がローンに通りやすくするためには、対策に費用や時間がかかることもあります。そのため、妥協してローンを組むよりも、別の方法を検討してみるのがおすすめです。
カーリースの定額カルモくんなら、業界最安水準の料金で国産メーカーの全車種、全グレードから自由に車を選べるので、費用負担を抑えながら、予算に見合う月額料金で新車に乗ることができます。
※この記事は2022年4月時点の情報で制作しています
よくある質問
- Q1ブラックリストとは?
A:ブラックリストとは 、ローンの返済やクレジットカードなどの支払いを滞納したり自己破産したりした場合に、その情報が信用情報機関に登録されることです。最近は、携帯料金の支払い忘れが原因で掲載される方も増えています。
- Q2ブラックリストに掲載されてもローンに通る?
A:ブラックリストに掲載されると、住宅ローンやショッピングローン、銀行系のカーローンやクレジットカードの審査通過が難しくなります。また、ローンを組めるとしても利用制限がかかることもあります。
- Q3ブラックリストに載っていてもローンに通る方法はある?
A:滞納や未払いを完済する、頭金を用意して借入額を減らす、ブラックリストが消えるのを待つといった対策を行うことで審査に通る場合があります。ただしある程度の期間が必要なので、カーリースなド実際にローンに落ちても審査に通った方がいる方法を検討してみるのもおすすめです。
車を購入しようとローンに申し込んだら、携帯電話料金の未払いが引っ掛かったみたいで審査に落ちてしまったんです。でも、定額カルモくんでは審査に通ったので、欲しかった車種の新車に乗ることができました。初期費用もなく、維持費も定額なので、お金の心配がなく快適です!