マンスリーレンタカーは本当にお得?料金の目安と長期間お得に車に乗る方法
更新日:2023.03.30
マンスリーレンタカーとは、1ヵ月単位で車をレンタルするサービスです。出張や通院、一時的な帰省などで一定期間車が必要になった場合の利用に適しています。
マンスリーレンタカーは一般的なレンタカーを長期利用するより費用を抑えやすいとされていますが、安さだけで選ぶことは禁物です。マンスリーレンタカー利用時の注意点やデメリットなどをファイナンシャルプランナーの解説とともに見ていきます。

ファイナンシャルプランナー・伊藤真二
【この記事のポイント】
✔ マンスリーレンタカーは約半月以上使うなら日額レンタカーよりもお得に乗れる
✔ マンスリーレンタカーを利用するよりお得に車に乗れる方法もある
✔車が必要な期間や車へのこだわりに合わせてサービスを選ぼう
- レンタカーを長期間借りるといくらかかる?
- マンスリーレンタカーが日額レンタカーよりお得な理由
- 北海道・東京・大阪・福岡・沖縄のマンスリーレンタカー特徴
- マンスリーレンタカーなど長期に車をレンタルするときの注意点
- マンスリーレンタカーを利用するよりお得な方法もある
- 長期利用ならマンスリーレンタカーとカーリースどちらがおすすめ?
- 1年以上の利用や延長の可能性がある方にお得なカーリース
- 期間や希望に合わせてマンスリーレンタカーかカーリースかを決めよう
レンタカーを長期間借りるといくらかかる?
レンタカーは一般的に数時間から1日単位で借りるものというイメージが強いですが、それ以上の長期間であってもレンタルすることは可能です。
とはいえ、ほとんどのレンタカーサービスの料金は、24時間までの基本料金に残りの利用時間の料金を時間単位や日単位で上乗せして算出します。そのため、レンタカーの利用日数が増えれば、料金もそれに応じて加算されていきます。
一方、1ヵ月単位で車をレンタルできるサービスもあります。マンスリーレンタカーと呼ばれるもので、日額レンタカーよりも費用を抑えやすい料金体系となっています。
どれくらい金額面に差が出るのか、さっそく見てみましょう。
マンスリーレンタカーと日額レンタカーの料金比較
日額で料金を算出するレンタカーがある一方、マンスリーレンタカーは最初から設定期間が長期となっている分、金額も抑えられています。
そこで、実際にどれくらいの差があるのか、代表的なレンタカーサービスで5人乗り乗用車(1,500cc前後)を30日借りた場合の料金を、横並びで比較してみましょう。
〈長期レンタルした場合の費用例〉
会社名 | 24時間料金 | 30日借りた場合 | 車種 | 備考 |
---|---|---|---|---|
A社 | 12,100円 | 31万1,960円 | ウイングロード | 一般 |
B社 | 10,670円 | 26万9,060円 | カローラ、インプレッサスポーツ | S-Aクラス |
C社 | 11,550円 | 28万9,080円 | ヤリス1.5、MAZDA2 | A スタンダードクラス |
D社 | 9,350円 | 23万9,030円 | MAZDA 3 SEDAN、アクセラ | M-2クラス(通常料金) |
E社 | 8,800円 | 23万2,100円 | ヤリス、カローラアクシオ、ノート | J3 コンパクト |
会社名 | マンスリー料金 | 車種 | 備考 | |
F社 | 13万3,650円 | ヤリスHEV、カローラなど | 免責補償制度加入時 | |
G社 | 11万6,600円 | プリウス、ウィッシュなど | Gクラス | |
H社 | 98,890円 | アクア | ハイブリッドバリュープラン 免責補償制度加入時 |
※2023年3月15日時点の調査に基づく
日額レンタカーを30日間借りた場合の総額例は、最も安くても約23万円、最高で約31万円となります。一方、マンスリーレンタカーを1ヵ月借りた料金例は最も安いと10万円程度で、最高でも約14万円です。
日額レンタカーの長期レンタルはいずれの会社もマンスリーレンタカーより高額で、最安値は約13万円、最高値は約18万円もの差があります。
数日間の利用であれば日額制のほうが費用を抑えられますが、長期利用を前提としているのであれば、マンスリーレンタカーのほうがコストパフォーマンス高く利用できるといえるでしょう。
もしも1年以上の長期にわたり車が必要な場合、マンスリーレンタカーを利用しても毎月10万円近い出費が続くのはかなりの負担となるため、レンタル以外の方法を検討したほうがいいでしょう。
1年から数年で車が必要な期間が終わることがわかっているのであれば、カーリースの利用がおすすめです。カーリースは年単位で契約ができ、毎月10,000円台からの定額で新車に乗ることができます。
月額には税金などの維持費も含まれており、初期費用も不要なため、マンスリーレンタカーに乗り続けるよりも費用を抑えることができるでしょう。
マンスリーレンタカーが日額レンタカーよりお得な理由
日額制のレンタカーよりもマンスリーレンタカーのほうがお得な料金なのは、長期で車を貸し出すことでレンタカー会社側がさまざまな手間を省けて、コストを抑えられるためです。
そこで、マンスリーレンタカーの特徴やしくみを確認しながら、なぜ日額レンタカーよりもお得なのかを詳しく見ていきましょう。
マンスリーレンタカーの特色
日額レンタカーは、1日あたりまたは時間あたりの利用料金が決められており、長期レンタルする場合はその日数分の料金がかかります。
一方、マンスリーレンタカーの料金体系は1ヵ月単位です。前項の各社比較でもわかるように、日額レンタカーを30日間借りる場合よりも割安な料金設定となっています。
また、手元に車を置いておけるため、長期の旅行や出張でしばらくのあいだ日常的に車が必要なときや、車の修理で代車として利用するときなどに向いているといえるでしょう。
マンスリーレンタカーはなぜお得?
マンスリーレンタカーが一般的な日額レンタカーよりも料金が安いのには理由があります。
レンタカー店舗は、車の貸出、返却、また別のユーザーへの貸出、という業務サイクルの中で、その都度車の清掃や点検を行います。日額レンタカーは貸出と返却のスパンが短い分、1台あたりの清掃や点検業務も多くなります。例えば、30日間で同じ車を別々のユーザーに15回貸し出すとなると、清掃や点検も15回分必要です。
その点、車を長期間貸し出したままのマンスリーレンタカーなら、店舗側の清掃や点検業務の頻度は少なくなり、その分の人件費や作業費もカットできます。
こうしたコストカットの結果が、マンスリーレンタカーの料金に反映されているのです。

ファイナンシャルプランナー・伊藤真二
マンスリーレンタカーでは日額レンタカーと比較して、半額以下に費用を抑えることが可能になります。ただし、すべてのレンタカー会社がマンスリーレンタカーの料金体系を導入しているわけではありません。また、マンスリーレンタカーの料金体系が適用できるプランがあったとしても、個人向けではなくビジネス使用のみのケースもあるので、利用時にはしっかりと確認しましょう。
北海道・東京・大阪・福岡・沖縄のマンスリーレンタカー特徴
マンスリーレンタカーサービスでは、それぞれのエリア特性に合わせて料金プランやオプション装備をそろえているところもあります。長く利用することを考え、少しでも割安で使い勝手の良いプランを探せるポイントを見ておきましょう。
北海道の格安マンスリーレンタカーのポイント
北海道内のみで展開するレンタカーには、地元に特化していることでリーズナブルに借りられるところもあります。ただし北海道は広いので、支店が自分の利用希望場所の近くにあるのかどうかなどのチェックも忘れずに。
東京の格安マンスリーレンタカーのポイント
東京で展開されているレンタカーは、ほかのエリアと比べると料金が高い傾向があります。しかし、マンスリーパックなら東京だけでなく神奈川・千葉・埼玉といった都内近郊での無料配車や引取りに対応してもらえるなど、便利でお得なサービスを用意している会社もあります。
大阪の格安マンスリーレンタカーのポイント
大阪のレンタカーは、1ヵ月間の利用料金が沖縄に次いで安い傾向となっています。1ヵ月あたり26,000円台から利用できる会社も複数あり、リーズナブルに利用しやすいエリアです。大阪府内に複数店舗を置く会社が多いため、利用しやすい場所の店舗を探しておくことをおすすめします。
福岡の格安マンスリーレンタカーのポイント
福岡のマンスリーレンタカーは、中心地である福岡市に本店を置く会社が多いです。福岡市近郊の50km圏内なら無料で配車・引取りをしてもらえるレンタカーもあるため、ビジネスや観光の際は便利に利用することができるでしょう。なお、格安料金で借りられるレンタカーは特に人気が高いため、早期予約が必須です。
沖縄の格安マンスリーレンタカーのポイント
沖縄のマンスリーレンタカーは今回取り上げたエリアの中でも最も相場が安く、1ヵ月あたり20,000円を切る会社もあります。長期の出張や観光などの際に重宝するでしょう。しかし、利用者の多いハイシーズンは希望条件で利用できない可能性もあるため、早めの予約が必要です。
マンスリーレンタカーなど長期に車をレンタルするときの注意点
マンスリーレンタカーのように長期で借りる場合、メリットだけではなく知っておかなければいけない注意点もあります。いざというときに「こんなはずではなかった」と後悔しないよう、詳しく見ていきましょう。
条件によっては利用が難しい
マンスリーレンタカーの利用に際しては、会社ごとに条件が設定されています。
運転免許証を取得してから1年未満の場合は借りられない場合が多く、年齢制限が設けられているところもあります。また、契約期間中の走行距離に上限が設定してあるケースもよく見られるので、自分の利用用途や事情と条件がマッチするか、申込前に利用条件をきちんと確認することが大切です。
車の選択肢が限定的で実車確認も難しい
レンタカーでは、店舗に在庫がある車が貸し出されるため、自由に車種やグレードを選べるわけではありません。会社や店舗によって取り扱っている車両クラスや車種も異なり、選択肢は限られます。
また、レンタカーの大半は事前に実車確認ができない点にも注意が必要です。マンスリーレンタカーの場合、車を長期間使うことになりますので、レンタル当日に見た車の状態が予想と違った場合、1ヵ月我慢しなくてはならないかもしれません。あらかじめ車の状態も確認しておきたい方には、特にデメリットに感じられるでしょう。
ひと目でレンタカーとわかる「わ」や「れ」ナンバー車になる
レンタカーで貸し出される車には「わ」や「れ」ナンバーが使われています。
ナンバープレートからレンタカーだとわかってしまうため、ビジネスでの利用などでレンタカーと知られたくない場合は不向きといえます。
任意保険の補償範囲が限定的
レンタカーは、一般的な車と同じく「自賠責保険」が義務付けられている上に、「任意保険」も義務になっています。この点だけを見れば、任意保険をかけていない一般車より手厚いように見えるでしょう。しかし義務付けられている最低補償額は、対人賠償の場合1人あたり8,000万円。つまり、任意保険はついていても、無制限補償をつける場合に比べれば限定的といわざるをえません。
また、補償内容はレンタカー会社によるので、補償自体は無制限でも50,000円程度の免責がある会社も多くなっています。

ファイナンシャルプランナー・伊藤真二
車を運転するうえで、万が一を想定して備えることは大切なことです。確率は高くないかもしれませんが、無制限補償でない状態で人身事故を起こしてしまったときのことも考えておきましょう。また、営業時間外でも事故対応しているレンタカー会社を選ぶことも大切です。
万が一の場合はNOCがかかることも
NOC(ノンオペレーションチャージ)とは、利用者が原因の事故や不注意でレンタカーが利用できない期間が発生した場合、休業期間分の損失を補填しなければいけないルールを指します。補填額の例としては、汚れや汚損のみで自走できる場合は20,000円、自走できない場合は50,000円などです。
レンタカーは、内装を自分好みにできないなどの理由から「借り物の車」という感覚が抜けにくいものです。慣れない車を運転しているとどうしても事故のリスクが付きまといやすいため、NOCがかかるような状況にならないよう、十分注意しましょう。
月額料金とは別に負担する費用がある
マンスリーレンタカーは長期利用となるため、ガソリンの給油回数も複数回に増えるうえ、保管場所として有料駐車場の手配が必要となるケースも出てくるでしょう。月額料金にはガソリン代や駐車場代は含まれないため、レンタル中は自己負担となります。
車のレンタル・返却は店舗の営業時間内
レンタカーを借りるときは、店舗窓口で手続きを行い、その場で車を借りるのが基本です。スピーディーに車を借りられるメリットがありますが、借りるときも返却するときも、自分で店舗の営業時間内に出向く必要があります。
そのため、早朝や深夜に出発したり車を返したりしたい場合は、必要な時間より余計に車を借りることになってしまいます。また、道が混んでいて返却予定時間に間に合わないなどの不測の事態によって、想定していた金額より高くつくこともあります。
もちろんインターネットでの手続きや、宅配レンタルサービス、乗り捨てサービスのような便利な方法もありますが、別途料金がかかることが多いので注意しましょう。
追加料金が発生する可能性がある
マンスリーレンタカーでは、年末年始や連休など繁忙期を含む期間にレンタルすると、月額料金とは別に繁忙期(ハイシーズン)料金が加算されることがあります。また、利用中に著しく汚れてしまった場合などには返却時のクリーニング代が請求されるケースもありますので、長期に使い込むとはいえマイカーとは別物で、返却する前提で利用する必要があることを常に考慮しておきましょう。

ファイナンシャルプランナー・伊藤真二
車が長期で必要なときは、必要な日数に見合ったサービスを利用することが大切です。条件や補償内容も見据え、事前にしっかり見積もりを取っておきましょう。仮にもっと長く借りる必要があるなら、マンスリーレンタカーよりもお得な方法もあるため、慎重に情報収集をしましょう。
マンスリーレンタカーを利用するよりお得な方法もある
マンスリーレンタカーは一般的な日額レンタカーに比べ長期に借りる際のメリットもある一方、注意しなければならない点もあります。しかし、車を長期で借りて乗る手段はレンタカーだけではありません。昨今、月々定額で車を長期利用できるとして注目されているサービスにカーリースがあります。
ここではカーリースについて、その特徴やマンスリーレンタカーとの違いを解説します。
カーリースとは?


カーリースとは、長期間にわたって月々一定額で同じ車に乗れるサービスです。
カーリースは契約者が好きな車を選び、その車をカーリース会社が代理で購入します。購入にかかった費用から残価を引いた額に諸費用を合わせ、その総額を月々に分割して支払うことで、車を手元に置けるようになります。
レンタカーと同じく「借りている」ことに違いはありませんが、車選びから自分の意思を反映できるため、自分の車のように愛着も持てるようになるでしょう。
カーリースとレンタカーの大きな違いは、新車が選べること、自宅駐車場などに止めておけるので、借りにいったり返しにいったりという手間がないことなどが挙げられます。
料金体系
レンタカーが基本的に1時間や1日ごとにいくらと、経過時間に応じて加算されるしくみであるのに対し、カーリースはシンプルな月額固定です。また、月々の支払い料金の中には自賠責保険料や各種税金も含まれています。車を購入したときのように、月額料金は固定でも、納税のために別途お金を貯めておかなければ、と考える必要もありません。
契約期間
レンタカーの契約期間は、一般的に数時間から2~3日程度の短期利用が多くなっています。一方、カーリースは短期だと1ヵ月から、基本的には年単位での長期利用を前提としています。
カーリースの月額料金は契約年数が長くなるほど安価に設定されているので、車の長期利用を考えるならカーリースのほうがお得です。
利用できる車種
カーリースでは一般的に新車を利用できます。そのため、選べる車種の範囲も広がります。人気車種はもちろん、購入では手が届かない憧れの車を手元に置くこともかなうでしょう。
一方、レンタカーの場合は、企業側が所持している車種の中から選ぶことになります。なお、レンタカーの場合、人気車種はレンタル希望者も多いため、タイミングによっては借りることが難しいケースもあるでしょう。
契約満了時の手続き
どちらも車を借りて利用する点は同じであるため、契約満了時は基本的に車を返却しなくてはなりません。
しかしカーリースの中には、プラン次第で契約満了時に車をもらえる選択肢を用意しているところもあります。その場合は返却の必要がなくなるため、内装を変更したり、パーツをつけたりといったカスタマイズも可能。返却のことを気にせずに、マイカーのように車に乗ることができます。
ナンバープレート
カーリースのナンバープレートにつくひらがなは、購入した場合と同じ種類のものになり、レンタカーに使われる「わ」や「れ」がつくことはありません。別途費用を払えば希望のナンバーにもできるので、よりマイカーのような愛着を持てるのではないでしょうか。
サポート
利用中の事故やトラブルに関するサポートは、レンタカーでは利用者が故意に起こしたものでない限り、自己負担額は5~10万円程度に抑えられるようになっています。レンタカーを借りる際の料金に保険料も含まれています。
一方、カーリースの場合は、自賠責保険は月額料金に含まれますが、任意保険は自分で加入するのが一般的です。サポート面においては、無料で相談できるカスタマーサポートが付帯しているため、長期でも安心して利用できるでしょう。
カーリースで人気車種を借りるといくら?
カーリースの契約は、1ヵ月単位の短期リースと、1年単位の長期リースがあります。ただし、短期リースは中古車リースとなり、長期リースでは新車もリースが可能です。
では、実際にカーリースで車を借りた場合、1ヵ月あたりにかかる金額はいくらになるのでしょうか。レンタカーで借りた場合よりお得になるのか、人気車のホンダ「N BOX」を借りた場合を想定して費用感を見ていきましょう。
〈短期カーリース(1ヵ月)の料金目安〉
会社名 | 月額料金 | 備考 |
---|---|---|
I社 | 39,800円 | Honda SENSING(付) |
J社 | 39,600円 |
〈長期カーリース(1年)の料金目安〉
会社名 | 支払期間 | 1ヵ月あたりの料金 | 備考 |
---|---|---|---|
K社 | 1年 | 86,074円 | Lタイプ(カーナビあり) |
短期カーリースの費用はレンタカー利用時よりかなり安い設定となっています。また、1年単位の長期で借りた場合でも金額は安くなり、しかもこちらは新車に乗ることができます。
自分がファーストオーナーになってこの費用と考えると、カーリースのお得さがよくわかるのではないでしょうか。

ファイナンシャルプランナー・伊藤真二
保険料や駐車場代など、レンタカーではかからなくて、カーリースではかかるものもあります。単純にサービス提供会社に払う月額料金だけでなく、予算とサービス内容を比較して総合的に判断し、自分に合ったものを選びましょう。
長期利用ならマンスリーレンタカーとカーリースどちらがおすすめ?
マンスリーレンタカーとカーリース、車を長期にわたって利用する際、自分に合った利用法はどちらになるのでしょうか。
レンタカーは1日あたりの費用が10,000円前後、1ヵ月なら借り方によって10~30万円近い費用がかかります。一方カーリースは、車種やプランにもよりますが、数年単位の長期利用であれば月々10,000円台から利用が可能です。
ただし、カーリースは基本的に半年~1年以上など長期で車が必要な方向けのサービスです。車が必要になる期間と、月あたりにかかる費用を確認しながら自分に合ったサービスを利用しましょう。

ファイナンシャルプランナー・伊藤真二
マンスリーレンタカーとカーリースで迷う場合は、何を重視するかを明確にしましょう。短期間だけ車が必要である場合はレンタカーを選ぶ、好みの車に乗りたい場合はカーリースを選ぶというように、優先する条件を決めることでどちらを利用するか選びやすくなります。
マンスリーレンタカーがおすすめの方
・利用期間が1ヵ月程度の方
・車種に強いこだわりはない方
・すぐに車が必要な方
1ヵ月程度の長期レンタルがしたい場合は、レンタカーのほうが金額的に無駄が出ません。事前にかかる費用を計算して、日額レンタカーとも比較してみましょう。
また、レンタカーの場合は、レンタカー会社が所持している車の中から借りる車を選ぶので、車に強いこだわりがない方にも向いています。「きれいに使われている車なら何でもいい」「車種へのこだわりより、今日明日のうちにすぐ車が必要」といった場合もレンタカーがおすすめです。
車の在庫があればその場で借りることも可能なので、レンタルまでのスピード感だけでいえばレンタカーに軍配が上がります。
カーリースがおすすめの方
・1ヵ月以上利用する方
・自分の好きな車を選びたい方
・借りている車だと知られたくない方
1ヵ月以上車を借りる必要がある方にはカーリースがおすすめです。レンタカーと比べて割安になるので、お得に車を利用できるでしょう。特に一年中ずっと車が必要になるケースでも、購入するより安価に手元に置いておけます。
また、せっかく車を手元に置くのなら、自分の好きな車を選びたいと考える方にもカーリースが向いています。カーリースは新車から選べるので、車種やメーカーの選べる幅が非常に広い点も特長です。中古車であっても、レンタカー会社より抱えている在庫が豊富なので、幅広い選択肢からお気に入りを選べるでしょう。
さらに、借りている車だと周りに知られたくない方にもカーリースをおすすめします。カーリースの場合は、ナンバープレートに「わ」や「れ」がつかないので、一見しただけでは借りている車だとわかる要素がありません。また、プランによっては、最終的に自分の車にすることもできます。
カーリースが利用できるか事前の「お試し審査」で確認してみる
※審査に通っても契約にはなりません
1年以上の利用や延長の可能性がある方にお得なカーリース
マンスリーレンタカーなど長期レンタルを考えている方の中で、途中で期間が数ヵ月以上延びる可能性がある場合や、元々1年以上にわたって車を借りる必要がある場合は、維持費も含まれた料金設定となっているカーリースのほうがレンタカーよりメリットも大きいといえるでしょう。
5年間で15万人が申し込んだ人気のカーリースサービス「おトクにマイカー 定額カルモくん」なら、利用料金は業界最安水準*の月額10,000円台から。しかも新車に乗ることができる点もレンタカーにはない魅力です。
*文末の制作日における調査結果に基づく。調査概要はコンテンツポリシー参照
長期利用でも安心のメンテナンスプランやサポート体制
長期にわたり車を利用していくと、思わぬタイミングで修理やメンテナンスの出費が生じかねません。定額カルモくんのメンテナンスプランには、税金などの維持費に加え車検整備費用や修理費用も含まれており、しかもそれらの費用は毎月の定額料金にコミコミにすることができます。
また、不明点があれば、車の知識が豊富なマイカーコンシェルジュに無料で相談できるなど、サポート体制も安心です。
このようなサービスの充実度が評価され、定額カルモくんは専門家と利用者が選ぶカーリースとして3冠を獲得*しています。
長期契約になればなるほど、困り事が出てくる機会も増えがちです。そのようなときにすぐに相談できる環境があることは、充実したカーライフを送る一助となるでしょう。
* 調査方法:インターネット調査■調査期間:2022年12月15日(木)~12月19日(月)■調査概要:「カーリース」10サイトを対象にしたサイト比較イメージ調査■調査対象:男女、18-69 歳、全国、*¹ファイナンシャルプランナー107s、*²カーリース利用経験者 231s、*³カーディーラー勤務者100s■調査実施:株式会社ドゥ・ハウス■比較対象企業:「カーリース」でのGoogle検索 検索上位10社(2022年12月13日15時時点) ※個人向けカーリースのみ ※記事、広告、まとめサイトを除く
期間や希望に合わせてマンスリーレンタカーかカーリースかを決めよう
マンスリーレンタカーを借りるかカーリースを契約するかは、実際に車を必要とする期間や乗りたい車へのこだわりによって異なります。どちらのサービスが良い、悪いではありません。借りる際にかかる費用、車の種類、万が一の補償など、自分の状況に合わせたサービスを選ぶことが大切です。
カーリースの定額カルモくんなら、オンラインで申し込める「お試し審査」が用意されているので、どちらのサービスが自分に合うのかの検討材料として、審査を利用してどのような車に乗ることができるかを事前にチェックしておくといいでしょう。
申込み最短5分&通常翌営業日に結果がわかるお試し審査はこちら
※この記事は2023年3月1日時点の情報で制作しています
よくある質問
- Q1マンスリーレンタカーは長期利用でお得になる?
A:マンスリーレンタカーを1ヵ月利用すれば、5人乗り乗用車(1,500cc前後)で10~14万円程度ですが、日額レンタカーだと倍以上の料金を支払うことになるので、レンタカーを長期間借りる際にはマンスリーレンタカーがいいでしょう。料金例はこちらに掲載しています。
- Q2レンタカーを長期で利用することはできる?
A:長期間のレンタルも可能です。ただし1ヵ月単位など長期のパック料金になっているものを選ぶことがポイントです。普通料金のままで長期レンタルをすると、レンタカー会社によっては数十万円など高額な料金になってしまいます。
- Q3マンスリーレンタカーよりコストを抑えて長期間車に乗る方法はある?
A:1ヵ月以上車を借りる必要があるのなら、レンタカーを借りるよりカーリースがおすすめです。リース会社によって扱う車や料金プランに差が出るので、自分の希望に合った会社を選びましょう。定額カルモくんなら料金は月額10,000円台から用意されており、しかも新車に乗ることができます。
ファイナンシャルプランナーの伊藤です。レンタカーは数時間~1日単位で利用するサービスだというイメージがあるかもしれませんが、長期的に利用することも可能です。その具体的な方法や利用する際のポイントを一緒に見ていきましょう。