カーリースの車は名義変更できるの?契約者以外が運転するときの注意点

更新日:2022.10.17
カーリースの車の名義変更について

カーリースはその名のとおり「車を借りる」ことでお得に利用できるサービスですが、車の名義はどういった扱いになるのでしょうか。そこで、カーリースの車の名義は誰なのか、契約途中で名義変更はできるのか、名義変更をしなくても契約者以外が運転することはできるのかといった疑問に回答します。

また、名義などの不明点を専任のコンシェルジュに相談でき、車の名義を自分に変更できるカーリースもご紹介します。


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【この記事のポイント】
✔カーリースで使用する車は原則名義変更できない
✔契約者以外がリース車を運転することは可能だが任意保険に注意が必要
✔契約満了時に車の名義を自分に変更できるカーリースがおすすめ

カーリースで使用する車の名義とは

カーリースで使用する車の名義とは

車検証に記載される車の名義には、「所有者」と「使用者」といった2つの名義があります。車を購入する場合は所有者と使用者が同じになることが多いですが、カーリースの場合は扱いが少し異なります。まずはカーリース契約における、車の名義について見ていきましょう。

車の「所有者」はカーリース会社、「使用者」は契約者

カーリースで使用する車の「所有者」はカーリース会社、「使用者」は契約者とされています。

ここで大切なのは、車の所有権を持つのはカーリース会社だということです。カーリースは、契約者の希望に応じた新車をカーリース会社が購入し、月額料金で一定の期間貸し出すしくみです。契約者はマイカーのように車を使用できますが、所有しているわけではありません。あくまで借りている車だということを理解しておきましょう。

所有者と使用者の違い

車の所有者と使用者では、権利と義務が異なります。

所有者とは、車の所有権を持つ人のことを指します。所有者には車の登録手続きや税金の支払いを行う義務があります。また、車の売却や廃車手続きなどができるのも所有者のみです。

一方、使用者とは、車を実際に使う人のことを指します。使用者には車を適切に管理する責任があります。所有者でないので、車の売却などはできません。


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カーリースは途中で名義変更できる?

カーリースは途中で名義変更できる?

車の名義変更が必要になるのは、氏名が変わった場合、契約者が運転できなくなった場合などが考えられます。具体的にはどのような状況で名義変更が行われるのか、また、名義変更が必要になった場合、契約の途中でも名義を変えることはできるのか解説しましょう。

名義変更を検討するタイミング

リース契約中に車の名義変更を検討する状況には以下のようなものが考えられます。

〈名義変更を検討するケース〉
・個人名義から法人名義に変更し経費にしたい場合
・結婚や離婚などで法的に姓が変わった場合
・海外転勤、長期入院など車を運転できる状況でなくなった場合
・契約者が亡くなった場合
・契約者が高齢で免許の返納を考えている場合

これらのケースで名義変更ができるのか、次の項で詳しく解説します。

原則的に名義変更はできない

基本的にカーリースでは、名義変更をすることができません。名義を契約者以外に変更することは不可で、契約者の家族への名義変更、契約者個人の名義から法人名義への名義変更であっても同様です。

ただし、結婚などで氏名が変わった場合については、契約者や使用者自体が変わるわけではないため名義変更が可能です。車検証の表記上変更が必要なため、すみやかにカーリース会社に申し出ましょう。

やむをえず名義変更を検討するケースとして、契約者の海外転勤や契約者が亡くなったときに家族に譲渡する場合などが考えられますが、これらのケースでも原則名義変更は難しく、中途解約が第一選択肢となります。なお、対応範囲はカーリース会社によって異なるため、状況によりカーリース会社に相談しましょう。

このように名義変更は基本的にはできないため、カーリースを契約する際には名義変更の必要がないよう事前に計画を立て、契約期間中は責任を持ってリース車を管理しましょう。


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カーリースの車は名義変更せずに契約者以外も運転できる?

カーリースの車は名義変更せずに契約者以外も運転できる?

カーリースの車を名義変更することはできませんが、契約者以外が運転することは可能です。以下に詳しく解説します。

契約者以外の家族も運転できる

カーリースの車の運転者については、車を購入した場合と同じ考え方ができます。マイカーを購入した場合、車の使用者名義にかかわらず家族が運転するということは一般的です。それと同じように、カーリースでも契約者の妻が運転したり、契約者の子供が運転したりすることは問題ありません

ただし、初めから他人に貸し出す目的でリース契約をする「名義貸し」は違法です。あくまでおもな運転者は契約者という前提のもとで利用しましょう。

契約者以外が運転する際の注意点

契約者以外が運転することを想定するなら、自動車保険(任意保険)の補償範囲に注意しましょう。車の任意保険が契約者本人限定の契約となっている場合、家族が運転しているときに事故を起こしても補償を受けられません。

任意保険には「本人・配偶者限定特約」「家族限定特約」など必要に応じて補償範囲の特約をつけられます。また、補償範囲に年齢条件を設けている場合もあります。必要な補償を受けられる保険に加入しておきましょう。カーリースに特化した保険もありますので、併せて検討してみるといいでしょう

なお、家族が運転することがあるとしても、カーリースの利用料金の支払いは契約者本人の名義で行う必要があります。口座引き落としの場合は契約者本人の口座を利用しましょう。


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所有者名義を持たないことのメリットとデメリット

所有者名義を持たないことのメリットとデメリット

カーリースでは契約者が所有者名義を持たず、それにより名義変更もできないことを解説してきました。しかし、車の所有者名義を持たないことにはメリット・デメリットの両面があります。それぞれのポイントを見ていきましょう。

メリット

所有者名義を持たないメリットは、車の登録や税金の支払い手続きなどの義務を負わなくて済むという点です。これらの義務は車の所有者であるカーリース会社側にあるため、面倒な手続きはカーリース会社が済ませてくれます。

契約者は月々定額の利用料を支払うだけでよいため、税金の請求書が来てからお金を工面したり、払い忘れを心配したりする必要はありません。手間が少なく、家計が安定するといった意味で安心してカーライフを送れるでしょう。

デメリット

所有権を持たないデメリットは、車の改造や売却ができないという点です。車はあくまで借り物であるため勝手に手を加えることはできませんし、途中で車が不要になったからといって売却することもできません。カーリースは車を普段どおりに利用する分には不自由ありませんが、これらの細かな注意点もあるということを意識しておきましょう。

ただし、契約満了時に車がもらえるカーリースでは、車の改造や契約満了後の売却が可能となります。車を返却する必要がなく、最終的に自分の名義にできるカーリースについて次項で詳しく解説しましょう。


最後に車がもらえるカーリースはこちら

最後に車の名義を自分に変更できるカーリースもある

最後に車の名義を自分に変更できるカーリースもある

カーリースの中には、契約満了時にリース車を自分の所有にできるカーリースもあります。車の所有者になれば、他人に譲ったり、売却したり、改造したりといったことも可能です。自分の名義にできるカーリースとはどのようなものか解説します。

所有者を自分に名義変更できるカーリースとは

車を自分の所有にできるカーリースには次の2つのパターンがあります。

●契約満了時に車を買い取るカーリース
カーリースの中には、契約満了時にそれまで乗っていた車の買取りが可能なものがあります。車を買い取る場合、追加でまとまった費用がかかりますが、買い取った後は自分の所有にできます。買取費用を計画的に準備しておくといいでしょう。

●契約満了時に車がもらえるカーリース
カーリース会社によっては、契約満了時に車がもらえるプランを用意しているところもあります。この場合は車を自分の所有にする際にまとまった費用がかからないので安心です。なお、車がもらえるプランはオプションでつけられる場合と、車をもらう前提での固定プランとなっている場合があります。

いずれも所有者名義を得られれば、車を譲ったり売却したりといったことが可能になります。

リース期間満了時の名義変更手続きは簡単

契約満了時に車を買い取る、もらうなどして契約者名義に変更する場合の手続きは、特段難しいものではありません。

これらのカーリースでは、契約満了が近づくとカーリース会社から案内があり、車を買い取る、またはもらう際の名義変更手続きについても説明が受けられます。基本的にはカーリース会社の指示に従って進められるため、個人間で車を売買するときのように複雑な手続きについて自分で調べる必要はありません

なお、名義変更にかかる費用は基本的に契約者の負担となります。

乗っていた車を最後に自分名義に変更できるおすすめのカーリース

セールススタッフ

カーリースを検討するなら、最後に自分名義の車にできる「おトクにマイカー 定額カルモくん」 がおすすめです。定額カルモくんでは、7年以上の契約にオプションをつけると、契約満了時に車の返却が不要になります。

また、契約期間を1~11年のあいだから1年単位で選べるため、おもな運転者が変わるタイミングに合わせて車を乗り換えるといった使い方もできます。定額カルモくんをおすすめする理由をご紹介しましょう。

車がもらえるオプションをつけられる

定額カルモくんでは、7年以上の契約で適用できる「もらえるオプション」を月額500円で追加すると、契約満了時に車を自分のものにできます。車の所有者をカーリース会社から契約者に変更できるので、名義変更を自由に行えるようになります。もちろん、車を譲ったり、売却したりも自由です。

国産メーカーの全車種・全グレードの新車から自分の好きな車を選び、最後に自分の車にできるのは定額カルモくんならではのメリットです。


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※審査に通っても契約にはなりません

申込み後の車種変更やキャンセルも可能です


困ったときにはマイカーコンシェルジュに相談できる

定額カルモくんには、カーリースの困り事を何度でも無料相談できる「マイカーコンシェルジュ」というサービスがあります。契約者の海外転勤や長期入院など、予期しない事態で名義変更を検討する場合にも親身に相談にのってくれ、対応方法を提案してくれるので安心です。

顧客対応満足度98.9%*¹ という高い満足度を獲得している定額カルモくんなら、長く続くカーライフも任せられるでしょう。マイカーコンシェルジュには、カーリース契約前の検討している段階でも相談できます。まずはLINEや電話、メールでの無料相談を利用してカーリースの疑問を解消しておきましょう。


平日10:00~19:00(土日祝・年末年始休み)

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〈ほかにもある定額カルモくんが選ばれる理由〉
・専門家が選ぶカーリースにおいて、「コストパフォーマンスが高いと思うカーリース」「納得価格と思うカーリース」「サポートが充実していると思うカーリース」の3つの部門で1位を獲得*²
・車検や各種税金などの維持費込みで業界最安水準の月額10,000円台から好きな新車に乗れる
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このように魅力満載の定額カルモくんでは、最短5分でできる「お試し審査」のサービスがあります。審査をしても契約にならず、審査後にマイカーコンシェルジュから利用可能な車の案内があり、車種変更やキャンセルも可能です。通常、翌営業日には結果が届くので、気軽に試してみましょう。


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*¹ 2019年12月~2021年6月までの定額カルモくんご契約者様504名を対象としたアンケート
*² 調査方法:インターネット調査 調査期間:2021年2月12日~15日 調査概要:カーリース10社を対象にしたイメージ調査 調査対象:男女、全国、18~69 歳、運転免許保有、(1)(2)週1回以上運転するファイナンシャルプランナー176s、(3)カーディーラー勤務者297s 調査実施:株式会社ショッパーズアイ 比較対象企業:「カーリース」Google 検索9社(2021年1月29日10 時時点)※広告、まとめサイトなどを除く

無料相談のあるカーリースで安心して車に乗ろう

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カーリースでは原則名義変更ができませんが、車を家族間でシェアして運転することは可能です。家族が運転する場合は任意保険の範囲に気を付けて、安全に車を利用しましょう。

車のある生活は長く続くものですから、さまざまなケースを想定してリースの利用に関して不安になることもあるかもしれません。しかし、カーリースは基本的にはマイカーと同じ感覚で車を利用できるサービスです。所有者名義を持たないことで税金を支払う手間を省け、家計が安定するなどメリットもたくさんあるので、ぜひ検討してみてください。

契約前から無料で相談にのってくれる定額カルモくんなら名義変更についての不安も解消できます。まずは無料相談で納得のカーライフへの一歩を踏み出しましょう。

※記事の内容は2022年1月時点の情報で制作しています。

よくある質問

Q1カーリースの車は誰の名義?

A:車の「所有者」はカーリース会社、「使用者」は契約者の名義になります。一般的に、車の名義というとより強い権利と義務を持つ「所有者」を指します。契約者はマイカーのように車を使用できますが、所有しているわけではありません。あくまで借りている車だということを理解しておきましょう。

Q2カーリース契約の途中で名義変更はできる?

A:原則、リース契約の途中で名義変更はできません。契約者の家族への名義変更や、個人名義から法人名義への名義変更も不可とされています。契約者の海外転勤や死亡など、やむをえない理由での名義変更はカーリース会社により対応が異なります。なお、契約満了時に車の所有者を自分の名義にできるカーリースもあります。

Q3カーリースの車を契約者以外が運転してもいい?

A:はい、可能です。運転者については基本的にマイカーと同様の考え方ができ、契約者の妻や子供などが運転することは問題ありません。ただし、事故を起こした際に補償を受けられるよう、任意保険の補償対象をよく確認しておきましょう。

この記事の執筆者・監修者


伊藤 真二
監修者、編集者、ライター

伊藤 真二

ファイナンシャルプランナー。介護福祉士資格を所有していることから、老後の暮らしや節約・資産運用など、安心できる未来、無駄のない今を生きるためのご提案を多く行う。 また、ニュースメディア、採用メディア、自動車メディアなどのライター・編集者の経験から記事執筆・監修も広く行っている。