ディーラーローンの審査は甘い?審査基準や通るコツ、注意点を徹底解説

更新日:2023.07.25
ディーラーローンの審査基準や審査に通るコツ、利用の際の注意点、審査に落ちたときの対処法について解説していることを表すタイトル画像

ディーラーローンは、車の購入時に多くの方が利用を検討するカーローンです。なぜなら、ディーラーなどの販売店でそのまま手軽に申し込めるからです。しかし、審査は厳しいのか、ほかのカーローンと何が違うのか、といった疑問を持つ方も少なくありません。

そこで、ディーラーローンの審査基準やほかのカーローンとの違い、ディーラーローンの審査に申し込むときの注意点などについて解説します。併せて、世間のリアルなディーラーローンの評判やカーローン審査に落ちた方が新車に乗れた経験談なども見ていきましょう。


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【この記事のポイント】
✔ディーラーローンの審査は銀行系カーローンに比べて甘いといわれている
✔ディーラーローンは金利が高い傾向があるため利息総額が膨らみがち
✔ディーラーローンを組まず、金利を気にせずに希望の新車に乗る方法もある


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ディーラーローンの審査は通りやすい?

ディーラーローンの審査は通りやすい?をイメージした画像

ディーラーローンの審査は、銀行系カーローンの審査よりも甘いと一般的にいわれています。ディーラーローンが審査に通りやすいとされている理由のひとつは、ローンを完済するまで車の所有者名義が契約者にならないことにあります。

銀行系カーローンの場合、ローン契約を結んだ時点で車の所有者名義は契約者自身になります。一方、ディーラーローンの場合は、ローンを完済するまで車の所有者名義はローン会社のままです。

この状態を「所有権留保」といい、途中で返済が滞った場合に、ローン会社が担保にしている車を売却してローンの残債を回収するための契約になります。

このように、万が一の際でもローン会社側が損をしない仕組みになっているため、銀行系カーローンの審査よりも厳しくないとされています。



審査に不安のある方へ


比較的審査に通りやすいといわれるディーラーローンでも、落ちる可能性はゼロではありません。収入や信用情報などに不安がある方は、ディーラーローン以外の方法も検討してみるといいでしょう。

今話題の方法なら、ディーラーローンの返済のように月々定額の支払いで、ローンを組むことなく新車に乗れます。ローン審査に落ちた方でも新車を持てた実績が多数あるその方法について、詳しくは下のバナーからどうぞ。


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ディーラーローンの審査の傾向は?ほかのローンと比較

銀行系カーローン、ディーラーローン、自社ローンの審査難度と金利や手数料についてまとめた表。銀行系カーローンは審査が厳しい半面、金利が低いこと、ディーラーローンは比較的審査は優しいものの、金利は比較的高いこと、自社ローンは審査がやさしく金利も発生しないが、手数料が高いことを表している。

カーローンは大きく分けてディーラーローン、銀行系カーローン、自社ローンの3種類があり、ディーラーローンの審査難易度はこの中で中程度といわれています。ここでは、ディーラーローンの審査傾向や金利相場と併せて、ほかのローン審査の特徴も見ていきましょう。

ディーラーローン

ディーラーローンの審査は、ディーラーと提携している信販会社や保証会社などが行います。車を担保にしてローンを組む仕組みのため、ローンを完済するまでは車を自由に売却することができません。ただしその分、審査難易度が下がる点はメリットといえます。

金利相場は4~8%程度といわれていますが、ディーラーによって金利設定や申込み条件は異なるため、事前に確認して複数社で比較したほうがいいでしょう。

なお、ディーラーローンの一種に「残価設定ローン」があります。残価設定ローンでは、購入する車の将来の下取り想定価格をローン契約時に「残価」として設定し、設定した残価をローン最終回の返済に据え置いて、残価を除いた残りの金額を契約月数で分割して返済します。

このような仕組みから月々の返済額は抑えられますが、据え置いた残価をローンの最終回に一括で返済しないと車を自分自身のものにできないうえ、返済期間中は据え置かれた残価に対しても利息が発生するため、注意が必要です。

銀行系カーローン

銀行系カーローンの審査は、銀行や信用金庫などの金融機関にて直接行われます。ディーラーローンと違って、最初から車の所有者名義が購入者になる点はメリットですが、その分審査難易度はディーラーローンより厳しいうえ、ローンの契約手続きは一般的に銀行へ出向いて行うため、時間や手間がかかってしまいがちです。

ただし、金利相場は1~4%程度と低く設定されていることが多いので、審査に通ることができれば、最も返済総額を抑えられる方法といえるでしょう。

自社ローン

カーローンの申込み先により、審査の流れが異なることを表した図。銀行・金融機関やディーラーに申し込んだ場合、JICCやCICなどの信用情報機関への信用情報の照会がありますが、販売店が独自に提供している自社ローンの場合は信用情報の照会がありません。


カーローンの申込み先により、審査の流れが異なることを表した図。銀行・金融機関やディーラーに申し込んだ場合、JICCやCICなどの信用情報機関への信用情報の照会がありますが、販売店が独自に提供している自社ローンの場合は信用情報の照会がありません。

自社ローンは販売店が独自で提供している支払方法の一種で、販売店に車の購入代金を立て替えてもらったうえで毎月決まった額を分割で支払っていきます。ローンという名前はついていますが、正確にいうとローンではなく、基本的に金利も発生しません

審査も、ディーラーローンや銀行系カーローンでは信用情報が照会されるのに対して、自社ローンは販売店独自の基準で行われます。そのため、ほかのカーローンの審査に通りづらい方でも利用できる可能性がある点はメリットといえるでしょう。

ただし、金利が発生しない分、車両本体価格の10~20%程度の手数料が車の購入代金に上乗せされるのが一般的です。そのため、場合によっては3つのローンの中で最も支払総額が大きくなる点には注意が必要です。


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ディーラーローンの審査では何を見られる?

ディーラーローンの審査では何を見られる?をイメージした画像

銀行系カーローンに比べて審査に通りやすいといわれているディーラーローンですが、ローン会社が定める基準をクリアできなければ、利用することはできません。この基準は公表されていませんが、一般的に次の4点を審査の際に確認されるといわれています。

職業

ディーラーローンの審査では、申込者がどのような職業に就いているのかを確認されます。これには収入の安定性を判断したいというローン会社側の目的があるため、アルバイトやパート、派遣社員などの非正規雇用の方より、正規雇用の方のほうが有利という傾向があります。

ただし、正社員ではないという理由だけで審査に落ちる可能性は低いでしょう。一定の安定した収入があることを証明できれば、非正規雇用の方でもディーラーローンの審査に通る可能性は十分にあります。

勤続年数

勤続年数も安定した収入があるかどうかを判断するために、チェックされる項目のひとつです。勤続年数が長いほど高評価につながりやすく、逆に勤続年数が極端に短い場合は、収入が安定していないと判断されて審査の際に不利になる可能性があります。

そのため、もし近いうちに転職を考えている場合は、ディーラーローンの審査に申し込んだ後に転職するなど、審査を有利に進めるための工夫をすることが大切です。

年収

返済負担率について表した図。返済負担率の目安は、住宅ローンの返済やカーリースの利用料などすべての年間の返済額が年収の30~35%。返済負担率(%)は年間の返済額÷年収×100で求められる。

ディーラーローンの審査に申し込む際に申告した借入希望額に対して、その金額を問題なく返済していけるだけの十分な年収があるかどうかも確認されます。この際、年収に占める年間のローン返済総額の割合を表す「返済負担率」が判断指標として用いられるのが一般的です。

ローン会社によって返済負担率の基準は異なりますが、30~35%程度がひとつの目安とされています。カーローン以外のすべてのローンも含めた年間の返済総額がこれに収まる場合は、ディーラーローンの審査に通る可能性があるでしょう。

信用情報

ディーラーローンの審査では、過去に利用したローンやクレジットカードの支払状況なども、信用情報機関への照会によってチェックされます。そのため、これまでに支払遅延や携帯電話料金の未納などがあった場合は、審査の際に不利になってしまう可能性があります。

また、自己破産や債務整理といった金融事故を起こした場合、信用情報機関に5~7年程度記録が残るといわれています。心当たりのある方は、この期間はディーラーローンの利用は難しいと考え、一定期間を待って申し込むか、ほかの方法を探ったほうがいいでしょう。

ディーラーローンの審査に通るための対策

ディーラーローンの審査に通るための対策をイメージした画像

ディーラーローンの審査は通りやすいといわれるものの、前項でご紹介した審査項目を踏まえて対策をとっておくと安心です。審査に通るコツを知っていても、審査は総合的に判断されるため必ずしも通るというわけではありませんが、自分の状況に合わせてできる対策について見ていきましょう。

信用情報を確認する

まずは自分の信用情報を確認しておくことが重要です。信用情報とは、過去の借入れや返済の履歴、延滞情報などが記録されたものです。信用情報機関に郵送やインターネットで照会を行うことで、自分の信用情報を確認できます。

例えば、過去にクレジットカードの支払いを遅延したことがあり、それが信用情報に記録されているケースがあります。そのような情報があると、ディーラーローンの審査に通りにくくなる可能性があるため、事前に確認して自分の状況を把握しておきましょう。

頭金を多く支払う

頭金を多く準備することも、審査に通るための有効な対策となります。頭金を多く支払えば、借入額が少なくなり、返済能力があると判断されやすくなります。また、月々の返済額も少なくなるため、返済が滞るリスクも低減できます。ただし、車には維持費もかかるので、その後の家計に支障が出ないように、慎重に検討しましょう。

転職の時期を遅らせる

転職を検討している方には、車を購入するまで転職の時期を延期することをおすすめします。ディーラーローンの審査では、長期的な返済が可能かどうかを判断するのに収入の安定性が重視されるため、勤続年数が長いほど印象はよくなります。勤続年数が1年未満の場合、審査で不利になる可能性があるので、カーローン審査前の転職はできるだけ避けるようにしましょう。

ほかのローンを完済する

先述のとおり、ディーラーローンの審査では返済負担率もチェックされます。現在抱えている借入れを完済し、返済負担率を下げられれば、審査に通りやすくなる可能性があります。具体的には、クレジットカードのリボ払いやキャッシングなどの高金利のローンから先に完済するのがおすすめです。また、クレジットカードのキャッシング枠が借入可能額に影響することもあるので、不要なクレジットカードは解約しておくといいでしょう。

連帯保証人を立てる

連帯保証人を立てることで審査に通りやすくなるケースもあります。連帯保証人は、返済が滞ったときに、契約者の代わりに債務を負う人のことを指します。連帯保証人を立てることで、返済能力があると判断されやすくなるでしょう。ただし、連帯保証人も信用情報や収入などを審査されます。その責任を十分理解したうえで、依頼することが大切です。



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審査に申し込む前に知っておきたい、ディーラーローンの世間の評判

審査に申し込む前に知っておきたい、ディーラーローンの世間の評判をイメージした画像

車を購入する店舗でそのままローンの契約手続きを行えることから、便利で手軽なイメージのあるディーラーローンですが、実際の評判はどうなのでしょうか。ここでは、ディーラーローンに対する世間のリアルな評判をご紹介します。




ローン商品である以上、利息はどうしても発生してしまい、借入額や金利の利率によっては上記のように70万円以上の利息総額になってしまうケースもあります。そのため、支払利息も踏まえた入念な資金計画が必須であることを念頭に置いておく必要があります。

とはいえ、手取りが20万円を下回る方でも、300万円の新車を購入できる可能性がある点は、ディーラーローンのメリットともいえるでしょう。




ディーラーローンの返済方式には、元利均等返済と元金均等返済の2種類があります。元利均等返済は月々の返済額が一定になる代わりに元金の減りが遅く、元金均等返済よりも返済総額が大きくなってしまう点に注意が必要です。

一方で、元金均等返済は月々の返済額のうち元金の額が一定になることから、ローン利用開始時の返済額は大きくなるものの、元金の減りが早い点がメリットです。そのため、上記のようなケースでは、元金均等返済を選んだほうが繰上一括返済時の負担を抑えやすいでしょう。




ディーラーローンは、銀行系カーローンに比べて金利が高めに設定されている点に注意が必要です。その分、審査難易度は銀行系カーローンより低くなるというメリットはありますが、借入額が同じであってもディーラーローンのほうが月々の負担は大きくなってしまうでしょう。

ディーラーローンを組んだものの、どうしても金利の高さが気になるといった場合は、銀行系カーローンに借換えを行うといったことも可能です。ただし、その際にも審査はあり、銀行が求める基準をクリアする必要があることは認識しておきましょう。

ディーラーローンの審査に申し込むときの注意点

ディーラーローンの審査に申し込むときの注意点をイメージした画像

ディーラーローンの審査に申し込む際は、いくつかの点に注意する必要があります。ここでは、審査面や返済面の観点から、審査申込み前にあらかじめ押さえておくべきことを解説します。

住宅ローンと併用する場合は返済負担率に注意

住宅ローンを組んでいる方がディーラーローンの審査に申し込む際は、返済負担率に特に注意が必要です。年収に占める住宅ローンの返済額の割合が大きい場合、ディーラーローンの返済額と合わせることで年間の返済総額が年収の30~35%を超えてしまう可能性があります。そうなると、たとえ年収が高めの方であっても審査に落ちてしまう可能性が高くなるでしょう。

このように、そのほかのローンも合わせた年間の返済総額を踏まえて審査が行われるため、事前に返済負担率をクリアできるかシミュレーションしておくことが大切です。

もし、ディーラーローンでの借入額も含めた年間の返済負担率が大きくなってしまう場合は、借入希望額を下げるなどの対処が必要になるでしょう。

ボーナス併用払いは家計を圧迫する可能性も

ディーラーローンの返済方法には、均等払いとボーナス併用払いがあります。

ボーナス併用払いは、ボーナス月にまとまった金額を返済することで、ほかの月の返済額を抑えられるといったメリットがありますが、ボーナス月は通常の返済額にボーナス払いの返済額を加算するため、1回の返済額が高額になってしまいがちです。

また、ボーナス月以外の返済額が低めな分、元金の減りも遅くなり、均等払いよりも利息総額が高くなる傾向があります。

なお、均等払いかボーナス併用払いかは契約時に決める必要があり、途中で変更することは原則できません。ボーナスは金額が想定よりも減ってしまったり、ボーナス自体がなくなってしまったりする可能性も十分に考えられるものだけに、申し込む際は慎重に検討するようにしましょう。

返済期間が長くなると利息が膨らみ返済総額が高くなる

高額な新車であっても、毎月少しずつ返済を行うことで購入できる点はディーラーローンの大きなメリットです。しかし、月々の返済負担を減らしたいばかりに返済期間を長くしすぎると、その分利息総額が高くなり、返済総額が膨らんでしまうため注意しましょう。

また、利息負担を減らすために返済期間を短くしすぎるのも、家計を圧迫してしまう原因になります。ディーラーローンの審査に申し込む際はこの点に留意して、返済総額と月々の返済負担の両面から考え、無理のない範囲で返済期間を設定することが大切です。

ディーラーローンの審査に落ちた場合の対処法

ディーラーローンの審査に落ちた場合の対処法をイメージした画像

ディーラーローンの審査基準は公表されておらず、もし審査に落ちてしまった場合も、その理由を教えてもらうことはできません。ただし、ディーラーローンの審査傾向から、審査落ちの理由をある程度予測することは可能です。

ここでは考えられる5つのケースから、ディーラーローンの審査に落ちてしまった場合の対処法をご紹介します。

ケース1. 職業や勤続年数が審査基準をクリアできなかった場合

非正規雇用であるなど、職業的な問題で審査に落ちてしまった可能性がある場合、連帯保証人を立てることで審査に通過できることがあります。ただし、連帯保証人にも安定収入があることなどが求められるため、審査基準をクリアできそうな方に連帯保証人になってもらうよう依頼することが重要です。

また、勤続年数の短さが原因で審査に落ちたと思われる場合は、一定期間あけて勤続年数をのばしてから再度申し込むことで、審査に通る可能性を高められるでしょう。

ケース2. 年収に対して借入希望額が大きすぎた場合

年収に対して借入希望額が大きすぎた場合は、審査通過が難しくなります。特に、ほかのローンの残債が残っている方は、返済負担率が高くその分借入れできる額が少なくなってしまうため、購入する車のグレードを下げて、借入希望額を減らす対策が必要です。

なお、どうしても車のグレードを落としたくない場合は、頭金を入れることで借入額を減らせるため、手元の資金に余裕がある場合は検討してもいいでしょう。

ケース3. 過去の信用情報に問題があった場合

信用情報に傷がある場合は、たとえ現在の年収が十分にあってもディーラーローンの審査に落ちる可能性が高いといえます。

自身の信用情報は、指定信用情報機関(CIC)や日本信用情報機構(JICC)などの信用情報機関に開示請求を行うことで確認できるため、心当たりのある方は照会をしてみるのもひとつの方法です。なお、その際に過去の未払いが見つかった場合は、改めて審査に申し込む前に清算しておきましょう。

また、自己破産や任意整理などの経験がある方は、これらの情報が消えるといわれている5~7年のあいだは、ディーラーローンの利用は難しいと思ったほうがいいでしょう。情報が消えるまで待つか、別の方法で車に乗ることを考えるのが現実的です。

ケース4. 申し込む際に記入(入力)ミスや虚偽申告をしていた場合

ディーラーローンの審査では、申告された申込情報に嘘がないか、さまざまな方法でチェックされます。たとえ記入(入力)ミスであっても、正確な情報ではないと判断された場合は虚偽申告として扱われ審査に落ちてしまう可能性が高いため、申込時はしっかりと確認しながら記入(入力)を進めることが大切です。

なお、故意的に虚偽申告をしたことが発覚すると、最悪の場合はローン会社から訴えられてしまう可能性があります。さらに、虚偽申告を行った記録も残り、今後あらゆるローンを組めなくなってしまうリスクもあるため、絶対にしないようにしましょう。

もし、虚偽申告とみなされた場合は、現金一括購入や審査で信用情報の照会がされない自社ローンなど、ほかの方法を検討する必要があります。

ケース5. 原因不明あるいは対処が難しい場合

審査に落ちた原因がわからなかったり、複数考えられたりする場合は、ディーラーローン以外の方法で車を持つことを検討してみましょう。前述のとおり、現金一括購入や自社ローンであれば、車を持てる可能性があります。

また、カーシェアリング、レンタカー、カーリースといった選択肢もあります。これらの方法は、車を所有するのではなく、必要なときに必要な期間だけ車を利用するというものです。カーシェアリングは数時間、レンタカーは短期間から利用可能で、カーリースは長期間にわたって新車を利用することができます。

マイカーのように車を使いたい方には、カーリースが適しています。カーリースについては、次項で詳しく見ていきましょう。

ディーラーローンを組まずに金利なしで新車を手に入れる方法もある

ディーラーローンを組まずに金利なしで新車を手に入れる方法もあるをイメージした画像

ディーラーローンは銀行系カーローンに比べて審査に通りやすいといったメリットがある一方で、金利が高めに設定されていることで利息負担が大きくなってしまいがちです。

そこで近年注目されているのが、そもそもローンを組む必要がなく、金利を気にせず新車に乗れるカーリースです。カーリースは、ディーラーローンよりも審査に通りやすいといわれており、審査に不安がある方からも人気を集めています。

カーリースとは?

リース会社がメーカーから車を調達して、利用者にその車を貸し出し、利用者はリース会社に毎月定額を支払うことで車を利用できるというカーリースの仕組みを解説した図
リース会社がメーカーから車を調達して、利用者にその車を貸し出し、利用者はリース会社に毎月定額を支払うことで車を利用できるというカーリースの仕組みを解説した図

カーリースとは、リース会社が契約者専用の車を購入して、月額定額制で一定期間貸し出す仕組みのサービスです。車のサブスクともいわれており、自身で車を買うことなく手軽にカーライフを実現できるとして注目されています。

月額料金には車の購入時や維持するうえで必要な各種税金、諸費用などが含まれており、別途支払う必要がないため、初期費用や車検の法定費用といったまとまった出費の心配もありません。

ディーラーローンでは一般的に車両本体代金のみの借入れとなり、諸費用はローンの返済とは別に支払わなければなりませんが、カーリースではそれらを一本化して、月々定額でディーラーの新車を利用できます。そのため、経済的な不安から購入をあきらめていた方でも車を持つことが可能です。

ディーラーローンより審査に通る可能性があるといわれる理由

カーリースの料金算出のしくみを表した図で、車両本体価格から契約満了時の想定残価を差し引いた部分を契約月数で割って、車両代の支払い分を算出していることを説明した図
カーリースの料金算出のしくみを表した図で、車両本体価格から契約満了時の想定残価を差し引いた部分を契約月数で割って、車両代の支払い分を算出していることを説明した図

カーリースがディーラーローンよりも審査に通りやすいといわれるおもな理由として挙げられるのが、カーリース独自の仕組みである「残価設定」です。

カーリースでは、契約満了時の車の下取り想定価格である残価を契約時に設定し、車両本体価格からあらかじめ残価を差し引いたうえで月額料金を算出します。

ディーラーローンで車を購入する場合は、車両本体価格の全額を支払う必要があり、審査も全額に対して行われます。しかし、カーリースの場合は残価設定により、審査対象となる車両本体価格を下げやすいので、審査のハードルが低いのです。そのうえ、お金ではなく車を借りる仕組みで、金融商品ではないことから、金利が発生しないといったメリットも。

さらに、リース会社によっては乗っていた車をそのままもらえるプランもあります。このようなプランを活用すれば、ディーラーローンを組まず、金利の心配もなく、新車をマイカーにすることも可能です。

次項では、これらのメリットに加えて、独自サービスが充実したおすすめのカーリースをご紹介します。

ディーラーローンよりも審査のハードルが低く手軽に新車を持てる方法

カーリースの「おトクにマイカー 定額カルモくん」なら、日本最安水準の月々10,000円台から国産新車に乗れるということを表した図

近年、負担を抑えて新車に乗れるカーリースを選択する方が増えています。その中でも、「おトクにマイカー 定額カルモくん」は、サービス開始から5年で申込者数が15万人を突破した人気のカーリースです。カーローンを組むよりも手軽に新車を持てるサービス内容について、以下で詳しくご紹介しましょう。

ローン審査に落ちたが新車を持てた!喜びの声

業界最安水準*の料金で利用できる定額カルモくんなら、審査対象となる金額を抑えることが可能です。実際に、カーローンの審査には落ちたものの、定額カルモくんの審査には通ったという方も多数おり、審査の通りやすさでも人気を集めています。


Kさん(ダイハツ「ムーヴ」11年契約)

以前、携帯代を払い忘れていたのが影響したのか、カーローンの審査に通らなかったんです。そんなときに、カーリースという方法があるのを知りました。定額カルモくんなら審査に通るかもしれないという話だったので、申し込んでみたら無事に通ったんです。問い合わせの電話での受け答えとかもクリアな感じがして安心感がありました。車検費用も月額料金にまとめられて、満足しています。

Kさん(ホンダ「S660」7年契約)

いろいろあってカーローン審査は無理でした。でも、定額カルモくんに相談したら、審査を一応やってみましょうよと言われて、じゃあダメ元で、みたいな。そしたら、通ったのでびっくりしました。今新車に乗れてるのは、定額カルモくんのおかげですよ。税金も何も全部コミコミで月額料金が決まっていて、支払額が変わることがないから安心ですよね。

Iさん(ダイハツ「ウェイク」11年契約)

実は僕、以前カーローンの審査に落ちたんです。大学生の時にクレジットカードの支払いが遅れたからかな。その経験から、カーローンは難しいかなと知り合いに相談したら、定額カルモくんで試しに審査してみたらって言われて。早速試してみたら、無事に受かってうれしかったです。カーリースはずっと同じ金額を払えばいいだけだから、電話代とか電気代とかと変わりないですよね。家計管理もしやすくて助かっています。


*文末の制作日における調査結果に基づく。調査概要はコンテンツポリシー参照

ディーラーローンよりも月々の負担を抑えてマイカーを持てる

定額カルモくんは、業界最安水準*の料金が魅力で、人気車種も月々10,000円台から持てます。月額料金には各種税金や自賠責保険料といった諸費用が含まれているほか、メンテナンスプランへの加入で車検代や日々のメンテナンス費用も含められるため、ディーラーローンに比べてさまざまな負担を抑えながら好きな車に乗れます。

カーリースでは、車の返却を前提としていることから、走行距離制限やカスタマイズの制約があるのが一般的です。しかし、定額カルモくんなら、走行距離制限なしのプランや最後に車をもらえるオプションもあり、マイカー感覚で思いきりカーライフを楽しめます

*文末の制作日における調査結果に基づく。調査概要はコンテンツポリシー参照

審査に通るか、気軽にチェックできる

定額カルモくんの審査は、ディーラーローンの審査に比べて気軽に受けやすいのが特徴です。必要なのは運転免許証だけ。オンラインで5分程度入力するだけで、審査に通るか簡単に試せます。通常翌営業日に届く結果と希望を基に、通過後、車種やプランを選べるので、具体的に乗りたい車が決まっていなくても心配いりません。

審査に通りやすい、一番安いプランでの審査も可能なので、審査が不安な方もまずはお得に新車を持てるか、気軽に下の「お試し審査」からチェックしてみましょう。


車種やプランは後から_お試し審査をしてみる

ディーラーローンの審査が不安なら、ほかの方法も検討してみよう

ディーラーローンの審査が不安なら、ほかの方法も検討してみようをイメージした画像

ディーラーローンは、審査に通りさえすれば年収と同じくらいの金額の新車に乗れる点がメリットです。ただし、ローン商品である以上、利息負担はどうしても付いて回り、返済期間が長期になるほど返済総額が膨らんでしまう点に注意しなければなりません。

その点カーリースは、金利の心配がないうえに、ディーラーローンに比べて審査に通りやすいといわれています。ご紹介したとおり、実際にカーローンの審査に落ちた方でも多くの方が利用できているため、「審査に通るか不安」と感じている方でも、希望の新車に乗れる可能性は十分にあるでしょう。

定額カルモくんであれば、審査対象額を最大限引き下げることにより、さらに審査に通る可能性を高めることができます。契約前から選任のマイカーコンシェルジュに無料相談することも可能なので、カーリースについてわからないことや不安なことがある場合は、気軽に相談してみましょう。


平日10:00~19:00(土日祝・年末年始休み)

平日10:00~19:00(土日祝・年末年始休み)


※この記事は2023年7月1日時点の情報で制作しています

よくある質問

Q1ディーラーローンの審査は厳しいの?

A:ディーラーローンの審査は、銀行系カーローンの審査よりも甘い傾向があるといわれています。これは、ローンを完済するまで車の所有者名義がローン会社になる「所有権留保」によって、途中で返済が滞ったとしても、担保にしている車を売却してローン会社が残債を回収できることが理由のひとつといわれています。

Q2ディーラーローンの審査に落ちる理由は?

A:職業や勤続年数が審査基準をクリアできなかった場合や、年収に対して借入希望額が大きすぎた場合、過去の信用情報に問題があった場合など、ディーラーローンの審査に落ちる理由は複数考えられます。審査に落ちる理由や、理由別の対処法について詳しくはこちらで解説しています

Q3カーローンを組まずに新車に乗る方法があるって本当?

A:近年注目を集めているカーリースなら、金利なし、月々払いで新車に乗れます。月額料金に各種税金や自賠責保険料といった諸費用も含まれているため、家計管理がぐっと楽になります。月々10,000円台から新車を持てる定額カルモくんは、ローン審査に落ちた方が利用できているケースもありおすすめです。

この記事の執筆者・監修者


伊藤 真二
監修者、編集者、ライター

伊藤 真二

ファイナンシャルプランナー。介護福祉士資格を所有していることから、老後の暮らしや節約・資産運用など、安心できる未来、無駄のない今を生きるためのご提案を多く行う。 また、ニュースメディア、採用メディア、自動車メディアなどのライター・編集者の経験から記事執筆・監修も広く行っている。

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