車検込みの中古車リースはある?車検費用の内訳や中古車リースの選び方を解説

更新日:2024.12.10
車検込みの中古車リースはある?

中古車リースは購入と違って、毎月決まった月額料金を支払うことでマイカーのように車に乗れるサービスです。中古車リースの月額料金には初期費用や税金、自賠責保険などが含まれていますが、車検込みのプランやサービスを用意している中古車リースも多くあります。

そこで、車検にはどのような項目がありどのくらいの金額がかかるのか、また購入時と中古車リースの車検費用の違いをシミュレーションで比較しながら、車検込みのカーリースがお得なのかを見ていきましょう。併せて、車検込みの中古車リースを選ぶ際のポイントについても詳しく解説します。


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中古車リースでも車検は必要?どうやって受ける?

中古車リースにも当然、車検は必要

「車検」は公道を走るすべての車に義務付けられており、中古車リースであっても車の購入時と同様に車検を受けなければいけません。車検がなぜ必要か、また中古車リースの車検の受け方について説明します。

車検とは?

車検は「自動車検査登録制度」の略称で、国の定める安全基準を満たしているかを検査する制度です。新車登録から3年後、以降は2年に1回受ける必要があります。

車は使用するうちに、タイヤやエンジン、その他の各所に負担がかかり劣化が進みます。また、エンジンに不調があれば、排気ガスによる公害が発生するおそれもあります。車の故障による事故や環境汚染を防ぎ、安全に車を利用するため、定期的に車の状態をチェックすることが義務付けられているのです。

なお、車検の有効期限が切れている車や、車検を取得していない車は公道を走ることができません。

中古車リースはいつ、どこで車検を受ける?

中古車リースで貸し出される車は一般的に車検付きですが、利用開始時に2年分の車検をつけるケースもあれば、すでに車検がついているケースもあります。
後者の場合、残りの期間によっては利用を開始してすぐに車検を受けなければならないこともあるため、車検の有効期限を確認しておくことが大切です。手間や費用の負担を抑えたいなら、2年の車検がついてくる中古車リースを選びましょう。

なお、中古車リースで車検を受ける際は、契約者が車検業者に車を持ち込むのが一般的です。ただし、リース会社が車検先を指定しているケースが多いので、自宅周辺に指定工場があるか契約前に調べておくことをおすすめします。


中古車リースは車検込みの料金?

中古車リースの車検費用にはどのようなものがある?

中古車リースでは、車検込みの月額料金を設定しているところも多いです。しかし、車検費用のうちどのような項目が含まれるかは、リース会社によって異なります。そこで、車検費用の内訳を基に、中古車リースの車検費用について詳しく見ていきましょう。

車検費用の内訳

車検費用の内訳

一般的に、車検費用は法定費用と車検基本料の2つに分けられ、必要に応じて部品交換代などがかかります。

法定費用

自動車重量税や自賠責保険料、印紙代など、車検時に支払うことが法律で定められている費用です。金額は車種や車の重さによって異なります。なお、中古車リースではほとんどの場合、法定費用は月額料金に含まれています

・自動車重量税
自動車の重量にかかってくる税金です。課税は1年ごとですが、支払いは車検ごとに次回の車検分までをまとめて納付します。普通車は車の重さが500kg変わるごとに税額も増えるのに対し、軽自動車は一律です。
なお、新車の登録から13年、もしくは18年が経過すると税額が上がります。例えば、エコカー減税を受けていない中古車の場合、軽自動車は2年分13,200円、1.5t以上2.0t以下の普通自動車で32,800円になります。

・自賠責保険料
別名「強制保険」とも呼ばれる保険で、車を所有するすべての方に加入が義務付けられています。万が一、交通事故などで加害者になってしまった場合に、被害に遭った方の治療費など経済的負担を補填します。「自動車損害賠償保障法」に基づき、自賠責保険に加入していない車は運転できません。
自賠責保険料は、普通自動車の24ヵ月契約で20,010円、軽自動車で19,730円となります

・印紙代(手数料)
車検の検査費用や車検証の手数料を支払うために必要な印紙の代金です。車種や車検の種類、また、指定工場と認証工場のどちらで車検を受けるかによって印紙代は異なります。普通自動車は指定工場で車検を受けた場合は1,600円かかります。

車検基本料

車検では車両点検、整備、車検証を更新するための手続きなどが必要で、これらにかかる費用をまとめて「車検基本料」としています。
車検基本料はどこで車検を受けるかによって金額が変わります。

【車検基本料の相場】
・ディーラー:35,000〜100,000円程度
・整備工場:20,000~65,000円程度
・カー用品販売店:10,000~45,000円程度
・ガソリンスタンド:15,000~35,000円程度
(2020年7月、定額カルモくん調べ)

ディーラーや整備工場の車検は、車の安全と寿命を考えて念入りな手入れや整備をすることが多く、費用が高くなる傾向があります。一方、カー用品店やガソリンスタンドの車検は法律で定められた最低限の点検となるケースが多いことで、費用を抑えやすくなっています。

部品交換代金

劣化が進んで交換が必要となった消耗品を交換するための費用です。エンジンオイルやオイルフィルター、ブレーキパッド、ワイパーゴムなどの消耗品が該当します。

オイルフィルターは1,000~2,500円程度、エンジンオイルはオイルの種類によって異なりますが、3,000~10,000円が目安となります。ただし、車の排気量や車検を受ける場所によって金額が異なるため、事前に見積もりを取っておくと安心です。

月額料金に含まれない車検費用もある

車検費用込みの中古車リースでも、すべての費用が月額料金に含まれるとは限りません。月額料金に含まれる車検費用と、含まれない車検費用について、「おトクにマイカー 定額カルモくん 中古車」を例に見てみましょう。

●月額料金に含まれる車検費用
・自動車重量税(契約期間分)
・自賠責保険料(契約期間分)
・印紙代

●月額料金に含まれない車検費用
・車検基本料
・部品交換代金

一般的な中古車リースでは、法定費用である自動車重量税や自賠責保険料、印紙代は月額料金に含まれています。一方、車検基本料は車検を受ける場所によって金額が異なることから月額料金に含まれないことが多く、車検時に支払う必要があります。
ただし、車検基本料も定額にできるメンテナンスプランが用意されている中古車リースなら、車検時の負担を抑えることが可能です。

メンテナンスプランなら車検基本料も込みにできる

メンテナンスプランなら車検基本料も込みにできる

前述したように、車検基本料は月額料金に含まれないのが一般的ですが、中古車リースの中には、オプションで車検基本料を込みにできる会社も多くあります。例えば、定額カルモくん 中古車では、メンテナンスプランを利用することで車検基本料も月額料金と併せて定額化できます。

メンテナンスプランとは?

定額カルモくん 中古車には、車検点検料、車のメンテナンス、法定12ヵ月点検料などを月額定額にできる「メンテナンスプラン」があります。月額2,750円からと負担も少なく、車検の度にまとまった費用を用意する必要がないので、家計管理がしやすくなります

ほかのリース会社でも車検基本料に対応したプランを用意していますが、含まれる内容や費用は異なります。予算に応じて比較検討してみましょう。

メンテナンスプランでできること

定額カルモくん 中古車のメンテナンスプランには、車検点検料、法定12ヵ月点検、エンジンオイルおよびオイルフィルター交換費用が含まれています。

さらに、プランによっては、タイヤ交換工賃、エアコンフィルター交換、ブレーキオイル交換、ブレーキパッド交換、バッテリー交換工賃など、必要なメンテナンス費用をコミコミにすることも可能です。プランを上手に使えば、車検時の出費をかなり抑えられるでしょう。

中古車リースと中古車購入で費用負担はどれくらい違う?車検費用を比較

定額カルモくん 中古車を例に、中古車リースと中古車を購入した場合の車検費用を比較してみましょう。定額カルモくん 中古車では、2016年初年度登録・走行距離3.2万kmのトヨタ「パッソ」グレードXを、中古車購入では2017年度初年度登録・走行距離2.7万kmのトヨタ「パッソ」モーダGパッケージを例にシミュレーションしてみます。


トヨタ「パッソ」を例に車検時の費用を比較

車検費用 中古車購入 中古車リース(定額カルモくん 中古車)
メンテナンスプランなし メンテナンスプランあり
月額料金/ローンの返済額 20,936円/総額1,507,416円(6年) 20,000円

(6年契約)

23,300円

(6年契約)

法定費用 自動車重量税 16,400円 月額料金に込み 月額料金に込み
自賠責保険料 20,010円
印紙代 約1,600円
車検基本料 約16,000円 約16,000円
法定点検費用 約15,000円 約15,000円
部品交換費用 約10,000円 約10,000円
車検時の支払総額 約79,010円 約41,000円
6年間の総支払額

(車検2回)

約1,665,436円 約1,542,020円 約1,677,600円

※JAバンクマイカーローン返済シミュレーションにて借入期間6年、ボーナス払いなし
※借入額は車両本体価格と登録諸費用を足した金額にローン金利5%で計算

部品交換費用はオイル交換工賃とオイルフィルター代金を想定した概算になります。

中古車を購入した場合

トヨタ「パッソ」の中古車をローンで購入した場合、月々の返済額とは別に車検費用が2年おきに発生します。部品交換費用は最低限に見積もっていますが、車検がある月の車関連の出費はローン返済額と合わせて10万円近い金額になります。このほかに燃料代や駐車場代もかかることを考えると大きな負担といえるでしょう。

すでに3年落ちの車を6年ローンで購入しているので、車検費用はローン返済期間中、2年に1回、最低2回は支払う必要があります。また、年数を経て走行距離が増していくにつれて故障や交換部品も多くなり、車検時の部品交換費用が膨らんでいくことも考えられます

中古車リース メンテナンスプランなしの場合

定額カルモくん 中古車に限らず、大半の中古車リースでは月額料金に契約期間分の法定費用が含まれています。そのため、車検時はメンテナンスプランに入っていない場合でも、トヨタ「パッソ」など重量1t以下の車では自動車重量税と2年分の自賠責保険料と印紙代を合わせて約38,010円の金額をカバーできます
また、メンテナンスプランなしの月額料金は、選ぶ車によっては中古車購入時の毎月の返済額よりも費用を抑えられる場合があります。つまり、毎月の支払いも抑えつつ、車検時の負担も軽くすることが可能になります。

中古車リース メンテナンスプランありの場合

定額カルモくん 中古車のメンテナンスプランを契約した場合、月額料金だけを見ると一番高い金額となっていますが、契約期間分の法定点検費用や車検時の車検点検料が含まれているため、車検時にまとまった金額を支払う必要がありません。また、車検時の部品交換で多いエンジンオイル交換やオイルフィルター交換費用もメンテナンスプランに含まれているため、車検時の費用負担も軽くなります。車に関わるほとんどの出費を月額料金にまとめることができるため、家計管理がぐっと楽になるでしょう。




車検費用込みの中古車リースを選ぶポイント

車検費用込みの中古車リースを選ぶポイント

中古車リースの中には、月々の支払額の安さをうたっているサービスもありますが、選ぶ際は注意点もあります。どのような点に気を付ければいいか、中古車リースを選ぶ際のポイントについて詳しく解説します。

月額料金に何が含まれるか

まずは、月額料金でどこまでカバーされているかを確認しましょう。車検込みで車検時の負担を抑えるのであれば、法定費用である自動車重量税、自賠責保険料、印紙代が含まれていることが重要です。

なお、メンテナンスプランに相当する項目が基本プランに含まれている中古車リースもありますが、その場合は使用時の注意事項や利用できる工場などに縛りがないかなど、細かい部分まで確認しておくようにしましょう。

メンテナンスプランでどこまでカバーしているか

車を長く快適に乗るためにはメンテナンスが欠かせません。車の部品は消耗品が多く、日常的に運転することで劣化したり、消耗したりしていきます。特に中古車の場合、年数が経った車や走行距離の長い車は、故障のリスクも高く、車の寿命を延ばすためには定期的なメンテナンスが重要となります。

そのため、メンテナンスプランでカバーできる項目が少ない場合は、自己負担で行うメンテナンスで都度費用がかかる上、車検時の費用負担も大きくなります。まとまった出費を抑え、家計のやりくりを楽にしたい場合は、広い範囲を車検込みにできるプランを選ぶのがおすすめです。




定額カルモくん 中古車なら車検込みでも月額20,000円以下から中古車に乗れる!

カルモ中古車

定額カルモくん 中古車は、車検の法定費用がすべてコミコミで月額15,000円程度から利用できる中古車リースです。初期費用やボーナス払いもないため、最初から最後までずっと同じ月額料金で車に乗ることができます。ほかにも次のようなメリットがあります。

全車に車検2年*¹と故障保証1年*²付き

定額カルモくん 中古車では、全車が2年の車検*¹込みとなっています。つまり、2年間は車検を受ける手間がありません。さらに最初の1年は、修理費の上限なしの故障保証付きで、もしものときも安心です。突然の故障で困ったときも、365日24時間体制で故障受付に対応しているので、車にあまり詳しくないという方でも安心して利用することができます。

サイト掲載車両に限る
*² 一部、保証がつかない車両もございます

大手業者を含む30,000店舗以上から車検先を選べる

定額カルモくん 中古車のメンテナンスプランなら、大手業者を含めた30,000店舗以上の指定業者でメンテナンスや車検を受けられます。ガソリンスタンドやカー用品店からディーラー、車検専門店まで広く対応しているため、車に不具合があったときでも最寄りの店舗ですぐにメンテナンスを受けることができます。

最短3週間*³で納車!車検前の乗換えもスムーズ

今乗っている車の車検のタイミングで中古車リースへの乗り換えを検討している場合、車検の有効期限が切れる前に次の車を用意しなければなりません。
中古車リースは契約から納車までに2~3週間程度かかるケースが多いですが、定額カルモくん 中古車には、契約から最短3週間*³で納車できる「マッハ納車」があります。そのため、車検が切れるぎりぎりのタイミングでもスムーズな乗換えが可能です。
なお、用意される車は高年式で低走行距離と状態の良い車なので、安心して利用できます。


マッハ納車を詳しくみる


*³ 対象地域により納車までの日数が異なる可能性があります


定額カルモくん 中古車で車検を受ける手順

定額カルモくん 中古車で車検を受ける手順は3ステップでとても簡単です。以下、ステップを追って見ていきましょう。

Step1. 指定大手事業者から業者を選んで予約する

定額カルモくん 中古車が指定している30,000店舗以上の業者の中から、車検を受けたいところを選んで予約します。
業者は全国にあるので、出張や引越しなどで業者を変える必要があるときもスムーズに対応できるでしょう。

Step2. 車検のレシートをスマートフォンで撮影して、定額カルモくん 中古車に送信

車検を受けた後は、内訳の記載されているレシートの写真を撮って定額カルモくん 中古車に送信してください。

Step3. 指定口座にキャッシュバックされる

費用請求は毎週日曜日が締めとなっており、内容に問題がなければ4営業日に以内に振り込まれます。
クレジットカード払いにすれば引き落とし前に入金されるので実質的な自己負担もなくなります。

車検込みの中古車リースは月額料金に含まれる内容を比較

中古車リースには、月額料金に車検費用まで込みになったサービスやプランがあります。車検の度にまとまった費用を用意する必要がなく、また、車にかかる費用が定額になるため、家計管理がしやすくなります。
ただし、車検費用に何が含まれているかはリース会社によって異なるため、契約前に比較をしておきましょう。

定額カルモくん 中古車なら、車検込みでも月々20,000円以下から利用でき、中古車購入よりも軽い負担で車に乗ることができます。車検が2年ついてくるので、車検のためにまとまった費用を用意する手間もなくなり、経済的負担も軽くなるでしょう。

さらに、メンテナンスプランを利用すれば、車検時の法定費用だけでなく、車検基本料やメンテナンス費用もカバーでき、より少ない負担で安全な状態を維持しやすくなります。

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※この記事は2022年5月時点の情報で制作しています

よくある質問

Q1中古車リースの月額料金に車検費用は含まれている?

A:月額料金に車検費用を組み込んでいるリース会社もあれば、別途プランを用意しているリース会社もあります。一般的には、車検時にかかる自賠責保険料と自動車重量税は月額料金に込みにしているリース会社がほとんどです。

Q2中古車リースの車検費用の内訳は?

A:車検費用は、法定費用と車検基本料の2つに分けられ、必要に応じて部品交換代などがかかります。法定費用はどこで車検を受けても金額は変わりませんが、車検基本料はディーラーや車検業者など依頼先によって検査項目が異なるため、費用にも差が出ます。

この記事の執筆者・監修者


伊藤 真二
監修者、編集者、ライター

伊藤 真二

ファイナンシャルプランナー。介護福祉士資格を所有していることから、老後の暮らしや節約・資産運用など、安心できる未来、無駄のない今を生きるためのご提案を多く行う。 また、ニュースメディア、採用メディア、自動車メディアなどのライター・編集者の経験から記事執筆・監修も広く行っている。

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