カーリースで車の改造はどこまでOK?違約金が発生するケースや注意点を紹介
更新日:2024.12.10カーリースは定額料金でマイカーのように新車に乗れるのが魅力ですが、改造については制限があります。なぜなら、車はあくまで貸与という扱いだからです。
しかし、ちょっとしたカスタマイズであっても不可能なのでしょうか。リース車の改造はどこまで認められているのか、許容範囲を超えた場合はリスクがあるのかについて、注意点と併せて確認してみましょう。また、リース車を自由にカスタムできるおすすめのカーリースもご紹介します。
【この記事のポイント】
✔カーリースで利用する車の改造は原状回復できることが前提
✔純正パーツでの改造やカーリース会社が必要と判断した改造なら認められる
✔車をもらえるカーリースを選べばリース車の大胆な改造も 可能
- カーリースの車は改造できる?
- カーリースの車を改造できるケースとは
- カーリースでできる改造の具体例
- カーリースの車に勝手な改造をしたらどうなるの?
- 思い切り改造を楽しむために最適なカーリースとは
- 自分好みに改造するなら車がもらえるカーリースを選ぼう
カーリースの車は改造できる?
カーリースは、カーリース会社が利用者の希望に合わせて車を購入し、利用者は月額の利用料を支払ってその車を借りるというシステムです。
カーリースでは車の返却が前提とされており、車をどう扱うかは所有権を持つカーリース会社次第です。利用者はあくまで車を借りているという立場なので、自由に手を加えることは原則禁止されています。
ただし、ライトやホイールなど、純正パーツを使ったり、元に戻すことが可能だったりする改造であれば可能なケースもあります。
契約満了時に原状回復の必要がある
契約満了時にカーリースで借りた車を返却する際は、基本的に借りたときの状態に戻して返さなければなりません。これは、賃貸住宅と同じような考え方といえば想像しやすいでしょう。
賃貸住宅では、退去の際には借りたときの状態に戻す「原状回復」をすることが基本です。そのため、壁に大きな穴を開けたり、リフォームをしたりすることは禁止されています。
これと同様に、カーリースの車においても通常の使用の範囲内で起きる劣化や汚れ等は問題になりませんが、利用中に改造したり傷付いたりした部分は原状回復が必要です。多くの場合、元の状態に戻せないような改造は禁止されています。
カーリースの車の改造がNGといわれる理由
カーリースの利用料金は、車両本体価格から返却時の想定下取り価格である、この「残価」を差し引くことで割安になっています。
この仕組みでは、改造を施していない車が返却される前提で残価を設定しているため、基本的に改造は認められないのです。
しかし、カーリース会社によっては車がもらえるプランを用意しているところもあるため、これを利用した場合には車の返却義務がなくなり、大胆なカスタムを施すことも可能です。改造したい方はこちらをチェックしてみるといいでしょう。
カーリースの「おトクにマイカー 定額カルモくん」では、7年以上の契約で契約満了時に車をもらえるので、改造を楽しめるのもうれしいポイントです。
定額カルモくんを利用できるかどうかは、下の「お試し審査」で気軽にチェックしてみましょう。
※審査に通っても契約にはなりません
カーリースの車を改造できるケースとは
カーリースの車は返却時の原状回復が基本とされていますが、実は車の改造が可能となるケースがあります。
ただし、改造のルールはカーリース会社によって異なり、おもに次の3つのパターンに分かれます。
〈カーリースの改造ルールのおもなパターン〉
1. 原状回復の有無にかかわらず、改造自体を禁止している
2. 原状回復できる範囲での軽微な改造なら認めている
3. 契約プランによって改造ができるもの、できないものに分かれる
改造が認められていても、どの程度まで許容されるかはカーリース会社によりさまざまなため、詳しいことはそれぞれの会社に確認が必要です。
また、違法な改造はどのカーリースでも禁止されています。安全に運転するためにも、法定の範囲内での改造にとどめましょう。
では、具体的にどのような改造なら認められるのでしょうか。リース車の改造が認められるケースを詳しく見ていきましょう。
純正パーツでカスタムする場合
カーナビやETCといったオプション、契約時に申し出た純正パーツでの改造であれば認められていることがほとんどです。また、このようなオプションをカーリース契約時に取り付ける場合には、オプション費用も月額料金に含めて分割払いできるカーリースもあります。まとまった出費がなく、支払いが楽になるのでおすすめです。
なお、原状回復しやすいホイールなどは純正パーツでなくても取付け可能とされることが多いため、希望があればカーリース会社に相談してみましょう。
安全上必要だとカーリース会社が判断した場合
車の安全のために必要なパーツを取り付ける場合や、身体的な障害を抱えていて通常の車では安全に運転できない場合などは、カーリース会社の判断で改造が認められることがあります。どのような改造が必要になるのか事前に確認し、カーリース会社に相談のうえ、カスタマイズするようにしましょう。
車を返却しないリース契約を選んだ場合
カーリースの中には、契約満了時に車を返却しなくていいところもあります。具体的には、契約満了時に車を買い取る場合と、契約満了時に車がもらえる場合の2つです。これらのリースプランを選べば、最終的には車が利用者のものになるので、改造も自己責任で自由に楽しめます。
車を買い取る場合はまとまった費用がかかるので、リース期間中から計画的に費用を準備しておきましょう。車がもらえるカーリースなら、追加料金なしで契約満了時に車がもらえるため安心です。
カーリースでできる改造の具体例
カーリースでできる改造にはどのようなものがあるのでしょうか。新車販売でもカーリースでも人気の高いホンダ「N BOX」を例に具体的にご紹介しましょう。
返却前提でできる純正パーツでの改造
返却前提であれば、純正のパーツを利用した改造がおすすめです。おもに下記のようなカスタムが可能となっています。
〈純正パーツでの改造例〉
場所 | パーツ | 内容 |
---|---|---|
内装 | フットライト | ドアオープン時と乗車中の足元を照らすライトを追加することで上質な室内空間を演出します。 キャンドルホワイトとブルーの2色から選べます。 |
シートバックテーブル | 運転席と助手席のシートバックに取り付けられるドリンクホルダー2個とコンビニフックがついた格納テーブルです。 車内の居住性が高まります。 |
|
ステアリング ホイールカバー |
本革製のブラック×ブラックステッチと、モカグレー×モカグレーステッチの2種類から選択可能です。 | |
外装 | アルミホイール | アルミホイールに交換すると車の印象が変わります。 デザイン性や走行性能にこだわる方にもおすすめです。 |
ドアミラーカバー | 華やかなカラーで個性を演出します。 ミラノレッド、タフタホワイト、シルバーの3色から選べます。 |
このような改造であれば認めているカーリース会社も多数あります。ただし細かな運用方法が異なる場合もありますので、逐一カーリース会社に確認しながらカスタマイズを進めるといいでしょう。
返却しない場合にできる改造
純正パーツのカスタムでは物足りない方は、車を返却しないカーリースを利用することで、オリジナルの改造を思う存分楽しむことができるでしょう。
〈オリジナルの改造例〉
場所 | パーツ | 内容 |
---|---|---|
内装 | フルバケットシート | サーキット仕様のシートに変更することで、ローアングルからスピードを感じる走行ができる |
シートカバー | さまざまな色や質感の商品が発売されているので、自分好みの内装に変更可能 | |
インテリアパネル | 木目調、カーボン調など、高級感あふれるインテリアを目指すこともできる | |
外装 | エアロパーツ | フロントスポイラー、リアスポイラーなど各種パーツの取付けが可能 |
LEDテールランプ | 悪天候時の視認性を高められるうえ、存在感も出せる |
上記の中には後から元に戻せるものもあるので、契約満了時に原状回復できていれば返却可能なカーリース会社もあります。しかし原状回復したと認められない可能性も考えられるため、必ず事前に改造や原状回復について確認を取るようにしましょう。
なお、いずれの改造でも違法にならない程度に行うことが肝心です。
思い切り改造を施したいなら、車をもらえるプランのあるカーリースを利用するといいでしょう。
定額カルモくんは7年以上の契約の場合、車を返却する必要がなくなるので、返却時の原状回復費用について頭を悩ませる必要はなくなります。
定額カルモくんの審査はオンラインで簡単に申込み可能! 入力は5分ほどで完了し、審査結果は通常翌営業日にはわかります。まずは気軽に申し込んでみましょう。
カーリースの車に勝手な改造をしたらどうなるの?
もしも、ルールを知らないまま勝手にリース車を改造してしまった場合には、どのようなペナルティがあるのでしょうか。
対応はカーリース会社によって異なるため、まずは契約内容を確認し、カーリース会社の判断を仰ぐことが大切です。一般的に考えられるケースを、インターネット調査*で伺った実例とともにご紹介します。
原状回復できる範囲であれば容認されるケース
20代・パート・アルバイト
リース車を改造しても、原状回復ができ、車の価値を損ねない状態に戻せる範囲の改造であれば容認されることがあります。ただし、原状回復にかかる費用は自己負担です。改造の程度によっては高額な費用がかかることもあるため、車の返却時までに費用を見積もっておきましょう。
違約金の支払いを求められるケース
20代・学生
マツダの「AZワゴン」をカーリースで利用しており、エンジンを改造しました。 事前にカーリース会社に改造について確認もしてあったのですが、契約満了の際に原状回復費用を取られました。
車を原状回復できない場合や、改造自体を認めていないカーリース会社の場合には、返却時に違約金を求められることがあります。また、違法な改造は違約金を請求されるだけでなく、リース契約を途中で打ち切られることにつながるため、注意が必要です。
返却前提のリース車で買取りを求められるケース
契約満了時に車を買い取る選択肢のあるカーリース会社なら、買取りをすることで原状回復や違約金の支払いをしなくていいケースもあります。車を買い取る場合の料金については契約書を確認しましょう。基本的には契約時に想定した残価か、返却時の査定額のいずれかを支払うことになります。
なお、どのケースであっても、改造せずに車を返却する場合に比べると大きな費用がかかることが想定されます。すでに改造してしまった場合は自己判断せず、カーリース会社に相談することが重要です。
*チャット調査ツール「Sprint」にて、2023年5月16日に「カーリースで乗っていた車を改造またはカスタマイズしたため、カーリースの契約満了時に困ったことがある方」を対象として行ったインターネット調査を基に、カルモカーライフナビ編集部がまとめています
思い切り改造を楽しむために最適なカーリースとは
カーリースで自分好みの改造を楽しみたいなら、車をもらえるオプションがある「おトクにマイカー 定額カルモくん」の利用を検討してみましょう。このオプションを利用すれば原状回復の必要がなくなり、法律の範囲内で好きなだけカスタマイズできます。
また、車を返却する場合でも、メンテナンスプランを利用すれば返却時の原状回復費用も補償されるなど、カーライフを心置きなく楽しめるサービスが定額カルモくんにはたくさんあります。
「もらえるオプション」の詳細ほか、定額カルモくんの魅力を見ていきましょう。
車をもらえるので、自由にカスタマイズできる
定額カルモくんでは、7年以上の契約で乗っていた車をもらえます。そのため、傷付けたりカスタマイズしたりしても、契約満了時に原状回復費用を求められる心配がありません*。車を返却する必要のあるカーリースでは手を加えにくいエアロパーツの装着やシートの取換え、電装系の改造なども、定額カルモくんなら大胆に楽しめます。
車を買い取るタイプのカーリースと違い、契約満了時にまとまった費用がかからないのもうれしいポイントです。
*契約満了時に「返却」を選んだ場合や中途解約した場合、内容により原状回復対応が必要となることがあります
メーカーオプションも月額料金にコミコミ
定額カルモくんの取扱車種は、国産メーカーの全車種・全グレードと豊富です。車種の選択肢が多いため、改造のベースにしたい車種やグレードの車もきっと見つかるでしょう。
また、メーカー純正のボディカラーやオプションも自由に選べ、しかも、オプション料金は月額料金に含められます。
毎月一定の料金で無理なく支払えるので、ワンランク上のオプションを取り付けることも可能です。ウェブサイト上に記載されていない特別仕様車も取り扱っている場合があるので、希望あれば問い合わせてみるといいでしょう
原状回復費用補償付きのメンテナンスプラン
定額カルモくんが用意しているメンテナンスプランには、返却時の原状回復費用補償が付帯しているため、改造による原状回復が必要な場合にも出費を抑えることができます。
なお、メンテナンス項目の違いにより3種類のプランがありますが、原状回復費用補償はどのプランでも利用が可能です。また、消耗品の交換や延長保証などもプランにより含まれており、これらの費用は月額料金に含んで定額化できるので、すべて含んだプランにするのか、最低限のメンテナンスで問題ないかなど、自身の車の乗り方に合ったプランを選ぶといいでしょう。
もしもプラン選びに迷った場合は、専任スタッフであるマイカーコンシェルジュに相談してみるのもおすすめです。定額カルモくんの「お試し審査」を利用して希望の車種やプランが申し込めるかを確認しておけば、マイカーコンシェルジュから予算に見合ったプランの提案をしてもらえるため、細かく相談しながら最適なプランを決めていけるでしょう。
審査をしても契約にならず、申込み後の車種変更やキャンセルも可能なので、気軽に試してみてはいかがでしょうか。
自分好みに改造するなら車がもらえるカーリースを選ぼう
車を改造できるかはカーリース会社の規定によりますが、契約期間が終了したときに返却が必要なカーリースの場合は車の原状回復が必須条件です。
車をもらう必要がない場合は、純正パーツの範囲内での改造にとどめ、攻めた改造をしたい方には、改造自由な車がもらえるカーリースを利用し、どちらの場合も思いがけない出費が起こらないように気を付けて改造を楽しむようにしましょう。
定額カルモくんの車がもらえるプランなら、改造をあきらめる必要はありません。まずは改造可能なプランのあるカーリースを利用できるか、後からキャンセル可能な「お試し審査」で確認してみましょう。
※この記事は2023年5月1日時点の情報で制作しています
よくある質問
- Q1カーリースの車を改造してもいいの?
A:リース車の改造は原則禁止とされていますが、原状回復ができる範囲なら認められている場合もあります。カーリース会社の規定による部分が大きいので、利用するカーリース会社に前もって確認しておきましょう。なお、車を返却しないカーリースでは改造を認めていることが多いです。
- Q2カーリースで改造が認められるのはどの程度?
A:カーナビ・ETCの取付け、シートカバーの変更やホイール交換など純正パーツでのカスタムが可能です。また、身体的な障害を抱えていて通常の車では安全に運転できない場合などは、カーリース会社の判断で改造が認められます。いずれも契約時に申し出ておきましょう。詳細はこちらでも解説しています。
- Q3改造可能なカーリースのおすすめはある?
A:最後に車がもらえる「おトクにマイカー 定額カルモくん」がおすすめです。7年以上 の契約であれば「もらえるオプション」がつけられるため原状回復の必要がなくなり、大胆な改造も自由に楽しめます。また、返却の場合も原状回復費用補償がついたプランの利用が可能です。
カーリース会社に改造の確認は取らなかったのですが、利用していたトヨタ車のタイヤや、内部のカスタマイズをしました。 ただ、元に戻す作業が大変だったうえに、カーリース会社に元に戻したことを伝えると嫌がられてしまいました。