2年だけ車を使いたいときに最適!中古車リースのしくみや費用、購入との違いを解説

更新日:2024.12.10
中古車リースの2年利用

病院への送迎や単身赴任など、思いがけず数年だけ車が必要になることがあります。2年間など、購入するには短すぎると感じる期間の場合、希望年数で契約できるカーリースがおすすめです。

カーリースは初期費用がかからず、月々定額で自由に車に乗れる上、中古車リースなら納車も早く、総額も新車より抑えられます
2年利用で検討したい中古車リースのしくみや費用についてご紹介します。

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2年の利用に中古車リースがおすすめの理由とは? 

2年の利用に中古車リースがおすすめの理由とは?

カーリースとは、月々定額の料金でマイカーのように利用できる車のサブスクリプションサービスです。車が必要になったけれど、長く所有する予定はないという方にもおすすめです。
中でも中古車リースは、次のような理由から、2年だけなど限られた期間のみ車が必要といった場合に適しています。

必要な期間を選べる

中古車リースは、新車のカーリースに比べて短期で利用しやすいのが特徴です。短いものでは1日単位や月単位、また1年、2年と年単位で利用できるものもあります。

2年だけなどあらかじめ必要な期間がわかっている場合、計画的に利用できるのがメリットといえるでしょう。

初期費用がかからず、費用も抑えやすい

新車・中古車を問わず、車の購入時には初期費用が必要です。しかしカーリースは、各種税金をはじめとした諸費用が月額料金に含まれているので、申込時にまとまった費用を払う必要がありません。
車は必要だけれど、2年だけのために大きな出費をしたくないというときにも最適です。

リース会社のサポートが受けられる

中古車は新車に比べて故障のリスクが高い傾向があります。しかし中古車リースであれば、しっかりとメンテナンスされた車が貸し出されるので安心です。また、契約期間中は指定の大手事業者でプロのメンテナンスを受けられるリース会社が多く、車に詳しくない方でも安心して中古車を利用できるでしょう。

困ったときの窓口として、電話やLINEなどで相談を受け付けているリース会社もあり、購入するよりも手厚いサポートのもとでカーライフを送れます。

売却などの手続きが必要ない

購入した車を手放すときは、売却するか廃車にするかを決めなくてはいけません。また、複数の店舗で見積りを取るなど手間や時間もかかります。

一方、中古車リースは、契約期間満了後は車をリース会社に返却するだけ。複雑な手続きは必要ありません。

中古車リースはどのようなサービス?  

中古車リースはどのようなサービス?

中古車リースは車に自由に乗れるという点は中古車購入と同じですが、利用のしくみは異なります。2年間の利用に適した方法を探すにあたって、中古車リースのしくみを正しく理解しておきましょう。

中古車リースのしくみ

中古車リースは、リース会社が所有している中古車の中から利用したい車を選んで契約し、月額料金を支払って一定期間の使用権を得る方法です。契約期間中は自身が用意した駐車場で車を管理するので、好きなタイミングで車を利用できます。

月額料金には、返却時の車の価値(残価)を除いた車両代金と、契約期間中に必要な税金や各種手数料が含まれているため、利用当初に必要な登録諸費用や期間中の自動車税(種別割)などを別途支払う必要がありません

契約期間が過ぎた後は車を返却するだけで、必要な手続きはリース会社が行ってくれます。

中古車リースの料金体系

中古車リースの月額料金には、一般的に次のような費用が含まれています。

・車両本体価格
・自動車税(種別割)(期間分)
・自動車重量税(期間分)
・環境性能割
・自賠責保険料(期間分)
・整備費用
・登録費用
・車庫証明手続代行費用
・仲介手数料
・保証料
・納車陸送費
など

さまざまな費用が含まれていることから高そうに思えますが、中古車は車両本体価格が新車よりも安い上、契約年数に応じた残価も差し引かれるため、新車リースや中古車購入よりも総額を抑えられます

なお、月額料金に含まれる項目はリース会社によって異なります。契約の際には忘れずに確認しましょう。


2年の利用に新車リースより中古車リースが適しているのはなぜ? 

2年の利用に新車リースより中古車リースが適しているのはなぜ?

新車リースと中古車リースは、利用できる車が新車か中古車かの違いだけで、しくみ自体は同じになります。
とはいえ、中古車リースには新車リースにないメリットがあります
2年だけなど利用期間が決まっている場合は、次のような理由から、中古車リースのほうが適しているといえるでしょう。

中古車リースは新車リースより納車が早い

中古車リースのメリットのひとつが、納車までの期間が短いことです。
新車の場合は契約後にメーカーへ発注するため、手続きから納車まで1~3ヵ月ほどかかることも少なくありません。
対して、中古車リースはすでにある在庫の中から選ぶので、手続きと車の準備が整えばすぐに利用を開始できます。早めに車が必要という方も安心です。

中古車リースは新車リースより総額が安い

前述のとおり、中古車を利用することで新車リースよりも総額が安くなります。
中古車リースはメンテナンスされた車が貸し出されることから、2年間であれば中古車でも故障のリスクは低いといえるでしょう。また、高年式車両など新車に近いものであれば、メーカー保証がついているものもあります。
新車と大きく変わらない状態の車を安く利用できるのは、中古車リースならではのメリットといえます。

中古車を購入するのとは何がどれくらい違う? 

中古車を購入するのとは何がどれくらい違う?

2年だけ車を利用したい場合、同じ中古車でも、購入するという方法があります。ただ、手続きや費用、2年後の車の扱い方など、さまざまな面で中古車リースと違いがあるので、総合的に判断して検討することが大切です。
それぞれを詳しくみてみましょう。

乗り始めの手続き

車を利用するための手続きには、中古車購入と中古車リースで大きな違いがあります。

●中古車購入
中古車購入のおもな流れは次のとおりです。

1.購入する中古車の条件を考え、販売店やインターネットで探す
2.見積りを取る
3.車が決まったら、支払い方法を検討する
4.カーローンを利用する場合は審査に申し込む
5.契約のための必要書類を用意する
6.契約、納車

契約時には、名義変更や車庫証明の申請が必要となるため、車検証、車庫証明書などさまざまな書類を用意しなければなりません。手続きは販売店に代行してもらうのが一般的ですが、代行手数料がかかります。

●中古車リース
中古車リースのおもな流れは次のとおりです。

1.中古車リースのサイト上で、シミュレーションしながら条件に合った車を探す
2.サービスを利用できるか事前審査を受ける
3.審査通過後に契約、納車

中古車リースの場合、事前審査には免許証や住民票が必要になりますが、中古車の購入と比較すると、用意する書類は少なくて済みます。
また、ほぼすべての手続きをインターネット上で行えるケースが多く、店舗に出向く手間も時間も短縮できます。

2年間で必要な費用

中古車購入と中古車リースでは、乗り始めや維持する上で必要な費用や、支払うタイミングにも違いがあります。

●中古車購入
・車両本体価格(一括の場合は全額、カーローン利用の場合は分割で返済)
・カーローン利用の場合は頭金
・法定費用(2年分の自動車税(種別割)、自動車重量税、自賠責保険料など)
・登録諸費用
・代行費用(車両登録、車庫証明など)
・メンテナンス費用
・燃料や駐車場などの費用
・2年経過後の廃車手数料あるいは買取手続き費用

なお、購入時の車の状態によっては車検費用も必要になります。

●中古車のリース
・2年分の月額料金
・メンテナンス費用(プラン加入時は定額)
・燃料や駐車場などの費用

中古車リースの場合、月額料金の中に車両本体価格や税金、手数料などが含まれていることで、定額料金以外の負担を抑えられます。

2年後の車の扱い方

2年後に車を手放す際も、中古車購入と中古車リースでは次のような違いがあります。

●中古車購入
購入した車が不要になった場合、買取専門業者や中古車販売店に買い取ってもらうのが一般的です。買取価格は、メーカー、車種、年式、走行距離といった査定項目を元に決められます。
買取業者が提示した額に納得できれば成約となり、必要な書類を用意して車を引き渡します。後日、買取業者からの入金を確認すれば終了です。

少しでも高値で売りたい場合は、数店舗で見積りを取って比較する必要があるでしょう。

●中古車リース
契約満了を迎えたら、車をリース会社へ返却するだけで完了です。必要な手続きはリース会社が行ってくれます。

継続して同じ車に乗りたいときは再リースしたり、返却後に新しい車で改めて契約したりもできるので、契約満了時期が近づいてきたら、次にどうするかを考えておくといいでしょう。

中古車リースを2年で利用する際の注意点 

中古車リースを2年で利用する際の注意点

2年だけ利用したいときに便利な中古車リースですが、いくつか注意点もあります。契約前に確認しておきましょう。

月額料金の内訳はリース会社によって異なる

月額料金にどのような費用が含まれるかは、リース会社によって異なります。
月額料金が安い中古車リースの中には、月額料金に含まれる項目が少ないところもあります。その場合、含まれない項目は実費で支払うことになるので、結果的に負担が増えてしまうことも。
また、中には頭金やボーナス払いを併用することで月額料金を安くしているリース会社もあります。

月額料金の安さだけでなく、月額料金以外に必要な費用もしっかり確認して、総額で検討するようにしましょう。

選べる車種が限られる

中古車リースはリース会社が所有する中古車の中から利用する車を選ぶため、取扱台数が少ないリース会社の場合、希望の車種がない可能性があります。
2年だけなど利用期間が限られるケースでは、目的から必要な車種やボディタイプが決まっていることも多いでしょう。自身が利用したい車の取扱いがあるか、リース会社のサイト上で事前に確認しておきましょう。

保証やサポートの充実度もリース会社による

中古車は新車に比べて故障などのリスクが高いため、たとえ2年だけの利用であっても、もしものときの保証やサポートを事前にしっかり確認しておくことは大切です。
リース会社を検討するときは、メンテナンス費用のうち自己負担になる割合はどのくらいか、契約期間中の故障や車のトラブルに対する補償はあるか、もしものときにすぐに相談できる窓口はあるか、といったあたりをチェックしましょう。
特にメンテナンス費用は高額な出費になる可能性もあるため、定額にできるプランがあると安心です。

契約期間はリース会社ごとに決められている

中古車リースの契約可能期間は、リース会社ごとに異なります。そのため、2年間の利用が可能かも事前に確認しておきましょう。
なお、希望するリース会社の期間設定に2年がないときでも、2年より短い期間で契約して、契約満了時に再リースをすることで2年間利用できる場合があります。また、2年後にもう少し車が必要になりそうと想定されるなら、3年から契約できる中古車リースを検討してみるのもいいでしょう。

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よくある質問

Q12年だけ車に乗るならどんな方法がおすすめ?

A:2年間車を利用する方法には、車の購入とカーリースがあります。2年など限られた期間だけ必要な場合は、手続きの手間が省けるカーリースのほうが向いているでしょう。特に中古車リースは、新車リースより総額が安く済むのでおすすめです。

Q2購入するより中古車リースがおすすめの理由は?

A:中古車リースは、頭金などの初期費用が不要な上、車両価格の安い中古車を期間を決めて利用することで購入するより費用を抑えられます。また、契約満了後は車をリース会社に返却するだけなので、売却などの手間もかかりません。

Q3中古車リースを2年利用するときに注意することは?

A:希望するリース会社で2年の契約が可能か、希望する車種を取り扱っているか、故障などの際に保証が受けられるかといったことは忘れず確認しておきましょう。また、頭金やボーナス払いの有無、月額料金に含まれる費用もチェックして、総額で検討することも大切です。

この記事の執筆者・監修者


伊藤 真二
監修者、編集者、ライター

伊藤 真二

ファイナンシャルプランナー。介護福祉士資格を所有していることから、老後の暮らしや節約・資産運用など、安心できる未来、無駄のない今を生きるためのご提案を多く行う。 また、ニュースメディア、採用メディア、自動車メディアなどのライター・編集者の経験から記事執筆・監修も広く行っている。

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