カーリース返却の流れと費用は?査定のポイントやトラブル回避策も解説

執筆者・監 修者
若林 由晃クルマ専門家/カーリース店店長/中古車販売店元店長
更新日:2026.07.21

カーリースは、契約満了時に車を返却するのが原則です。返却自体は案内に沿って日程調整と準備を進めるだけですが、走行距離の超過や傷の原状回復などで思わぬ費用が発生するケースもあるため、事前に流れと注意点を知っておくことが大切です。
本記事では、カーリース返却までの流れと返却前の準備のほか、査定で確認されるポイントや費用が発生するケースをわかりやすく解説します。あわせて、返却時のトラブルを回避する方法や、返却不要で車をもらえるカーリースも紹介します。
【この記事のポイント】
✔ カーリースの返却は日程調整から精算まで4つのステップで進む
✔ カーリースの返却時は走行距離の超過や原状回復、残価精算で費用が発生することがある
✔ カーリースはプラン選びと準備を工夫すれば、返却時のトラブルを回避できる
目次
カーリースの車は返却しないといけない?

リースという名前のとおり、カーリースで契約している車は貸し出されたもので、基本的に返却が必要です。しかし、中には返却以外の方法が選べる場合もあり、カーリースの利用方法も多様化しています。
まずは、カーリース契約満了時の車は実際どうすることになるのか、詳しく見ていきましょう。
カーリースの車は原則返却が必要
カーリースの車はカーリース会社が所有しているもので、契約者は決まった期間だけ借りている状態です。そのため、契約期間満了時は原則、カーリース会社に車を返却しなければなりません。
返却すると車は手元に残りませんが、売却や廃車のための手続きをカーリース会社に任せられるため、手軽に契約を終了できるでしょう。
カーリースの車を返却不要にできる方法もある
カーリースによっては、「買取り」「再リース」「もらう」など、返却以外の方法も用意されており、条件次第で車を返却不要にできます。各社の公式サイトなどで、希望とマッチするものがあるかチェックするといいでしょう。
ここでは、各方法の仕組みや注意点について順に紹介します。契約満了時の車をどうするかをいつ決めたのか、インターネット調査*で利用者が語った実例もあわせて紹介します。
乗っていた車を買い取る
これまで乗っていた車を買い取れるカーリース会社もあります。買い取ると所有権がカーリース会社から契約者に移るため、マイカーとして持ち続けることが可能です。
買取りには契約時に設定した残価の支払いに加え、所有権を移すための手続き費用などもかかるため、まとまったお金を用意する必要があることに注意しましょう。

30代・会社員

30代・会社員
頭金が不要だったからカーリースを利用したのですが、契約満了直前になって、使用している車を買い取ることにしました。
乗っていた車を再リースする
カーリース契約満了時に、これまで乗っていた車のリース契約を再び結べば、同じ車に乗り続けることができます。
車を買い取るわけではないため所有権はカーリース会社に残ったままですが、再リースすれば残価の支払いは不要で、再び毎月定額のリース料金で車に乗ることが可能です。ただし、契約の際には審査が再度行われます。
乗っていた車をもらう
カーリース会社によっては、これまで乗っていた車をもらえるプランを提供していることもあります。買取りとは異なり、もらう場合は契約満了時に残価の支払いが発生しません。
将来的にマイカーが欲しいと考えていて、契約満了時に車をもらおうと決めているのであれば、カーリースを申し込む際にもらえるプランを選択しましょう。

20代・パート・アルバイト
契約前から車をもらうことを決めていました。車は買ったとしてもいずれ買い替えるものですし、カーリースは車検や自動車税など考えなくてもいいので、デメリットがあまりないように感じました。
もらえるプランなら返却自体が不要になる
返却が不要になる方法を選びたい方には、車をもらえるプランのあるカーリースがおすすめです。契約満了時にまとまった出費がなく、契約中からマイカーのように乗ることが可能です。
カーリースカルモくんには、7年以上の契約に月々500円を追加することで、契約満了時に車がもらえる「もらえるオプション」を用意しています。詳細は下のバナーからご確認ください。
* チャット調査ツール「Sprint」にて、2023年5月16日に「カーリース契約満了時に、使用車を買取り・再リース・もらうなどして、返却しなかった方」を対象として行ったインターネット調査を基に、カルモマガジン編集部がまとめています
カーリース返却までの流れと事前準備

カーリースで利用していた車を返却するときは、以下の手順で手続きを進めます。原状回復や車内の清掃といった事前準備も必要になるため、スムーズに返却できるよう、あらかじめ流れを確認しておきましょう。
1. 返却日時や場所を決める
契約満了日の半年ほど前になると、カーリース会社から車の返却に関する連絡があります。このときに、返却日時や返却場所の相談を始めてください。
買取りや再リースなど返却以外の方法を選びたい場合は、カーリース会社が指定する期日までに希望を伝えます。迷っている場合は、担当者に相談してみるといいでしょう。
2. 期日に合わせて返却準備をする
返却日までに、車の原状回復を行う必要があります。フロアマットの変更やドリンクホルダーの設置など、車を借りたときの状態から変更している場合は元に戻しておきます。後付けしたカーナビなども取り外してから返却しなくてはならないため、必要に応じて業者の手配もしてください。
また、車内の私物はすべて片付け、掃除やごみの処分も済ませておきます。たばこやペットのにおいが残っていると査定に影響することがあるため、気になる場合は消臭もすると安心です。
なお、返却時のガソリン残量の扱いは、カーリース会社や契約内容によって異なります。契約書や返却の案内に記載がないか確認し、不明な場合は問い合わせておきましょう。
3. 車をカーリース会社へ返却し、精算する
返却日時に、取り決めた返却場所で車を受け渡します。印章や書類など、カーリース会社が指定するものがある場合はそれらを用意してください。
返却した車の状態は、カーリース会社が確認します。その結果、原状回復費用が必要となった場合は、カーリース会社から費用に関する連絡があるため、指示に従って支払手続きをしましょう。
4. 車を乗り換える場合は、並行して契約手続きをする
車を返却する際、次に乗る車のリース契約を新しく結んで乗り換えたいなら、早めに手続きを進めておくといいでしょう。
車種や時期によっては納車までに時間がかかることがあるため、契約終了のタイミングが近づいてから乗り換える車の手配を始めても、契約満了時までに次の車が納車されない可能性があるからです。
カーリース返却時の査定と費用

カーリースの月額料金は、契約満了時の車の想定下取り価格である残価を差し引いて設定されています。この仕組みにより、購入よりも安く車に乗れる一方、返却時にはカーリース会社や提携業者による査定により、追加の費用が発生する可能性があります。
それでは、カーリース返却時に費用が発生するおもなケースについて、詳しく見ていきましょう。
走行距離制限の超過による追加料金の発生

車は走行距離が多いほど残価が下がるため、ほとんどのカーリース会社では一定の走行距離を想定して車の残価を計算しています。そのため、返却時に上限を超えた場合は、所定の超過料金が請求される可能性があるでしょう。
超過料金はカーリース会社によって異なりますが、概ね走行距離上限は月1,000~1,500kmで、超過走行距離1kmあたり3~10円とされている場合が多くみられます。
仮に1kmあたりの超過料金が10円であっても、1,000kmオーバーしていたら10,000円となります。返却時に思いもよらぬ金額にならないよう、走行距離には注意してください。
返却時の傷やへこみで原状回復費用が発生
リース車は、返却の際に元の状態に戻して返却しなければなりません。これを「原状回復」といい、傷やへこみ、故障などは修理が必要になります。
後付けのシートカバーやドリンクホルダーなどは取り外せるため、この程度の変更であれば原状回復の必要はありません。ただし、原状回復が困難なドレスアップやカスタマイズを車に施した際には、原状回復費用が発生することがあります。
このような場合、契約者が費用負担して原状回復したうえで返却するか、カーリース会社から請求された原状回復費用を支払うことになります。
なお、大きさが1cm未満程度など、通常の使用の範囲でついてしまうレベルの傷やへこみは原状回復の対象外です。気になる場合は、カーリース会社に確認するといいでしょう。
リース車の傷や故障の修理費用、原状回復が必要な範囲についてはこちら
車内の汚れやにおいで清掃費用が発生
シートのシミや飲食物による汚れ、たばこ・ペットのにおいなど、通常の清掃では落ちない汚れやにおいが残っていると、返却時にクリーニングや消臭の費用を請求されることがあります。
日頃から車内を清潔に保つほか、返却前に掃除や消臭対応を済ませておくことで、請求されるリスクを減らすことが可能です。車内での喫煙やペットの同乗が多い方は、特に注意しましょう。
残価精算で差額が発生
カーリースの契約方式によっては、契約満了時に契約者が残価精算をしなければなりません。契約方式は「オープンエンド方式」と「クローズドエンド方式」の2種類があり、オープンエンド方式で契約している場合、返却時の査定額が契約時に想定した残価より下がってしまうと精算義務が発生します。
毎月定額でカーライフを送れることに魅力を感じてカーリースの利用を始めても、契約満了時にまとまった精算額を請求されると、想定外の出費に感じてしまうかもしれません。
オープンエンド方式で契約する場合は、残価精算の仕組みをあらかじめ理解しておくことが大切です。
カーリース返却時のトラブル回避策

カーリースの返却時のトラブルの多くは、査定の結果による「想定外の費用請求」です。こうしたトラブルは、別のプランを活用したり、ちょっとした工夫をしたりすることで回避しやすくなります。
どのような方法があるかを具体的に確認したうえで、できることを実践しましょう。
走行距離制限に余裕があるプランを選ぶ
走行距離制限の超過によって追加料金が発生するのを避けたい場合は、走行距離制限の上限に余裕があるプランを選んでください。契約前に自身の1ヶ月あたりの走行距離を把握すれば、無理のない上限のプランで契約が可能です。
一般社団法人日本自動車工業会の「乗用車市場動向調査」によると、2025年における月間走行距離は、1,200km以内の方が97%となっています。そのため、カーリースの走行距離の上限は、月間1,000~1,500kmあれば十分といえるでしょう。
なお、カーリース会社によっては、条件を満たせば走行距離を無制限にできるプランを用意しています。毎日の通勤・通学に利用したり、日常的に長距離運転をしたりする方は、走行距離制限をなくせるカーリースがおすすめです。
車にダメージを与えないように乗る

車に傷やへこみを作って原状回復費用が発生するのを避けたいなら、注意深く車に乗る必要があります。ぶつけたりこすったりして車にダメージを与えないよう、安全運転を心掛けましょう。
とはいえ、気を付けていても、長期間乗っていると車に思わぬダメージを与えてしまうことがあります。そのため、原状回復費用補償があるメンテナンスプランを追加するのがおすすめです。
毎月定額のオプション料金で原状回復費用をカバーできれば、車返却時に多額の出費が発生するのを避けられます。
出費のない残価精算方式を選ぶ
オープンエンド方式のカーリースは契約満了時に残価精算が発生するため、クローズドエンド方式のカーリースを選ぶのがおすすめです。クローズドエンド方式では、契約者は残価精算義務を負わないので、契約満了時に多額の出費が発生せずに済みます。
クローズドエンド方式のカーリースはオープンエンド方式よりも月額料金が高めに設定される傾向がありますが、クローズドエンド方式でも月々の負担を抑えられるカーリースがあります。
返却時の不安を減らせるカーリースカルモくん
カーリースの契約満了時に車を返却する際、走行距離制限の超過や原状回復などが原因となり、思わぬ出費が発生し、トラブルになる可能性もないとはいえません。
返却時のトラブルを防ぐには、そのような状況を回避できるプランがあり、サポート体制が整ったカーリースカルモくんがおすすめです。
契約満了時に車がもらえるオプションがある
カーリースカルモくんは7年以上の契約で月間走行距離が無制限になり、さらに月額500円の「もらえるオプション」を追加すれば、利用していた車が契約満了時にそのままもらえます。
いずれ車がもらえるため原状回復義務がなくなり、契約が満了したら名義変更等に関わる費用を支払うだけで、マイカーとしての利用が可能になります。
リース契約中も車の乗り方にそこまで気を使う必要性もなくなるため、安心して運転できるでしょう。
Oさん(スズキ「ハスラー」7年契約)
カルモくんは、7年以上で契約すれば最終的に車がもらえる「もらえるオプション」を追加できるのが魅力でした。返却不要であればマイカーのように利用できるので、趣味や買い物などにも自由に車を使えています。
返却時の原状回復費用をカバーするプランがある
カーリースカルモくんのメンテナンスプランは、すべてのプランで原状回復費用の補償がセットされているので、返却時の出費を気にしなくて済む点は安心できるでしょう。
また、消耗品の交換箇所など、カバーする範囲をどこまでにするかにより異なるプランが用意されているため、コストを抑えたい方もメンテナンスをまるっと任せたい方も、自身に合ったプランを選ぶことができます。
Yさん(ダイハツ「ミライース」11年契約)
メンテナンスプランはどれにするか迷いましたね。提示された金額は当初思っていたよりは高く感じましたが、自分の想定範囲内に収まっていたので契約しました。いろいろ保証をつけていくと金額が上がっていくのは当然ですし、保証があるのはいいことですよね。
返却時の対応も安心のサポート体制
車を返却する場所が限定されているカーリースもありますが、カーリースカルモくんでは指定した場所まで車を取りに伺います。また、煩雑な手続きが発生しないので、すみやかに手続きを進めることが可能です。忙しい方にはうれしいサービスといえるでしょう。
ほかにも、返却に関する不明点はもちろん、契約に関する細かい質問であっても、専任のサポートスタッフが随時対応いたします。
接客満足度92.7%*を獲得している充実のサポート体制が敷かれていますので、安心してご利用ください。
お試し審査なら契約前にじっくり相談できる
カーリースカルモくんの「お試し審査」を事前に申し込んでおけば、その後の手続きもスムーズです。専任のサポートスタッフと、予算に応じた車種やプランの相談をはじめ、納期や保険など、契約に関するあらゆる相談が可能となります。
審査に通っても必ず契約する必要はありません。オンラインで手続きできるお試し審査を、気軽に申し込んでみてはいかがでしょうか。
* 2023年10月に実施したカーリースカルモくんご契約者様546名を対象としたアンケート
カーリース返却時のトラブルは、しっかり備えて防ごう
カーリースの車の返却は、案内に沿って日程調整と準備を進めれば難しいものではありません。ただし、走行距離の超過や傷の原状回復、残価精算などで費用が発生することもあるため、契約内容の確認と返却前の準備が大切です。
返却時の費用や手間が心配な方は、原状回復費用の補償や、返却不要にできるオプションがそろったカーリースカルモくんのサービス内容を、確認してみてはいかがでしょうか。
※この記事は2026年7月時点の情報で制作しています
よくある質問
- Q1カーリースの返却時に発生しやすいトラブルは?
A:カーリース契約時に設定した月間走行距離をオーバーした際の超過料金や、カスタマイズや傷などのために原状回復費用を請求されるトラブルがあります。返却前に契約内容と車の状態を確認すると避けやすくなります。
- Q2カーリースの契約期間終了後に車を返却しないで済む方法は?
A:一般的なカーリースでは、契約満了時に車を返却する必要がありますが、残価を支払って買い取れる場合もあります。なお、カーリースカルモくんの7年以上の契約で、月々500円の「もらえるオプション」をつければ契約満了時に車がもらえるため、走行距離制限も原状回復も気にする必要がありません。
- Q3返却方法が選べて、トラブルが回避できるプランのそろったカーリースは?
A:カーリースカルモくんなら、返却以外に買取りや再リースも選択可能です。さらに、7年以上の契約であれば、月々500円の追加料金で「もらえるオプション」 も契約できます。買取りと同様、車をもらえば原状回復が不要となるので安心でしょう。
- Q4カーリースの車の返却はどうすればいい?
A:契約満了が近づくとカーリース会社から返却の案内があるので、それに沿って返却日時と場所を決めます。その後、後付けした用品の取り外しや私物の撤去・清掃といった準備を行ってください。そして、当日に車を引き渡し、必要に応じて精算をするのが基本的な流れです。
- Q5カーリースの返却時に費用はいくらかかる?
A:走行距離の上限超過、原状回復が必要な傷や汚れ、オープンエンド方式での残価精算などがあると、その分の費用が請求されます。金額は、契約内容や車の状態によって異なります。
- Q6カーリースの返却時にガソリンは満タンにすべき?
A:カーリースでは統一されたルールはなく、給油の要否はカーリース会社や契約内容によって異なります。レンタカーのように満タンでの返却が必須とは限らないため、契約書や返却の案内書類を確認し、判断に迷う場合はカーリース会社に問い合わせておくと安心です。
この記事の執筆者・監修者












カーリースのほうがお得に乗れたので利用していました。乗っているうちに愛着がわいてきて、乗り始めてから買い取ることを決めました。